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ユーさんのつぶやき

徒然なるままに日暮らしパソコンに向かひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き綴るブログ

平常心とは

2009-04-29 | 徒然草
平常心とは 
水のごとき心
桶の水 鋭き刀 差し入れらることありても
ただ静かにこれを受け入れ 
こと去れば元に戻る
過ぎしことにこだわらず
傷として残さず

傷つかぬ金剛心とは異なる
動揺せぬ不動心とも異なる

平常心もつ人 
諸事 雑念なく受け入れ
怒るべきとき 心の底より怒り
悲しむべきは 人一倍悲しみ
苦しければ その真髄を味わい尽くし
嬉しければ 歓喜のかぎりを極めてそれを喜ぶ
されど 過ぎしことにこだわらず
こと去れば 何事もなきが如く 元に戻る

平常心を喩えて曰く
「竹影、階をはらいて塵動かず」と
即ち 月光の下 竹影の階段にありて 
時に風吹き 竹影の左右に動けど
階段に積もれる塵 微動だにせず 
平常心とは かくの如し


平常心が欲しいなら

2009-04-27 | 徒然草
平常心が欲しいなら
心せよ
主体的な自分がある
他人の目を気にせず当たり前に生きる
現在に集中してそのものになりきる
行動が先で理屈は後にする
他人様とは対等に付き合う
感謝を忘れない
生まれてきて良かったと思う
よく笑う
孤立しない
そして
大空に我関せずと流れ行く雲をみて
我と大自然との一体感を持つ


臥して半年

2009-04-19 | 徒然草
臥して半年
何もしないでぶらぶらしている
いいではないか
先ずは十分に休養を取ることだ
やがて身体と心に充実が戻る

我が人生 初めてのこと
ゆっくり、ゆったり、先を急がず
休んでおればいい
必ず身体と心に元気が復活する
今は その時を静かに待つ


桜の木

2009-04-13 | 徒然草
桜が咲きました
今年も見事に咲きました
花は散り初め
もう葉が出ています
もっと咲いてろと言っても
人のことなど気にしません
さっさと散ります
自信を持って前進します
豊かな緑へ衣替えの最中です
暑い夏への準備です
次にやること
ちゃんと分かってます
他人の真似など致しません
みな自分の考えでやっています


縁起でもないが真実の話

2009-03-28 | 徒然草
この年になると
毎月のように
知人友人が亡くなる
人間は生まれるときと同じく
死ぬときも何ともならぬらしい
自分では選べぬものらしい
自分の身体とはいえ
生老病死のすべてにおいて
思うようにならないものらしい

長生きしたいと思っても死ぬときは死ぬ
病気だけはならないぞと思ってもなるときはなる
死にたいと思っても好きなときに死ねない
すべてにおいて仏様にお任せするしかない
本当に自分の身体は自分のものではない
わが身はご縁によって
この世に生かされているというだけのこと
この年になって 
やっと知る


健康ってヤツは(パート2)

2009-03-24 | 徒然草
健康な人はもちろんのこと
健康でない人の辞書にも
不可能という文字はない
出来ると思えばできる
大丈夫と思えば大丈夫
ダメじゃない
自分さえ何とかしようと思えば何とかなる

健康でない人の本当の喜びは
出来ないことを他人様に認めてもらうことではない
自分に出来ることが何かを知ることである
片手があったら片手で掴む
片足があったら片足で歩く
背筋があったら背筋を伸ばす

出来ない自分があったら
他人を責める前に
自ら考える
自ら工夫する
自らを信じて努力する

責める相手を間違えるな
いじけるな
出来ると思えばできる
大丈夫と思えば大丈夫
ダメじゃない
自分さえ何とかしようと思えば何とかなる

大事なのは動かなくなった手や足や背筋を恨むことではない
大事なのは何でもできた昔を懐かしむことではない
大事なのは最大限に今を生きることだ
大事なのは生きている命だ


一息入れよ

2009-03-20 | 徒然草
一息ついて心静めよ
そして内なる知恵が湧き出づるを待て
心静かに自分を見つめるたびに
本当の自分が近づく
そして語りかけてくれる
走り回った後は頭の中が空になる
エネルギーが枯渇する
そんな時は暫し休め
一息ついて
心静かなひと時を持て
そして内なる知恵が湧き出づるを待て






しんむけいげ

2009-03-18 | 徒然草
心は
海のように深く
空のように広く
雲のようにゆったりと
あるがままを映す
歪みなき鏡たれ
こだわらず
そのままを受容せよ
怒るな
怒りはこだわりのしるし
泣くな
泣くはこだわりのしるし
あるがままをそのままに受入れよ
死すときは死すとも可なり
死すれば千の風になりて
海の上を駆け巡らん
広い空を駆け巡らん
時空を越え
雲の上から世界を眺めん
全ての束縛を超えて
広大無辺の自由を楽しまん


