平常心とは
水のごとき心
桶の水 鋭き刀 差し入れらることありても
ただ静かにこれを受け入れ
こと去れば元に戻る
過ぎしことにこだわらず
傷として残さず
傷つかぬ金剛心とは異なる
動揺せぬ不動心とも異なる
平常心もつ人
諸事 雑念なく受け入れ
怒るべきとき 心の底より怒り
悲しむべきは 人一倍悲しみ
苦しければ その真髄を味わい尽くし
嬉しければ 歓喜のかぎりを極めてそれを喜ぶ
されど 過ぎしことにこだわらず
こと去れば 何事もなきが如く 元に戻る
平常心を喩えて曰く
「竹影、階をはらいて塵動かず」と
即ち 月光の下 竹影の階段にありて
時に風吹き 竹影の左右に動けど
階段に積もれる塵 微動だにせず
平常心とは かくの如し


水のごとき心
桶の水 鋭き刀 差し入れらることありても
ただ静かにこれを受け入れ
こと去れば元に戻る
過ぎしことにこだわらず
傷として残さず
傷つかぬ金剛心とは異なる
動揺せぬ不動心とも異なる
平常心もつ人
諸事 雑念なく受け入れ
怒るべきとき 心の底より怒り
悲しむべきは 人一倍悲しみ
苦しければ その真髄を味わい尽くし
嬉しければ 歓喜のかぎりを極めてそれを喜ぶ
されど 過ぎしことにこだわらず
こと去れば 何事もなきが如く 元に戻る
平常心を喩えて曰く
「竹影、階をはらいて塵動かず」と
即ち 月光の下 竹影の階段にありて
時に風吹き 竹影の左右に動けど
階段に積もれる塵 微動だにせず
平常心とは かくの如し


