カウンセラーのコラム

山梨県甲府市でカウンセリングルームを開業している心理カウンセラーの雑文です。

甲府での生活

2007年09月28日 | 日記 ・ 雑文
先週から三鷹と甲府を往復する生活が始まった。一家全員で移動しなければならない苦労はあるが、甲府のほうの新居での生活に関してのみ言うなら、「思っていたほどの不自由さは感じない」というのが正直な感想だ。もっとも、妻や息子がどう感じているかは、別問題であるが。

ただ、「これはちょっと困るなあ」と感じている問題の一つに、“テレビのチャンネル数の少なさ”がある。1CH(NHK総合)、3CH(NHK教育)、5CH(YBS)の3チャンネルしか映らないのだ。これでは田舎町の温泉旅館よりヒドイではないか!?
山梨県にはYBS(山梨放送)の他にもう一局、UTY(テレビ山梨)というローカルテレビ局があるが、こちらはUHF帯の電波を使用しているので専用のアンテナを購入しないと見ることができない。だが、「アンテナを買うくらいだったら、いっそのことケーブルテレビ局に加入した方がいいかも?」という考えが頭にあるので、とりあえずは現状維持のままである。

しかしテレビを見ない分、我が家の夜は“ゆっくりとした時間が過ぎてゆく”ように感じられるのも事実だ。あらためて振り返ってみると、パソコンやテレビ(BSもCSも見られる)からの膨大な量の情報に身をさらしていた都会の生活は、じつに“慌ただしい”ものだったと気づかされた。
メディアからの情報を常に受け続けていると、何かしら“落ち着かない”ような感じが心のどこかで生じていたように思う。無論、メディアを利用“する”か“しない”かは、こちら側で決定できるに違いないが、例えばパソコンが家にあることによって「そろそろメールチェックしようかな~」という気持ちが自動的に生じてしまうのも事実だ。
それらの情報から一時的に解放された私のナマ身は、どこか“ほっとしている”ような気がする。

……と書いている現在の私の脳裏には、「三鷹に帰ったら、さっそく録画しておいた○○○を観よう!」という思いも同時に浮かんでいる(笑)。
人間というのは複雑で、矛盾に満ちている存在のようだ。

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