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ユーさんのつぶやき

徒然なるままに日暮らしパソコンに向かひて心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き綴るブログ

着想には発散、計画には収束が肝要(2004.5.1)

2004-05-01 | 社長のサプリ
 発散と言うのは、まとまらず何処までも広がっていくこと。収束と言うのは、それが一つのポイントにまとまっていくこと。世の中は、この発散と収束とがペアになっていることが多い。我々の生息する宇宙も然り。今は膨張しているが、やがては収束に転ずるらしい。
 世の中のこと。多数の人間の集団で生きているので、発散ばかりして、これを上手くまとめて行かないとコトが運ばない。従って、まとめ上手が切り盛りをして、その人の貢献度が高いとばかり評価されて出世していく。それが世間の見慣れた景色である。しかし、本当に貢献度が高いと言えるのだろうか? その人は収束させただけで、新しい価値の創造にあまり貢献がないのではないか?
 世の中をしっかり見ると、収束の前に大体発散の過程がある。むしろ発散させるだけ発散させて、その中から一番優れたものを採用するのが成功の秘訣である。発散を欠くと良いネタが集まらない。発散を恐れず、一時期はなるがままに任せ、頃合を見計らって収束に掛かるのが良い。気の小さい人はいきなりまとめに掛かるから結果は常識的な出来に終わる。
 創造やイノベーションには着想が不可欠であるが、その着想をゲットするには発散の過程を意識的に活かすことが大事だ。また、そこで貢献した人、本当に価値あるアイディアを出した人も同時に誉めてやりたいものだ。