日本カウンセリング・センター設立50周年記念シンポジウムと記念式典・祝賀会が昨日開催され、ようやくこの大仕事から解放された。厳密に言えばトラブルや混乱やうっかりがなかったわけではないが、「大失敗や大問題は発生しなかった」という意味で、ほっと胸をなでおろしているところだ。
この成功(と一応言っておく)をもたらしてくれたたくさんの協力者、スタッフ全員、講師の方々、そして全国から駆けつけてくれた参加者の皆様に心から感謝している。
正確な数ではないが、当日は180名程度の参加者があった。これには本当に驚いている。というのは、今年3月にシンポジスト(講師)の選定作業をした際に、「客寄せパンダとなり得るような、いわゆる業界の有名人には講師を依頼しない。今回のシンポジウムは自分たちだけの力で、つまり現在のセンターの身の丈で開催する!」という大方針が決定していたからだ。
この方針そのものには賛成していたが、しかし同時に「客寄せパンダはいない。友田不二男もいない。そんなシンポジウムにどれだけの人が参加してくれるだろうか?」という懸念を開催日直前まで払拭できずにいたのが、私の正直な気持ちだったのだから。
当日の私の任務は、第1部:シンポジウムの総合司会と、第2部:記念式典・祝賀会の前半部分(記念式典)の司会だ。もちろん私の本業は司会業ではないので、たどたどしい日本語で何度も噛みながら遂行したわけだから、どう贔屓目に見ても「お粗末な司会だった」と言わざるを得ないだろう。まあ、中には「なかなかいい司会だったよ」と言ってくれた人もいたが。
また、記念式典内で「設立50周年記念事業・出版報告」というかたちでスピーチも行なった。事前に書いて用意した原稿を読んだだけだが、「素晴らしいスピーチだった」という感想を述べてくれた人が一人(!?)いたので、とても満足している。
私個人に対するこれらの評価に、私は「本当にありがたいなあ」と素直に思っている。皮肉はひとつもなかった(と信じている)。カウンセリング関係者というのは、やっぱり人に対して許容的・寛容的な人が多いのだろうか? ……という気もするが。
それから同日発売した単行本『友田不二男研究』(日本カウンセリング・センター刊/3,600円[税込])も予想以上の売れ行きだった。じつはごく身近な関係者の一部には数日前にすでに手渡していたのだが、この出版物に対する感想も続々と私の耳に届いている。現在までのところ、その内容はすべて好意的・肯定的なものだ(もっとも、批判的・否定的な感想は伝えにくいだろうなあ……とは思う)。
繰り返し何度も述べているような気もするが、何しろ「ほぼ4年間を費やして完成させた本」なので、その間の苦労やいろいろな思いを言葉で表現するのは到底不可能だ。が、これらの感想を耳にすると心底から「報われた」という気になる。「この仕事に携わってきて本当によかったなあ!」と、今なら嘘偽りなくそう思える。
売れ行きもまあまあなので、本音を言えば、「この一書が、現在のカウンセリング界に一石を投じるような役割を果たしてくれるといいんだけどなあ」と考えているが、それはちょっと欲張り過ぎというものだろうか。
この成功(と一応言っておく)をもたらしてくれたたくさんの協力者、スタッフ全員、講師の方々、そして全国から駆けつけてくれた参加者の皆様に心から感謝している。
正確な数ではないが、当日は180名程度の参加者があった。これには本当に驚いている。というのは、今年3月にシンポジスト(講師)の選定作業をした際に、「客寄せパンダとなり得るような、いわゆる業界の有名人には講師を依頼しない。今回のシンポジウムは自分たちだけの力で、つまり現在のセンターの身の丈で開催する!」という大方針が決定していたからだ。
この方針そのものには賛成していたが、しかし同時に「客寄せパンダはいない。友田不二男もいない。そんなシンポジウムにどれだけの人が参加してくれるだろうか?」という懸念を開催日直前まで払拭できずにいたのが、私の正直な気持ちだったのだから。
当日の私の任務は、第1部:シンポジウムの総合司会と、第2部:記念式典・祝賀会の前半部分(記念式典)の司会だ。もちろん私の本業は司会業ではないので、たどたどしい日本語で何度も噛みながら遂行したわけだから、どう贔屓目に見ても「お粗末な司会だった」と言わざるを得ないだろう。まあ、中には「なかなかいい司会だったよ」と言ってくれた人もいたが。
また、記念式典内で「設立50周年記念事業・出版報告」というかたちでスピーチも行なった。事前に書いて用意した原稿を読んだだけだが、「素晴らしいスピーチだった」という感想を述べてくれた人が一人(!?)いたので、とても満足している。
私個人に対するこれらの評価に、私は「本当にありがたいなあ」と素直に思っている。皮肉はひとつもなかった(と信じている)。カウンセリング関係者というのは、やっぱり人に対して許容的・寛容的な人が多いのだろうか? ……という気もするが。
それから同日発売した単行本『友田不二男研究』(日本カウンセリング・センター刊/3,600円[税込])も予想以上の売れ行きだった。じつはごく身近な関係者の一部には数日前にすでに手渡していたのだが、この出版物に対する感想も続々と私の耳に届いている。現在までのところ、その内容はすべて好意的・肯定的なものだ(もっとも、批判的・否定的な感想は伝えにくいだろうなあ……とは思う)。
繰り返し何度も述べているような気もするが、何しろ「ほぼ4年間を費やして完成させた本」なので、その間の苦労やいろいろな思いを言葉で表現するのは到底不可能だ。が、これらの感想を耳にすると心底から「報われた」という気になる。「この仕事に携わってきて本当によかったなあ!」と、今なら嘘偽りなくそう思える。
売れ行きもまあまあなので、本音を言えば、「この一書が、現在のカウンセリング界に一石を投じるような役割を果たしてくれるといいんだけどなあ」と考えているが、それはちょっと欲張り過ぎというものだろうか。