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一日も早い回復をお祈りいたします

一命

2011-11-06 14:41:35 | Weblog

 

映画「一命」を観ました。

広い映画館にひとり・・誰もいなくて怖かった(笑)。

話題作じゃなかったの?と思ったらお話がとても暗くて、

確かにこれはリピートは厳しいかもしれないと思いました。

リバイバルになるらしく丁寧につくってあるし

役者さんも良くて熱演だったと思うのですが

とにかく全体的に暗くて重い。

瑛太さんの切腹シーンの痛々しさ、あれは酷い。

スパッと命が散ってしまってこそ武士道なのではないでしょうか。

あれじゃ拷問。それ以前に弱いもの虐め。

いつまでも苦しんでいるのを見せしめの為に薄ら笑い浮かべて見てる。

背筋が寒すぎた。吐き気がしました。

「早く介錯しなさいよ(怒)」ってスクリーンに向かって呟きました。

悲惨さを描きたかったら他に方法が無かったのか。

普通の人が耐えられる(残酷な)シーンと撮った人の考えるものと

差がありすぎるのかもしれません。

そういうシーンを見せつけてやろうという意思(魂胆)が

感じられてちょっと嫌でした。

バイオレンスものとして最初から受け止めて見たら良いかもしれないけど

時代劇だ、歴史ものだと思って見るとダメージ大きいと思います。

3Dの意味はあんまり無い・・。

でも役者さんは良かったです。

海老蔵さんも見た目はお父さんには若すぎたけど

不器用そうに一生懸命に子供を育てる様子は

穏やかで取り巻く空気が暖かい。

「熱いうちに早く食べないと食えない味かもしれんぞ(笑)」

と子供に自分が作ったご飯をすすめるところなんか

あんまり上手くない料理の腕のことを照れながら言い訳してたのか、

「優しいおとうさん」ぽくてすごい良かった。

えびさん色々あったけど、それは酷かったと思ってたけど

あんまり深く考えないで行動してただけで根は明るいのかなと

思わせるような演技でした。まあ分からないですけど。

 


ハローキティアート展

2011-11-06 01:06:52 | Weblog

 

少し前になりますが福岡アジア美術館に

ハローキティアート展を観にいきました。

ハローキティは観に行くほどすごい好きということもなかったのですが。

元は女の子キャラクターなのに「アート展」って何だろうと

不思議な気がしたのと、

ポスターのキティさんがイチゴの肌質でキティのお顔なので

「これは若干見ようによっては怖いかも」と思ったから。

だって、イチゴのお顔って「しょうこう熱」とか連想しません?

ほら赤毛のアンでダイアナの妹が罹った病気でようれん菌?か何かが原因の。

(赤毛のアン・・また柄にもないこと言ってしまった)

あ、申し訳ない関係者の方(すみません)。病気の名前なんて。

でもアートというからには本来のテイストだけでなく

多少目をひいてしまう「毒」が含まれるのもアリかもしれない。

 

中に入ってみると思ったほどのグロさなどは一切無く。

ただひたすら「あー昔見たこれ。」と思わせる

ノスタルジーものオンパレード。

好き嫌いを抜きにしても生活の中で当たり前のようにあったキティ。

コラボものも多かったですし美術館に陳列されるにしては

あまりにも日常的過ぎるグッズの数々。

うーんいや可愛いは可愛いんですけど

昔持ってたよー、誰かにプレゼントしたよー、

自分も貰ったよー(でも古くなったから誰かに譲ってしまったよー)

などと自分の昔を思い出して何故だかいたたまれなくなったり。

でもコラボもの、高額商品ものは初めて見たものもあって

振り袖のお着物はキティ柄がうっすら浮き出ていて奥ゆかしく。

ファンだと買うんだろうな~と思いました。

根付(ストラップと言ったほうがいいのか)ご当地キティちゃんは

面白かったですね。見たことないのがいっぱいでした。

あの原形をとどめてないキティちゃんに懐の深さを感じました。

主役はキティちゃんじゃなく、ご当地もの。

あくまで媒体に徹しているキティちゃん。いやープロですね。

最後の方に三代目デザイナーの山口さんが描かれた

現代アートの大型キティの絵が飾ってあって

柔らかく安らぐ感じの空間でした。

グッズ売り場にそちらの雑貨や文具もあって

アートキティ柄のポストカードとかチロルチョコとか

見ると欲しくなるんですねー、やっぱり。

買える値段のものを見るとホッとするというのもあるんだけど

やっぱりキティちゃんは商品として買いたくなるものなんだなと

グッズ売り場で再確認でした。