ISOことわざ小事典(36)
156.闇夜の提灯
行き詰まったマネジメントシステムに、画期的な改善を
もたらせる審査員またはコンサルタントの知恵
157.油断大敵
軽微な不適合を見逃しているうちに、のっぴきならない
重大な不適合が出現して身動きがとれなくなること
158.余計なお世話
登録だけが目的で維持されている組織のマネジメントシ
ステムに対して、有効性向上などのアドバイスをしつこ
く行う審査員へ経営者が与える評価
159.ヨシの髄から天覗く
現場・現実・現物を無視して頭の中の理屈だけで原因を
究明しようとする管理者の姿勢
160.夜目遠目傘のうち
苦労して取得したISOマネジメントシステムの実態が分
かって、ガッカリした経営者が抱く情感



ISOことわざ小事典(37)
161.楽あれば苦あり
継続的改善が順調に進む極楽もあれば、何をやれば良い
か全く分らない地獄もある現場のマネジメントシステム
162.李下に冠を正さず
自信のない審査員が組織の難しい質問に面して身構える
心理状態。規格の関係のないページをそれとなくぱらぱ
らめくる態度がそれに似る
163.律義者の子沢山
組織の真面目な事務局が頑張りすぎて、管理できないほ
ど多数の手順書を作成してしまうこと
164.良薬は口に苦し
不具合の良質で根本的な対策ほどコストや手間のかかる
こと
165.綸言汗の如し
うっかり間違えた不適切な審査員側の決定が容易に取消
しできないこと



ISOことわざ小事典(38)<最終回>
166.六十にして耳順(したが)う
60歳を越えたくらいの年齢のベテラン審査員にして、
規格要求事項の細部を気にせず、現場の状況がそのまま
理解できる年功の喩え
167.ローマは一日にしてならず
マネジメントシステムの成熟度は一歩一歩地道な継続的
改善の総合的な結果であり、成果が見えるようになるま
でに、相応の忍耐が必要なことをいう
168.論語読みの論語知らず
ISO規格の本質を理解していない審査員資格保有者
169.論より証拠
証拠となる記録がなければ如何に組織が頑張っても不適
合とせざるを得ぬ審査員の原則的な立場
170.笑う門には福来る
笑みを忘れず真面目にマネジメントシステムの継続的改
善に取り組んだ経営者にもたらされる最終の結果



※今回で「ISOことわざ小事典」の最終回とします。私も第一線から引退します。併せて、不況とともにISO熱が冷めつつあり、一寸淋しい感じがします。関係者の皆様のご奮闘を祈ります。
156.闇夜の提灯
行き詰まったマネジメントシステムに、画期的な改善を
もたらせる審査員またはコンサルタントの知恵
157.油断大敵
軽微な不適合を見逃しているうちに、のっぴきならない
重大な不適合が出現して身動きがとれなくなること
158.余計なお世話
登録だけが目的で維持されている組織のマネジメントシ
ステムに対して、有効性向上などのアドバイスをしつこ
く行う審査員へ経営者が与える評価
159.ヨシの髄から天覗く
現場・現実・現物を無視して頭の中の理屈だけで原因を
究明しようとする管理者の姿勢
160.夜目遠目傘のうち
苦労して取得したISOマネジメントシステムの実態が分
かって、ガッカリした経営者が抱く情感



ISOことわざ小事典(37)
161.楽あれば苦あり
継続的改善が順調に進む極楽もあれば、何をやれば良い
か全く分らない地獄もある現場のマネジメントシステム
162.李下に冠を正さず
自信のない審査員が組織の難しい質問に面して身構える
心理状態。規格の関係のないページをそれとなくぱらぱ
らめくる態度がそれに似る
163.律義者の子沢山
組織の真面目な事務局が頑張りすぎて、管理できないほ
ど多数の手順書を作成してしまうこと
164.良薬は口に苦し
不具合の良質で根本的な対策ほどコストや手間のかかる
こと
165.綸言汗の如し
うっかり間違えた不適切な審査員側の決定が容易に取消
しできないこと



ISOことわざ小事典(38)<最終回>
166.六十にして耳順(したが)う
60歳を越えたくらいの年齢のベテラン審査員にして、
規格要求事項の細部を気にせず、現場の状況がそのまま
理解できる年功の喩え
167.ローマは一日にしてならず
マネジメントシステムの成熟度は一歩一歩地道な継続的
改善の総合的な結果であり、成果が見えるようになるま
でに、相応の忍耐が必要なことをいう
168.論語読みの論語知らず
ISO規格の本質を理解していない審査員資格保有者
169.論より証拠
証拠となる記録がなければ如何に組織が頑張っても不適
合とせざるを得ぬ審査員の原則的な立場
170.笑う門には福来る
笑みを忘れず真面目にマネジメントシステムの継続的改
善に取り組んだ経営者にもたらされる最終の結果



※今回で「ISOことわざ小事典」の最終回とします。私も第一線から引退します。併せて、不況とともにISO熱が冷めつつあり、一寸淋しい感じがします。関係者の皆様のご奮闘を祈ります。