ひねもす のたりのたり かな

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助成財団のお仕事

2005年03月16日 01時30分46秒 | お仕事
 助成財団でお仕事をしています。某競艇の会社の作った財団がCMをよくやっていたので、ちょっとは有名にもなったかなぁ?っと思いますが。数もあまり無い上に、規模もとても小さいところが多いので、あまり知られていない職場です。
 財団ごとに方向性は違いますが、色んな人の活動や研究に助成金を出しているお仕事です。
 この仕事に就いて一番最初に感じた事は、学歴というのは頭の良さじゃ無いんだって事(笑)。天下の東大京大からの申請書でさえ、無茶苦茶してくる人がいっぱい。
 金額の合計間違いや桁間違いなんて、可愛いもの。自宅住所が大学だったり、連絡先住所が友達宅で、本人出してもいない受け付け通知が届いて財団まで問い合わせしてきたり、電話でえんぴつ不可ってあるがシャーペンならOKか、添付された紙にびっちり「○○○○(有名なアイドル名、例えばあややとか)と一緒に暮らしたい」ってけっこうな達筆で書いて来る人……。常識ってどこ??って言いたくなるような事ばかりが起きます。息子に申請書をFAXで海外に送ってくれって頼まれたのだが、イギリスまでFAXで何日かかりますか?って聞かれた事もある。
 申請書を書くにあたっての手引きに、あんまりあれはダメこれはダメって記すのも過保護で嫌なんですが、How toが無いと書けなくなっている人は、本当に増えています。去年の申請者の申請書を見せて欲しいという問い合わせもありますが、丁寧にお断りしています。個人情報満載ですからっ!どれだけ一生懸命に分かりやすく説明しようとしても、問い合わせは私たちのの予想の斜め上をかっ飛んでやって来ます。
 そんな助成財団について、ぽちぽちと語ってみようかなっと思ってブログ始めました。

 そろそろ四月です、新しい助成の公募が始まります。今年は一体どんな、トンデモ問い合わせが来るのやら……。電話対応は憂鬱ですが、ちょっぴりわくわくです。

いぬのえいが

2005年03月16日 00時46分24秒 | 映画
試写会でダダ泣きしてきました。話がどうのというより、犬が愛しくて、もう泣いた泣いた。
犬のポチがぷち出っ歯で、無茶苦茶可愛かったです。
ポチの話を中心にして、いくつかの犬に関するショートストーリーや、ジャンクションのクレイアニメやらを散りばめた映画でした。
この組み合わせ方が卑怯でさ、途中はずっとゲラゲラ笑わせてくれるくせに、最後にこれでもかこれでもかって泣かせてくるんですよ。最初の波でうるうる、次の波でぐすぐす、まだある第三番目の波でえぐえぐ……嗚咽を漏らさないでいるのが大変でした。
まぁ最初の方のポチの走ってる姿でもうるうるするぐらいの、緩い涙腺なんですがね。
役者の使い方も、上手かったなぁ。えり子と史郎を筆頭に、全員キャラが立っていて、見ていて楽しかったです。田中要次はもう、これはあなたしか出来ない役ですっ!ってぐらいにぴったりっ!
犬のコロの声の荒川良々さんも、あのしゃべり方がパグっぽい。
乙葉ちゃんは舞台の鈍獣(どんじゅ~るどんじゅ~るぼんじゅ~る♪)で見てから、この子凄い怖い役者に化けるかもっと思っていたんだけど、普通の女の子演じさせるといま一つだが、このぐらいにキレた役はぴったり可愛くなる。
うん、全員これはこの人以外ないよっ!ってぐらいにナイスキャスティング。
いぬ、可愛いからっ!どの子も可愛いです。愛しいです。
何か動物を飼った事のある人は、是非見て下さい。更に自分のすぐ側にいてくれた動物達が、とてもとても愛しく思える映画です。
本当に良く笑って、本当に激しく泣いた映画でした。

見に行く人がいたら、最低でもタオルハンカチを持って行って下さい。ティッシュも持って行くと、役立ちます。