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ユーさんのつぶやき

徒然なるままに日暮らしパソコンに向かひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き綴るブログ

計測と監視は経営の始まり(2002.8.1)

2002-08-01 | 社長のサプリ
 人間ドックに入って、お医者さんから散々に説教を食らった。肥満、血圧、コレステロール、肝機能、心電図、超音波、X線検査、これらのすべての検査結果において異常値を告げられた。本人はピンピンしており、病気なんて言う兆候も自覚も何もないのに、いつ発病してもおかしくない危機一髪の直前であったそうだ。
 これが会社であれば、どういうことかと考えた。
 お客はそこそこ来てくれて、従業員も不満なく、表面的には上手く回転しているが、実際は、売上は長期的ジリ貧、在庫も増加、資金繰りも怪しくなりかけているのに、経営者に情報が届かず、あるいは情報そのものが存在せず、「知らぬが仏」の幸福を味わっているようなものではなかろうか?
 経営はPDCA(Plan→Do→Check→Action)のサイクルを回すことにあると言われるが、何時も計画(Plan)が真先にあるわけではない。すでに業務が永続的に循環している組織では、Checkが開始点かもしれない。計測と監視の結果、特に問題がなければActionもPlanも不要かもしれない。
 経営目的・目標が達成されつつあるか、維持されているかを判断するために、意識的、意図的に計測する対象を決めること。これらを定期的に、継続的に計測し、監視することの大切さをあらためて確認してほしい。