健康ってヤツは

2009-03-09 | 徒然草
生まれて初めて外科手術をした
腹部を縦に30センチ切った
その後2週間が過ぎた
未だ腹筋に力を入れることができない
寝返りができない
水平に寝た位置から身を起こせない
切った部分が傷む
トイレで力むと大変だ
排泄できない
不意にクシャミが出ると
飛び上がる
しゃっくりもダメだ
鼻をかんでもダメだ
あくびをしてもダメだ
背筋を伸ばして歩けない
自然と前屈みとなる
普段できることがすべて普通にできない
諸君!
何もないってことは本当に幸せなことでした
文句ばかり言っておっては罰が当たります
健康ってヤツは幸福の大前提でありました


心に大海を持て

2009-02-01 | 徒然草
不要なるもの
ゴミ箱に捨てるべし
喜怒哀楽のゴミ
大海に捨てるべし
大海を持たざる者あわれ
人は己が身に
大海の広く深い心を
有せざるべからず



本当の悟り

2009-01-30 | 徒然草
生ける者よ
苦しめ
うんと苦しめ
せいいっぱい苦しめ
生きている人間にとって
苦しいことが苦しいのは当たり前だ

大切なのは正直に感じる心だ
苦しみを苦しみと感じる心だ

無心とはごまかすことではない
無我とは心を他所に外すことではない
ニセの悟りで苦しみをごまかしてはいかん

仕事が苦しい
当たり前だ
懸命に頑張って跳ね返すしかないのだ
そして上手くゆけば喜ぶがいい
病気が苦しい
当たり前だ
病気になってしまっては
病気とともに生きるしかないのだ
そして快癒すれば喜ぶがいい
死ぬのが怖い
当たり前だ
生まれた限り最後は死ぬしかないのだ
そして長寿を全うすればそこで喜ぶがいい

逃げて無心を装うのは嘘つきだ
それを無や空と意識してもしなくても
どちらでも良いのだ
死んでしまえば何もない
だから無であり空といえるからだ
だが死ぬまでの間
生身の身体は無や空ではない
身体は生きている
無や空と言って
知らぬ顔して誤魔化してはいかん

生ける者よ
苦しめ
うんと苦しめ
せいいっぱい苦しめ
生きている人間にとって
それしかないのだ
そして踏ん張れ 
あるのは
最後の最後まで生き切ることだけだ
そして よく頑張ったと満足して死んでいくのがいい

本当の悟りとは
苦しみをあるがままに受け入れて
淡々と乗り切ることだ
そして それを踏み越えていくことだ


スズメとハトとカラス

2009-01-26 | 徒然草
餌やる人に
集まるスズメ
遅れてハトが舞い降りる
大小のスズメとハト
入り混じって仲良く餌をついばむ
最後に来たるは数羽のカラス
図体大きく態度もデカイ
スズメとハトを威嚇する
スズメとハトは逃げる
カラスが一人餌を食っている
スズメとハトは遠巻きに見ている
可哀想なスズメとハト
腹の立つにっくきカラス


水の音

2009-01-22 | 徒然草
川岸に座す
ざわざわざわざわ...と
川は語りかける

水の声 曰く
ここを流れて百年になるかなぁ
それとも千年になるかねぇと

我も同じ
無限時間の果てしない宇宙の中で
今、この時、此の場所に 我は座す
我が命 既にして60有余年なれど
地球の生命100億年連綿と続きたり
水の音 常にあるも元の水にあらず
人も時代を越えて常にあるも同じからず
我何ゆえ今ここに存するか?

省みて思う
自分のものは何もない
自分は何も出来ない
何の能力もない
何も習得していない
もはや自分は若くない
髪は半ば白くなり
力も衰え このまま朽ち行く
これまで自分は何をしたか
我が人生の意味はどこにあったのか?

水の声 曰く
そう言やぁ 俺たちも同じだぜ
ただ下り行くだけさ
自らの意志で下っているわけじゃない
流されてるだけじゃ
それでもちゃんと役に立っているぞ
流されているだけで役に立っているのだぞ
水のお陰で木々は緑になる
水のお陰で鳥たちは憩える
水のお陰で魚たちは住処を得る
人も同じじゃないか
人は生きてるだけで意味があるんだぞ
みんなのお陰で世の中楽しくなっている
みんなのお陰で世の中明るくなっている
みんなのお陰で世の中ずいぶんと変わった
ささやかな一人の仕事がみなを楽にしている

水の声は止まず
千年も万年も同じ場所で同じ声を上げる
同じ声だが
聴けば聴くほど骨髄に響く
人は時に生きる意味を失うことがある
そんな時
人は川岸に座し
水の声に耳を澄ませば生き返ることが出来る


老年人生も二度ない

2009-01-17 | 徒然草
若年は二度ない
中年も二度ない
何とか通ってきたが
老年人生はこれからだ
老年人生も二度ない
逡巡しながら
今その門をくぐりつつある
老年もまた楽しからずや
新しいことをいくつか始めて
人生の平均品質をほんの少し高めて
やるだけのことはやったぞと胸を張って
ぎゃあていぎゃあていぼうじそわかと
声高らかにまかり通りたい