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一日も早い回復をお祈りいたします

ダイアリーのDVD

2012-07-29 13:59:26 | Weblog

 

昨日の夜遅くに

天使のダイアリーのDVDを見ました。

丸亀公演の時に買っていたのに見るのが遅くなってしまって。

 

映像として見るとホントに画面いっぱいのアップもあるので

綺麗だなーってうっとりしなから見てました。

拓さんの舞台化粧は目の辺りが印象的で

元々のお顔がはっきりしてるので

宝塚のスターみたい。すごく綺麗です。

舞台で見た時に分からなかったところもDVDで

台詞とか役名とか確認できたので

ちょっとあらすじも書いてみます。(長いです、すみません)

 

舞台のだいたいのあらすじ

下流天使アーニャ(杏奈さん)は亡くなった人の魂を

天国に送るか地獄に送るかを判断する仕事を

数百年にわたって続けている。

色んな条件を考えると地獄おくりになってしまうことが多いが

心優しいアーニャは今日もある一人の娼婦の魂を

何か見落としたことがあるのではないかと悩んでいる。

キリスト教の教えで娼婦の魂を天国に送るのは無理だと

本人も分かっているのだか、なんとか救いの道は無いかと

彼女が今までに天国にいくか地獄おくりか

判断し関わってきた人々の人生が綴られた日記を見直すことにした。

それを読み直し、言葉の代わりに楽器を奏でることで会話をする

アーニャ直属の見習い天使(浅井さん、田中さん←夏公演では島津さん)と

一緒に悩みつつ考えてる時、いきなり誰かの高笑いが聞こえてくる。

昔アーニャと同僚だったというドミニオン(川久保くん)は

「とびきり優秀」と自ら名乗るような自信家で美しく冷徹な天使。

ドナ・マクレーンという娼婦のプロフィールを見て

「ははは、これは地獄おくりだな。おい運んでくれ。」

といきなり横柄な態度をとる。

(こういうとこ川久保くん上手いんですがちょっとムカツキます笑)

(イラっとくる演技も結構上手い・・なかなか見ごたえあり)

「ちょっと待ってよ、これは私の仕事よ!」と慌てて止めるアーニャに

「だって娼婦だろ、地獄に決まってる」と言うドミニオン。

とびきり優秀だから自分の仕事はもう終わってしまって

たまには他の天使の仕事も手伝ってやろうと

アーニャのところにやってきたというドミニオンは

「人間なんて皆地獄に送ってやればいいんだよ」と嘯き

「いえ何かきっと事情があったに違いない」という

優しいアーニャと全く意見が合わない。

そこでアーニャは過去に天国におくった数少ない魂で

自らの体験と可哀相な友達を思いやる気持ちの中から

生まれてきた詩、アメリカで読み継がれていて

たくさんの人々の心を癒したこの詩を書いた

メアリーフライの話をする。

これは日本でもヒットした「千の風になって」の元の歌詞と言われている。

「貧しい生まれで苦労続きでも尊い魂はあるわ、

この娼婦の場合も同居している男の方に原因があるかもしれないのに。

いいかげんで女にだらしなくて女の敵みたいな、そんな男かも。」

と反論すると、少し考え込んだドミニオンは

アルゼンチンの偉大なタンゴ歌手カルロス・ガルデルの名前を出し

カルロスは心を震わせるような歌を歌い世界中の人を熱狂させたが

そのぶん女性にたいへんモテたため、誠実とはいえない行動も多く

その結果不幸になってしまった女性も数多くいた。

歌で人の心を癒していながら私生活では女性を不幸にしている、

こういう場合はどうなるんだ?天国か地獄か?

とアーニャを追い詰める。

そのうえ、カルロスが死んだ後、一度魂を(何故か)メダカに変えて

一年間メダカで修行させて今度はレイチャールズに生まれかわった、

などと嘘までついてアーニャを混乱させる。

ますます悩むアーニャのところに今度は

「あなたの歌に誘われて来たわ」という

悪魔のアエリアル(井上尚子さん)もやってくる。

アエリアルは悪魔なのでさらに辛らつな言葉で

魂のゆくえに悩むアーニャに問いかけるが

必死に自らの仕事を全うしようと苦しみもがくアーニャは

おとぎ話で有名な人魚姫の話を思いだす。

王子のために自分の声を失い、王子の命を助けるために

自ら自分の命を絶つ人魚姫は尊い魂を持っているが

それと同時に自殺と言う罪をも犯している。

この場合はいったい・・と悩むアーニャ。

何か策略があるようなドミニオンとアエリアルは

「じゃあ、今度こそこれで終わりにしよう」と意味深な発言をする。

なんと今度は何故か仲良く2人で現れて

アエリアルとも意気投合したから天使から悪魔に代わることにした

というドミニオン。何が何だか分からず驚くアーニャ。

「天使の仕事は先が見えない、どんなに頑張っても世界はかわらない」

「一度全部壊してしまえば神様もさすがにお姿をお見せになるだろう」

「俺は悪魔になった。お前も天使には向かないからこちらにこい」

というドミニオン。

自信を無くし悩んでいたアーニャだったが

「向いていないかもしれない。今までも今からも

分からないことだらけだけど、それでも私はこの仕事をする。」

ときっぱりと2人に言い放つ。

しばし沈黙の後、「・・・合格!よし!」というドミニオン。

「はあ~」とため息をつくアエリアル。

これは全て下流天使であるアーニャを中流天使にするための試験で、

能力はあるけど判断に迷いがあるアーニャを試したのだという。

実は下流天使と名乗っていたドミニオンは上流天使セラフィムで

悪魔のアエリアルは同じく上流天使のケルビルで

2人ともアーニャよりもっと位の高い天使だった。

驚くアーニャに「落ち着いたらこちら(より高い位の位置)にいらっしゃい」

と言い立ち去るアエリアル改めケルビル。

「能力はよく考えて大事に使え」と諭すセラフィム。

アーニャの色んな疑問にも「そのうち分かるさ」と

前よりやや距離のある態度を取るセラフィムだったけれど

それでもドミニオンの時と同じように

「お前が踊りたいなら相手してやってもいいぜ」と

以前と同じ台詞でアーニャをタンゴに誘うセラフィム。

2人の美しいタンゴのシーンでお話が終わる。

 

と本当はもっと楽しいエピソードも途中にあったりしましたが

だいたいのストーリーはこんな感じでした。

この舞台パンフレッドが無くて頼りになるものがなくて

思い出しながら書いたので間違ってるかもしれませんが。

途中に杏奈さんの素敵な素敵な(ホントに!)歌が3、4曲あって

そこは杏奈さんオンステージ♪みたいな感じ。お得感満載♪

杏奈さんと川久保くんのダンスシーンも綺麗でした。

見るまではそこが一番心配というか気になってたんだけど(すみません)、

川久保くんごめんなさい。とても素敵でした。

絵になる方だなーと思いました。