「笑う警官」観てきました。
これ観る前は とても楽しみでした。
なにしろ主演が大森南朋。
それに松雪泰子さん。
その他も脇を固める方々も渋好み。
タイトルもなんか良さそう。(原作は読んで無かったけど)
・・それで久しぶりの角川春樹もの。
製作・監督・脚本 角川春樹 という言葉に
若干の不安をおぼえながらも
「売れなかったら映画やめる。」ということだったので
これは間違いないだろうと。
ですが、うーん・・でした。残念です。
演技が上手いはずの方々がやたら棒読み。
誰の指示なのかとは言えないけど。
あの台詞 屈辱だったんじゃないかな。
もっと違う言い方にしたかったんじゃないでしょうか。
ニヒル(死語)を絵にかいたような斜めポーズもびっくりです。
ベテランほどぎこちない・・のを見ると
やっぱりワンマンだったんだろうな。
逆らえなかったんだろうな、監督に。
良くも悪くも角川風味過ぎだ・・
なんて思ってしまいました。
台詞のあとの妙な間。
何故かずっとバックにジャズ。
ジャズが作品に全く合ってない。
大森さんまでサックスの演奏(筋に関係無く)。
服が古い。昭和過ぎ。
台詞も20年以上前の感じ。
ある意味 見るのも良いかもです。
びっくりしますから。
でも役者さんは 佇まいが良い方が多くて良かったです。
良いだけに もっとどうにか出来なかったかなって
残念に思います。
たぶん 指示が通るのがまだ未熟な(他の方に比べると・・ですが)
忍成くんが一番自然で そのまま出ていて良く思えました。
他のベテランさんは監督に忠実だったんだろうと思います。
裏目にでましたねー。
主題歌がホイットニーヒューストンなんです。
なのに 最後の最後にやっと歌が聴ける感じなので
もの足りなかったです。
もうちょっと何とかならなかったか・・(何度もすみません)。
あ、それと意外な場面で松山ケンイチくんが出てました。
一瞬だったけど 妙な(だけど悪くないです!)存在感出してました。
これは嬉しかったです。
とにかく俳優さんが気の毒で・・。
おしなりくんが健闘してたからいいかな。
おおもりさん・・ドンマイ。(上手いのはみんな分かってますから!)