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交流

定期演奏会

2009-05-02 17:46:00 | 徒然なるままに
4月26日(日)

前任校の音楽部(吹奏楽部)が、定期演奏会をやるというので聴きに行った。

約1ヵ月ぶりに訪れた学校は、なんだかずいぶん久しぶりのように感じ、また、とても遠い存在に感じてしまった。
生徒も、先生方も、保護者の方々も、皆さん、熱烈大歓迎で迎えてくださったのだが、『ああ、もう私はこの学校の職員ではないのだ』と思うと、ますます遠く感じてしまうのはなぜだろう。あんなに帰りたがっていた学校なのに・・・。

午前中、美術部も活動しているというので、懐かしい、カワイイ部員たちに会いに行った。1ヵ月逢わないうちに、学年があがったからなのかなんだか皆大人びて見えた。
私を見つけるなり、見えない尻尾が千切れんばかりに出迎えてくれ、新入部員が6人も入ったこと、『先輩!』って呼ばれるのが嬉しいこととか部費を値上げしてもらったこととか、コンクールに出品する作品を頑張っているから見てほしいとか、口々に報告してくれた。
新しい顧問の先生とも仲良くやれているみたいだし、なんだかほっとしながらも、やっぱり淋しかった。

午後からの定期演奏会を聴きに体育館に入ったとたん、卒業生が駆け寄ってきてくれた。皆、高校の制服を着ていたり、ちょっと大人っぽい私服を着ていたり、GFを連れてきている子までいた。
OGやOBとして演奏会のスタッフを担当し後輩たちをサポートする姿は、頼もしいやら、うらやましいやら。

演奏会を聞いているうち、聞き覚えのあるフレーズが流れてくると、冬の寒さにも、インフルエンザの猛威にも負けず、寒い校舎の片隅で、一生懸命パート練習をしていた部員たちのけなげな姿を思い出し、涙が出た。
たった一回の本番、いつもの練習の成果が出せなかった子も、今日までに仕上がらなかった子もいたことだろう。
でも、自分を信じ、仲間を信じ、最後まで諦めずにやり遂げるのは、音楽もスポーツも、美術だって同じ。
 
終った後、部員たちが駆け寄ってきてくれたので、夏のコンクールにはぜひとも、本選出場を勝ち取り、勝ち残って、私を東関東大会に応援に行かせてね!とエールを送った。

懐かしい校舎、懐かしい生徒たち。
でも、今、私が頑張らなくてはいけない場所はここではない。今、私が向き合わなければならない生徒たちはここの生徒たちではない。
もう、バトンタッチしたのだ。
皆に心配かけたり、恥ずかしくないように、新天地で頑張らなくてはいけない。
今度皆に会うときは、
『先生もますます頑張っているから、私に負けないように、皆も元気で活躍してね!』
と明るく笑ってエールを送れるように。

我が家にAQUOSがやってきた!地デジアンテナは?

2009-05-02 16:37:00 | 徒然なるままに
4月25日(土)
ついに我が家にAQUOS(37型)がやってきた!
20年近く頑張ってくれていたTV が、もう寿命という感じで映りが悪くなる・・・というより、映らなくなって1ヵ月近く。そろそろ地デジ対応のTV に買い替えなければと思っていた矢先のことでもあり、思い切って買ってしまったのだった。(子どもたちも、定額給付金はTV代に使ってと申し出てくれた*(涙)*)
ブルーレイレコーダーも別売りのものを買ったものの、肝心の地デジアンテナについては今回は見積もりだけにして、購入しなかった。

だから、せっかくの大画面もBSもブルーレイに録画するのも、アナログ放送のまま。
なんとか地デジアンテナをつながなければとは思うのだが、自前でアンテナを買って屋根に取り付けるのと、フレッツ光のアンテナを利用するのとどちらがいいのだろう・・・。

ご近所では屋根にアンテナを立てている家が多いのだが、我が家の隣の家の屋根には大きなハム無線のアンテナがあり、以前、近所に雷が落ちたとき、隣のアンテナにも落ちたのが我が家のBSアンテナに飛び火し、焼ききれたことがあった。それ以来、お隣とは気まずくなったまま今に至るのだが・・・。

今回もせっかく立てた地デジアンテナが同じ目にあう可能性が大ならば、フレッツ光のアンテナ利用のほうが、高くはついても、メンテナンスの面では安心かなぁ・・・。

それにしても、大画面は迫力がある。画像もきれい!でも、地デジ対応ではないからなのか、画面が大きくなったり小さくなったりガクンガクン安定しなくて見づらいのはなぜ??

阿修羅展

2009-05-02 12:09:00 | 徒然なるままに
上野国立博物館で開催中の『阿修羅展』を見てきた。
http://www.asahi.com/ashura/index.html

高校の修学旅行で魅了されて以来の再会だった。

興福寺で見たときとは全く違う『展示』で、今回は360度の視点から見ることができるというのは、感動だった。

今回改めて拝観して、つくづく美しい像だと思った。
今更私があれこれ言わずとも、日本を代表する美しい仏像であり、その人気は古今東西類を見ないほどだということは百も承知の上だが。

正面の顔はずっと誰かに似ていると思っていたが、今回間近に見て、『夏目雅子にいている!』と思った。
天平時代にこの像のモデルになった人が実在したのだろうか?作者の理想の姿なのだろうか?
仏陀の説法を聞いて、帰依した瞬間の表情だといわれる正面の顔も美しいが、今回発見したのは、向かって右側の唇をかみ締めている表情。その顔を後方から肩越しに見た左45度の顔の美しさよ!!!!!この角度から見ることは、今回のような展示の仕方をしない限り不可能な角度だ。立ち止まってずっと見入っていたかったのだが、すごい混みようで立ち止まるのは不可能。ほんの20秒ほどしか見られなかったが、今もその美しさは瞼に焼き付いている。

高校時代は、何の予備知識もなく、行った先のお寺に安置されていたのを見ただけだった。
あれから30年間、見に行くことこそできなかったけれど、それなりの予備知識を得た上で改めて見ると、本当に1300年間の「祈りの形」がここにあるという実感を持ってみることができた。

また、今回実物を見ることで確かめたかったのが、正面で合掌している右腕の接ぎ跡。以前NHKの番組で、廃仏毀釈で被害にあい、折れた腕をフェノロサや岡倉天心たちの運動の甲斐があって修復されたことをやっていたのを見たことがある。
その痛々しい修復の痕をみて、改めて日本の文化美術を大切にしよう、そのことを子どもたちにしっかり伝えて行こうと思った。

八部衆や十大弟子の像も良かった。
手塚治虫の『ブッダ』を読んでから行ったので、舎利弗や目犍連を身近に感じることができた。
どの像も表情が良く現れていて、存在感があった。まるで今にも動き出しそうなリアル感があった。

去年は薬師寺の聖観音立像にカンゲキ!
今年は阿修羅ファンクラブ会員バッチをGET、Tシャツも買い、大満足で帰ってきた。会期中にあと2回は見たいなあ・・・。できれば空いている時間帯にじっくりと。
ホント、にわか仏像ファンのくせに、はまると深~い私なのでした。