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一日も早い回復をお祈りいたします

見直して

2011-09-17 15:45:21 | Weblog

 

似非紳士のDVDを何度か見て思ったこと。

このお話は最後にはハッピーエンドだし、主役2人の成長物語でもあるので

応援したくなったり、時々笑ったりして楽しいお話なんだけど。

そのぶん最初の頃の主人公雅輝くんの印象が・・かなり。

うーん悪口は言いたくないんだけど。

逆にこんな深いところまで演じてる拓さん凄いと思いましたけど。

川久保くん演じる主人公・雅輝くんの闇というか心の傷が深くて

見ていてホントに心配になりました。

きっともう一人の主役・なみさん(穂のかさん)も同じように思ったろうと思ったり。

だって拓さん演じる雅輝くんが初めに

「そのためなら、どんなことだってやる。幸せに~したいんだ。」

なんて歌うんですが、歌詞の内容から言っても普通だったら当然

可愛いフィアンセさんに向けての自分の気持ちを歌ったものかなと思うじゃないですか。

でもよく聞くと、それは自分のことをあまり評価してくれない母親に向けての歌なんです。

どんなことでもやる。

この場合は自分の仕事や立場、環境を偽ってお金持ちのお嬢様と結婚して

逆玉の輿に乗ろうというもの。

(でもその可愛いフィアンセのことはホントに大好きなんだと言う)

大好きなのに詐欺まがいのことをする。

同じく、もしくはもっと大好きな母親のために。

周りの人、この場合は依頼した便利屋の新人・なみさんなんだけど

「えーバレたらどうするの!」なんて咎めると

「そんなのは既成事実をつくってしまえばどうにでもなる」と言う雅輝くん。

 

・・これちょっとキツかったー。既成事実という言葉の響きはまずいです。

いくら演じてる人がご本人と違うと分かってても

拓さん誤解されちゃうよーって(お話の中なのに)焦った(笑)。

ご本人そんなこと言いませんから、雅輝くんの発言ですからって。

フォローしたいけどお話だしなーって妙な汗までかく(笑)。

 

でも話戻すと 嘘をついてまで認めてもらいたいという気持ちは

家族の普段の態度からくるものなんですね。

たぶんそんなに深い意味無く言った言葉で 

言った方はきっとそこまで追い詰めてるとは思ってない。

家族だから遠慮なく何でも言っただけで、ちょっと感情的に言ってしまっただけで

それを言うことで自分の傷を乗り越えるために無意識に言っただけで。

でも言われた方は そこまで(詐欺まがいのことをしてしまうまで)

自分を追い込んでしまうんですよ。それが普通だと思ってしまう。

怖いことですね、気づいてないんだからお互い。

でも時代や環境・立場に関係ない次元で 

やってしまいがちな間違いなのかもしれないです。ある意味普遍的な。

 

自分を振り返ると、結構時々口が悪いのでちょっと反省しないといけない。

なんて自分はどうかな?って考えてしまいました。

誰か傷つけてたらごめん、誰か分かんないけど、気づいてないけど

もしそうだったら申し訳ない・・。

なんか意味不明な文章になってしまった。重ね重ねすみません。

こういう感想を言うと凄い暗いお話のように受け取られそうですが これは「成長物語」で

最後にはすっきりしてホロっとくる優しいお話ですから。

やっぱり良い作品だったなと思いました。