3月5日(金)
怒涛のような1週間が終わった。
3日は予餞会、4日は公立高校一般入試の発表だった。
予餞会では、1,2年生たちが準備から当日の運営、発表、片付けに至るまで、よく動き、多少のアクシデントも臨機応変に対応し、一人ひとり精一杯頑張っていた。
私たちの装飾も、とても好評で特に3年生76名全員分の桜の花をつけた桜の木の装飾は、3年生の先生達から卒業式や入学式にも使わせてほしいと言われ、係りの子達みんなで大喜びした。
予餞会が終わってからも、1年生が残ってくれて、桜の花びらが両面テープの粘着力がなくなって落ちないように、ブルーシートに縫い付けるのを手伝ってくれた。
装飾係りは、スポットライトを浴びて舞台で発表するような派手さは無いけれど、体育館を夢と希望と感謝の気持ちでいっぱいにできるような装飾はできたと思う。
出来上がった作品を見て、みんな達成感でいっぱいだった。
横断幕やくすだま、招待状担当の2年生もよく頑張ってくれた。
来年はどんな予餞会になるかわからないけれど、今年、みんなでこだわって大切にしてきたことを来年も生かして、今年以上の予餞会を作り上げてほしいと思う。
*(クローバー)* *(クローバー)* *(クローバー)* *(クローバー)* *(クローバー)*
翌日の4日は、公立高校一般入試の発表だった。
早朝ウォーキングも、ここが正念場。
連日の寝不足の体に鞭打って、まるでお百度参りのように通い続けてみんなの合格祈願をしてきた。
結果は悲喜こもごもだったが、長欠の生徒以外はみな、進学先が決まった。
長欠の生徒にとっては今年はかなり厳しかったらしい。
卒業式までに、無事進路が決まりますように・・・。
*(桜)* *(桜)* *(桜)* *(桜)* *(桜)*
5日には3年生に美術の作品を返却すると言うことで、採点・成績付け・返却準備で、5:30最終下校後は、美術室に毎日遅くまで残って作業をしてきた。
5日の返却日、昼休みにクラスにまとめて持っていってもらおうと、美術係と『力持ちのかっこいい子』を呼んだのに、生徒が大挙してやって来て、高校合格の発表やらいろんなことを喋って行ったり、その場で作品鑑賞が始まったり、挙句の果てに、私を『ママ』だの『お母さん』だの言ってなんだか犬の子みたいにからんできたり、とにかくにぎやかだった。
あまりのにぎやかさに、昼清掃に入れないでいる1年生たちだったが、3年生を追い出した後は、1年生たちがかまって状態になった。
堂々と「掃除は気分転換」といいのけて、サボっているわけではないが、妙なハイテンションで掃除をしている。
でも、さすがに、3年生の篆刻や水墨画の作品がそっくりなくなっているのに気づくと、寂しそうな顔をしていた。
「今度はみんなの読書感想画を貼り出すからね」
と言うと、
「俺達も3年になったら篆刻や水墨画やるの?」
「う~ん、今度来る先生がやるかどうかは分からないな。篆刻はやるかもしれないけれど、水墨画は私ぐらいしかやっていないかも。」
「先生はどうして1年しかいられないの?」
「講師は1年契約だからね」
「来年もいてほしいって学校がお願いしてもいられないの?」
「うん。でも、何年か経ってまた戻ってくることはあるかも。」
「次の学校はきまったの?」
「まだ確定ではないけれどね。今度は2年生がいいなあ。今まで1年生と3年生しか学年所属じゃないんだ。2年生で一緒にキャンプに行ってみたいな。本当は2年生になったみんなと行きたかったんだけど・・・。」
「あと、もうちょっとなんだね・・・」
「うん・・・。でも、梨の季節になったら、毎年○○君の梨園に梨を買いに行くね。」
*(音符)* *(音符)* *(音符)* *(音符)* *(音符)*
来週の13日(金)は卒業式。
放課後の体育館での学年合同の歌練習は、予餞会の後でもあり、卒業式1週間前ということのあってか、みんななかなか頑張っていた。
「先生、めっちゃ頑張って歌っていたし」
「そりゃ、みんなにあれだけ発破かけておいて、私が声出してなかったら説得力ないからね。」
卒業式は、私にとってもこの学校の卒業式でもある。
そして、同じ日に卒業式を迎えるかつての教え子達に届くように、大きな声で歌おう。
旅立ちの時
作詞・ドリアン 助川
作曲・久石 譲
君の瞳に花開く 夢を奏でる心
風に吹かれるこの道さえも
星明りに照らされ
今ただ一人歩こう
胸を奮わせるときめきを
空と大地に歌おう
悲しみも笑顔も温もりも
熱い思いに揺れて
今抱きしめて歩こう
旅立ちの勇気を 地平線の光りと
分かち合うこの時
微笑みながら 振り向かずに~
夢を掴む者たちよ
君だけの花を咲かせよう
君だけの花を咲かせよう
争いの日々を 乗り越えて
青空に歌う時
かけがえのない 命の果てに
名もない花を咲かそう
今ここに生きる者よ
旅立ちの勇気を 虹色のかなたに
語りかけるこの時
微笑みながら 振り向かずに~
夢を掴む者たちよ
君だけの花を咲かせよう
君だけの花を咲かせよう
曲はこちらでお聴きください。
【オリジナル】長野パラリンピックテーマソング ・歌/宮沢和史(THE BOOM)
http://www.youtube.com/watch?v=Q2szWK6x70c
【合唱曲】http://www.youtube.com/watch?v=92kzhYQbbMA
