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トマテ・コロラード

フルーツトマトの栽培日記
「すべてを味で語りたい」

糖度は十分!

2011-12-08 18:29:16 | Weblog


 最近採れるトマトは、こんな色になってきました。
おいしそうでしょ。
赤い色っていってもさまざまで、ピンクが濃くなった赤ではなく、
オレンジ色が濃くなって赤く、むしろ赤黒く見えるような色が、
おいしいフルーツトマトの「赤」なんです。
言葉では、表現が難しいですね。
 収穫後は、この色を見てフルーツトマトとトマトを選別します。
結構、熟練が必要です。ちゃんと分けないと、信用をなくしますから。



平均レベルのをひとつ見てみました。
8.3くらいありますね。
あとは、収穫量です。もう少し量が増えればフルーツトマトの出荷開始です。

紅葉

2011-12-07 22:45:35 | Weblog


ハウスの西を見れば、紅葉が見られます。
もう、12月7日ですから、若干遅れているようです。
そして東を見れば


こんな景色です。
青山高原です。やまのうえにはたくさんの風車が発電しています。
ちょっと、この写真では見にくいでしょうか。
まあ、景色はこんな感じの田舎に住んでいます。

受粉

2011-12-03 17:32:28 | Weblog
受粉ってなんだか、ごぞんじですか。
おしべの花粉がめしべに付くってことです。
花が咲いても受粉しないと、観葉植物です。
トマトは夏の食べ物のイメージがありますが、
実は、日本の夏は暑すぎて、苦手なんです。

夏の間は、花が咲いても、暑すぎると花粉を出しません。
なので、実を着けたければトマトトーンという
ホルモン剤を吹き掛けてやります。
うちでは、8月後半から9月頃まではトマトトーンです。
今年は10月にマルハナバチに切り替えました。
このマルハナバチも、暑いと働きません。
ハチもトマトも結構気むずかしいので、機嫌を見ながら
ということで、気疲れします。
生き物を扱うのは大変ですね。
ああ、思えば人間も生き物か...
こちらも大変でしたね。

収穫量が増えない...

2011-12-03 17:14:22 | Weblog
気温が下がって来ると、トマトが色づくのに
時間がかかるようになります。
しかし、今収穫が少ないのは、その理由だけでなく、
2か月前にも原因があります。

10月にマルハナバチを入れたのですが、
今年の秋は、気温が高く、花粉の出が悪かったのです。
マルハナバチは、花粉を集めるハチで、トマトの受粉を手伝ってくれます。
10月の中旬からは、順調に着果してますから、今は青い実が
たくさんついて、トマトの樹はとても重そうににています。
いつ、収穫が増えてもおかしくない状態です。
トマトは、2か月ほど時間をかけて、じっくりとおいしくなっていきます。

現在は、直売のお客様だけで売り切れになっていますが
、たぶん来週には直売所に持っていけると思います。

病気!?

2011-12-01 15:41:27 | Weblog


 先日気づいたのですが、この葉なんだか変な色してません?
おまけに、丸まっているみたいに見えるし・・・
 というわけで、結構ビビッてました。
なぜかといえば、トマトには黄化葉巻という怖い病気がありまして、
トマトの成長が止まってしまう上に、これに利く薬も無いという致命的な病気なのです。

 過去に、これを経験した農家さんに相談したところ
根っこに異常が無ければ、違うんじゃない?と言われて、見てみると



こんな感じで、きれいな根でした。
普及センターの方に見ていただいたところ
「葉の巻き方が外向きで、黄化葉巻と逆だから、違うと思うよ」と教えていただきました。
 ほっとしました。これから収穫が本格化する大事な時期だけに、冷や汗をかきました。
農家になって13年目になりますので、いろいろな病害虫の被害を経験して、だいぶ強くなったと思っていましたが、
次々と新しい病気が現れてきて、対策は本当に大変です。
おまけに、天候も不順が続いたりするし・・・
 まあ、緊張感を持って仕事しろってことですかね。