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ほっこりするお話

2011-09-26 15:46:00 | 徒然なるままに
9月25日(日)

朝、自治会の公園掃除に参加した時、ご実家が阪神の方と、偶然に話をする機会があった。

私が、夏休みと先週石巻でボランティアをして来たことを話すと、その方のお姉さんが、26日から仙台にボランティアに行かれるとおっしゃった。
播州赤穂市にお住まいのその方のお姉さんが、発起人となり、着古したセーターをきれいにしてほどき、一人10足の靴下を編んで、200人で2000足編んだ靴下を持って、仙台の被災者の方々に、手渡しで届けに行くのだそうだ。

最初は、仲良しの方たちと、自分たち高齢者でもできるボランティアはないかという茶飲み話から口コミで伝わり、200人を超す参加者が集まったそうだ。
阪神大震災の経験から、一次的な支援ではなく、長期にわたっての支援が必要なのだと言うことで、今年は仙台。来年は釜石。再来年は、陸前高田。というように、継続して仮設住宅の人たちを励ましに行こうと言うボランティアなのだそうだ。

高齢者がはいても滑って転ばないように、ちゃんと滑り止めも縫い付けたのだそうだ。
支援物資として送ると、どこかの倉庫で眠らされてしまうから、自分たちで、避難所や仮設住宅を一軒一軒回って、手渡しするのだそうだ。
買ったものではない、一目一目に心を込めて、復興を祈願して編みあげた靴下は、どんなに温かいことだろう。
話を聞いていた時もそうだが、これを打っている今でも、私の心も目頭も熱くなってくる。

阪神の方々や、中越の方々の支援は、同じように大震災を経験した時の教訓が生かされ、本当に的確で、きめが細かい。
そして、本当の現実の厳しさをよくご存じだと思う。
『長期に渡る支援が必要』
これは、物資の配給や、瓦礫撤去などではない。
『孤独死』を出さないために、自治会づくりの支援や、親を亡くした子どもたちへの就学援助、仕事を亡くした人たちへの就職支援、二重ローンを抱えて苦しい人たちへのファイナンシャルプラン、家族を亡くした人たちへの傾聴ボランティア、車を失くし交通手段がない、持病を持ったお年寄りへの訪問看護、などなど…。


     *(紅葉)*      *(紅葉)*     *(紅葉)*     *(紅葉)*     *(紅葉)*

先日の『無事だった人同期会』で、故郷の石巻高校出身で、ご実家は女川にあった中村雅俊さんの『ふれあい』という歌をみんなで歌いながら、まるで、今の故郷の人たちのために歌ったような歌だなあとしみじみ思った。

これからの支援のテーマは、『ふれあい・ぬくもり』だと思う。

http://www.youtube.com/watch?v=SuHzH05ygzE&feature=related


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