今朝は起き掛けに、かなり鮮明な夢を見た。夢の中身は次のようなものであった。
訪問した客先でコンサル仕事の話をしている最中、ふと目の前のテーブルに、自分の財布があることを発見した。手にとってみると中は空っぽであった。アレっと思って中を覗いていると対談相手が言った。「昨日、あなたが財布を置き忘れて帰ったので、中身は別に保管しています」とのこと。暫くすると、相手は札束を持って戻ってきた。1万円札の札束で、ざっと100万円以上はあった。エエっと驚く自分。相手がそう言うので、変だと思いながら札束を財布に入れようとしたが入りきらない。一部がはみ出た状態で、上着の内ポケットに財布をしまったが、胸元が膨らんで何とも収まりが悪い。このお金は、一体、誰のお金なんだろうかといぶかしく思いながら、さして罪悪感もなく、元々自分のお金であったような振りをして外観を繕っていた。
場面が変わって、その会社で社員がホールに集まって体操をしていた。会社独自の考案になる体操とのことで、中国の太極拳のようなゆっくりとした動作でポーズを作っている。両手のヒラをそろえて前方に差し出し、相手側に向けて動かすと、それは「返品イヤイヤ」という意味であると説明があった。両手のヒラを上に向けて、自分の方に対してオイデオイデをすると、それは「お客・入金ウエルカム」を意味しているのだという。何とも独創性のあふれた体操であった。
同じ会社で再び場面が変わって、社員が広場に集まり、今度は全員が隊列を組んで行進していた。初老の社長は歩きながら、隊列の先頭で大きな声を出して演説をしている。何と、それは流暢なフランス語であった。自分には全くチンプンカンプンで何も分らなかった。社員達は完全に理解しているようであった。独創性だけでなく、教養や文化においても、自分よりは、はるかに高いレベルの会社だと思った。この会社には、自分如き能力の経営コンサルでは、モノの役にも立たないのではないかと思った。
会社から一歩外へ出ると、そこは田舎の雰囲気で小さな川があった。土地の家族と思われる一団が子供を連れて、借金取りに追われているといった風情で、ベニヤ板1枚を筏にして逃げていく。あんな簡単な乗り物で川下りができるのかと驚いていると、一転、自分も何かに追いかけられており、逃げなければならないことが分った。辺りを見渡したが板切れ一枚見当たらない。仕方なく、服を着たまま川の中に飛び込んだ。流れに沿って、泳いでいると橋の下へ来た。橋下は真っ暗であった。川は意外と浅く足が底につく感じがした。これで助かるぞと思いつつ、何とか暗闇の岸辺を手すりにして、ゆっくりと橋下を泳ぎ抜けた。
橋を抜けると、そこは陽の明るい市街地であった。これで逃げ遂せたと思いながら岸に上がった。いつの間にか自分はハダカになっており、パンツ一枚の姿であった。向うを見ると、監視員が居て不審者の自分を発見した。監視員は近づいてきて、携帯電話のカメラで自分を撮った。何かお咎めがあるかも知れないと思って、じっとしていると、それだけで仕事が終わったように、監視員は詰め所に帰っていった。詰め所の横は工場になっていて、工場の作業員全員が自分と同じパンツ一枚の上半身裸で作業中であった。自分は何の違和感もなく、工場の横をハダカで歩いて行った。
ここで目が覚めた。折角、手に入れた札束は、結局、川の中で脱ぎ捨てた上着と一緒になったようだが、この夢を解読する糸口は、今のところ何もない。何かから自由になろうとしている自分が意識されるが、一体、自分は何から逃げようとしているのか? 自分でも意味の分らない夢を見て、一体、何のために夢を見るのか? 夢そのものの本質に対して疑問を感じてならない。





