一仕事が終わった薄暮の夕刻だった。訪問先の会社(大学のような気もする)を辞去しようとすると、係員がテスト結果を持って帰れと言う。自分は何かの試験を受けたらしい。ずいぶん待たされた後、透明のポリエチ袋に入った紙の束を渡された。そのまま無造作にカバンに入れようとすると、係員は「再試験があるので中身をしっかり確認するように」と自分に注意した。透明のポリエチ袋を通して一番上の紙切れが見えた。書いてある文字は自分の筆跡のようでもあり、違うようでもあったが、「まあ、どっちでもええわい」とあまり気にせず、カバンに入れた。「余計な仕事が出来た」「時間がないのに!」「中身は難解そうだ」「自分に理解出来るかな?」などと不安な気持ちを感じていた。が、何はともあれ、家へ帰ろうと外へ出た。
そこは工事現場であった。自分の足元から下は高い仮設の塀であった。道路は、はるか下にあった。「これはえらいことになった」と思いながら、壁にすがり付いて用心しながら下りた。地上に下りると自分の履物がないことに気が付いた。係の女性に「靴がない」と言うと、女性は黄色い安物の運動靴の明らかに大きさの異なる大中小3足を持って来た。「これは自分のものでない」と言うと、女性は「コンピューターで確認したから絶対に間違いない」と言う。何でも、名前、年齢、靴の価格など様々な情報がインプットされていて、該当する履物はこの靴しかないと言うのであった。靴の値段は260円だと言う。
自分は、会社(大学?)の広いキャンパスの反対側の入口に、自分の靴を脱いできたような気がしたので、もう一度中へ入らせて欲しい。反対側の入口から出たいのだがと言った。女性は、構内いたる所、工事中なので中を通って表へは行けないと言う。やむを得ず、自分は外周の一般道を通って会社の入口まで行くことにした。外へ出ると其処に大きな川があった。
川にはコンクリート製の大きな橋が掛かっていた。道路と橋のつなぎ目が切れていて、そのままでは橋を渡ることができなかった。見ていると、沢山の通行人が高いところから橋に飛び降りていた。自分も恐る々々高い壁にぶら下がって、何とかその橋の上に着地することが出来た。この橋も工事中であった。床面に配筋が行われたばかりで其処は歩くことが出来なかった。橋には欄干がなく、歩ける部分は水面と近接していて大変危険であった。が、何とか橋を渡った。
橋を渡り終えると、通行人はみな右の方へ行くのに、自分はひとりだけ左側に用事があった。暫く行くと、また川があり橋があった。先ほど分かれた通行人も、みんな、この橋を渡らなければならなかった。結局、右側へ行った連中も遠回りして自分と同じ道になった。
久し振りに見た夢であった。最近、夢は見るのだが思い出せないことが多い。また記憶している内容は断片的であり、ほとんど意味をなさない。この夢もまた支離滅裂であり、現在の現実との接点が理解できない。が、いつか将来、何か気付いたときの夢解きの楽しみとして記録だけ残しておく。


そこは工事現場であった。自分の足元から下は高い仮設の塀であった。道路は、はるか下にあった。「これはえらいことになった」と思いながら、壁にすがり付いて用心しながら下りた。地上に下りると自分の履物がないことに気が付いた。係の女性に「靴がない」と言うと、女性は黄色い安物の運動靴の明らかに大きさの異なる大中小3足を持って来た。「これは自分のものでない」と言うと、女性は「コンピューターで確認したから絶対に間違いない」と言う。何でも、名前、年齢、靴の価格など様々な情報がインプットされていて、該当する履物はこの靴しかないと言うのであった。靴の値段は260円だと言う。
自分は、会社(大学?)の広いキャンパスの反対側の入口に、自分の靴を脱いできたような気がしたので、もう一度中へ入らせて欲しい。反対側の入口から出たいのだがと言った。女性は、構内いたる所、工事中なので中を通って表へは行けないと言う。やむを得ず、自分は外周の一般道を通って会社の入口まで行くことにした。外へ出ると其処に大きな川があった。
川にはコンクリート製の大きな橋が掛かっていた。道路と橋のつなぎ目が切れていて、そのままでは橋を渡ることができなかった。見ていると、沢山の通行人が高いところから橋に飛び降りていた。自分も恐る々々高い壁にぶら下がって、何とかその橋の上に着地することが出来た。この橋も工事中であった。床面に配筋が行われたばかりで其処は歩くことが出来なかった。橋には欄干がなく、歩ける部分は水面と近接していて大変危険であった。が、何とか橋を渡った。
橋を渡り終えると、通行人はみな右の方へ行くのに、自分はひとりだけ左側に用事があった。暫く行くと、また川があり橋があった。先ほど分かれた通行人も、みんな、この橋を渡らなければならなかった。結局、右側へ行った連中も遠回りして自分と同じ道になった。
久し振りに見た夢であった。最近、夢は見るのだが思い出せないことが多い。また記憶している内容は断片的であり、ほとんど意味をなさない。この夢もまた支離滅裂であり、現在の現実との接点が理解できない。が、いつか将来、何か気付いたときの夢解きの楽しみとして記録だけ残しておく。


