
4月になってから、暑いくらいの陽気だったかと思えば、ここ数日は3月中旬の気温と寒い日が続いています。
前回フルーツトマトの収穫量が増えてきたと書きました。
舌の根も乾かぬうちと言われても仕方ありませんが、今日の収穫量は少なくて、正直焦っています。なんで少ないかを考えながら、トマトと積算温度について書いてみます。
一日の平均温度を足していった値が積算温度で、開花から積算温度1000度くらいでトマトは赤くなります。平均気温が20℃なら、50日ということですね。
じゃあトマトは、温度を上げてやれば収穫は早くなるんだよねってことになります。
しかしトマトが美味しくなるのは、光合成で作った養分が実にたまっていった結果です。晴れた日は光合成ができるので、暖かくて良いのですが、暖かい雨の日が続くとトマトはまずくなってしまいます。ハウスなので温度やCO2濃度を上げるなど、ある程度の環境制御はできます。しかし日射量を増やすことは出来ません。
ここ数日は晴れないですが、温度も低いのでトマトの味が落ちる事はありません。温度が低いので、赤くなりませんがここはじっと我慢して、美味しいトマトになるのを待つことにします。
言い訳に聞こえても仕方ありませんが、出荷量が少ないこと、何卒ご理解ください。
よろしくお願いします。