HYAKUSHOU日記

毎日の作業と暮らしといろいろの出来事

米食味鑑定士2

2010-03-24 19:58:44 | Weblog
 米食味鑑定士その2でござる。
 いろいろな情報をいただいたのでござるが、拙者の脳みそはフリーズ寸前でござりほとんど未消化でござる。

 とはいえ、大枚をはたいての受講でござり、そのような事は言ってはおれぬのでござる。
 概して、米の販売は、末期共倒れの時代に入ったと解釈すべきかと思うところでござる。
 大手の米の販売会社もほとんど壁に突き当たり手の打ちようが無く、極小さなところも従来の方法では打開できる見込みが無く、生産者も下がり続ける米の価格に廃業を迫られるという状況になってきたという事でござる。

 感覚的には、小規模の農家=5ha程度以下の規模で販売でも生産でも小回りが効くところは、経営のやりようで生き残れるという事のようである。
 規模が大きくなるに従い、販売する商品の小回りが聞かなくなり、小口商品の扱いが出来づらいという事である。
 それを逆手に取れるものが、生き残れるという事になるのでござろうな。

 それと、コシヒカリ一辺倒ではコシヒカリ余りに拍車をかけるだけで、販売の躓きになるということも言われていたのでござる。
 事実20年ほど前ではコシヒカリ販売戦略は救いの手段でござったろうが、これだけコシヒカリがあると、よほどのコシヒカリでなければ販売の勝ち残りは不可能でござろうと感ずるのでござる。
 だからといって、伊賀のようにキヌヒカリだとかミエの夢だかエミだかに絞られても仕方がないのでござる。
 消費者は何を求めているのかでござろうか。
 それが会長のビッグアドバイスでござった。

 米のうまさを決める諸要素が大切なのはもちろんの事、そのほかにも消費者が求めるものがあるのでござろうな。
 価格もその一つでござろうし、安全・安心もそうでござろう。
 講習の中では、それが「用途別の米」と表現されており申したのでござる。
 政府などの言う、加工用とか資料用などということではござらぬで、料理の種別まで踏み込んだものでござった。
 
 ここまで来て、テレビでしていた卵の用途別というのを思い出したのでござった。
 卵かけご飯用とかオムレツ用とかいろいろあったのでござる。
 当然米もそうなると思われるのでござるが、「どの米がどれにむくのか」なんかはこれから探すところでござろうからして、今はその出発のときなのでござろうな。

 この4月は、田んぼの作業と共に米の販路開拓にうごめかねばならぬのでござる。
 その設計図は頭の中にはあれども、実際に設計図どおりうごめいてできるのかは、はなはだ難しい要素がござるのだ。
 しかし、忍びの棚田米としてはここで打開をしていかねば明日がないのでござる。
 明日の心だけで終わりになるのでござるのだ。

 入口先生は大きい存在でござる。
 あのチャーミングな女性が、あのような大きな存在になられるという事が、拙者にはすばらしくでっかい業績に見えたのでござる。
 その入口先生すらいろいろな課題を抱えつつあるとお聞きして、状況の厳しさが尚の事迫ってくるのでござる。

 「拙者も頑張ってやってみるベー」と元気付けられた講習でござった。

 というところで、「明日の心だ!」

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