怒涛のような1週間が終わった。
3日は予餞会、4日は公立高校一般入試の発表だった。
予餞会では、1,2年生たちが準備から当日の運営、発表、片付けに至るまで、よく動き、多少のアクシデントも臨機応変に対応し、一人ひとり精一杯頑張っていた。
私たちの装飾も、とても好評で特に3年生76名全員分の桜の花をつけた桜の木の装飾は、3年生の先生達から卒業式や入学式にも使わせてほしいと言われ、係りの子達みんなで大喜びした。
予餞会が終わってからも、1年生が残ってくれて、桜の花びらが両面テープの粘着力がなくなって落ちないように、ブルーシートに縫い付けるのを手伝ってくれた。
装飾係りは、スポットライトを浴びて舞台で発表するような派手さは無いけれど、体育館を夢と希望と感謝の気持ちでいっぱいにできるような装飾はできたと思う。
出来上がった作品を見て、みんな達成感でいっぱいだった。
横断幕やくすだま、招待状担当の2年生もよく頑張ってくれた。
来年はどんな予餞会になるかわからないけれど、今年、みんなでこだわって大切にしてきたことを来年も生かして、今年以上の予餞会を作り上げてほしいと思う。
*(クローバー)* *(クローバー)* *(クローバー)* *(クローバー)* *(クローバー)*
翌日の4日は、公立高校一般入試の発表だった。
早朝ウォーキングも、ここが正念場。
連日の寝不足の体に鞭打って、まるでお百度参りのように通い続けてみんなの合格祈願をしてきた。
結果は悲喜こもごもだったが、長欠の生徒以外はみな、進学先が決まった。
長欠の生徒にとっては今年はかなり厳しかったらしい。
卒業式までに、無事進路が決まりますように・・・。
*(桜)* *(桜)* *(桜)* *(桜)* *(桜)*
5日には3年生に美術の作品を返却すると言うことで、採点・成績付け・返却準備で、5:30最終下校後は、美術室に毎日遅くまで残って作業をしてきた。
5日の返却日、昼休みにクラスにまとめて持っていってもらおうと、美術係と『力持ちのかっこいい子』を呼んだのに、生徒が大挙してやって来て、高校合格の発表やらいろんなことを喋って行ったり、その場で作品鑑賞が始まったり、挙句の果てに、私を『ママ』だの『お母さん』だの言ってなんだか犬の子みたいにからんできたり、とにかくにぎやかだった。
あまりのにぎやかさに、昼清掃に入れないでいる1年生たちだったが、3年生を追い出した後は、1年生たちがかまって状態になった。
堂々と「掃除は気分転換」といいのけて、サボっているわけではないが、妙なハイテンションで掃除をしている。
でも、さすがに、3年生の篆刻や水墨画の作品がそっくりなくなっているのに気づくと、寂しそうな顔をしていた。
「今度はみんなの読書感想画を貼り出すからね」
と言うと、
「俺達も3年になったら篆刻や水墨画やるの?」
「う~ん、今度来る先生がやるかどうかは分からないな。篆刻はやるかもしれないけれど、水墨画は私ぐらいしかやっていないかも。」
「先生はどうして1年しかいられないの?」
「講師は1年契約だからね」
「来年もいてほしいって学校がお願いしてもいられないの?」
「うん。でも、何年か経ってまた戻ってくることはあるかも。」
「次の学校はきまったの?」
「まだ確定ではないけれどね。今度は2年生がいいなあ。今まで1年生と3年生しか学年所属じゃないんだ。2年生で一緒にキャンプに行ってみたいな。本当は2年生になったみんなと行きたかったんだけど・・・。」
「あと、もうちょっとなんだね・・・」
「うん・・・。でも、梨の季節になったら、毎年○○君の梨園に梨を買いに行くね。」
*(音符)* *(音符)* *(音符)* *(音符)* *(音符)*
来週の13日(金)は卒業式。
放課後の体育館での学年合同の歌練習は、予餞会の後でもあり、卒業式1週間前ということのあってか、みんななかなか頑張っていた。
「先生、めっちゃ頑張って歌っていたし」
「そりゃ、みんなにあれだけ発破かけておいて、私が声出してなかったら説得力ないからね。」
卒業式は、私にとってもこの学校の卒業式でもある。
そして、同じ日に卒業式を迎えるかつての教え子達に届くように、大きな声で歌おう。
旅立ちの時
作詞・ドリアン 助川
作曲・久石 譲
君の瞳に花開く 夢を奏でる心
風に吹かれるこの道さえも
星明りに照らされ
今ただ一人歩こう
胸を奮わせるときめきを
空と大地に歌おう
悲しみも笑顔も温もりも
熱い思いに揺れて
今抱きしめて歩こう
旅立ちの勇気を 地平線の光りと
分かち合うこの時
微笑みながら 振り向かずに~
夢を掴む者たちよ
君だけの花を咲かせよう
君だけの花を咲かせよう
争いの日々を 乗り越えて
青空に歌う時
かけがえのない 命の果てに
名もない花を咲かそう
今ここに生きる者よ
旅立ちの勇気を 虹色のかなたに
語りかけるこの時
微笑みながら 振り向かずに~
夢を掴む者たちよ
君だけの花を咲かせよう
君だけの花を咲かせよう
曲はこちらでお聴きください。
【オリジナル】長野パラリンピックテーマソング ・歌/宮沢和史(THE BOOM)
http://www.youtube.com/watch?v=Q2szWK6x70c
【合唱曲】http://www.youtube.com/watch?v=92kzhYQbbMA