東京リサーチ日記

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米アマゾン・ドット・コムはそこまでしてでもシェアを拡大したいのか・・・

2012-07-28 00:00:00 | 情報・日記
 2012年7月28日、米アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>が199ドル(約1万5300円)という低価格で発売するタブレット型端末「キンドル・ファイア」について、米調査会社アイサプライは2011年9月30日、推定原価が209.63ドルになるとの調査結果を明らかにしたのだ。アイサプライは、キンドル・ファイアの製品原価が191.65ドルで、製造費を含めると209.63ドルになるとしており、推定通りなら、アマゾンは1台製造するごとに約10ドルの損失を出すことになるのだ。アイサプライのアナリスト、ウェイン・ラム氏によると、アマゾンはキンドル・ファイアを通じて同社の商品やサービスの購入を促し、端末販売の損失をカバーしたい考えのようだ。米アップル<AAPL.O>「iPad(アイパッド)」の半値以下という低価格戦略で、その強力なライバルになるとみられるキンドル・ファイアだが、同じ米グーグル<GOOG.O>の基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載するソニー<6758.T>や韓国のサムスン電子<005930.KS>などのタブレットには値下げ圧力が強まる事であろう。米アマゾン・ドット・コムはそこまでしてでもシェアを拡大したいのか・・・まるで博打だ・・・(佐々木和夫) 


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