とくなが久志●奮闘録

参議院議員・とくなが久志です。日々の活動で感じたこと、考えたことをご紹介しています。

■「がれき処理推進議連」発足

2012年03月06日 | とくなが久志●奮闘録

3月6日(火)

 本日午後に民主党内において、
「東日本大震災・災害廃棄物広域処理推進議員連盟」が結成された。
通商名は「がれき処理推進議連」。

 滋賀県選出国会議員では田島一成氏が事務局長、
三日月大造氏と私が副幹事長に就くこととなった。

 災害廃棄物とは、
地震や津波などの被害で発生した廃棄物のこと。
被災地の東北三県では大量に発生し、
その処分を急いでいるが、
処理施設の不足もあって思うように進まない状況がある。

 実際には合計で2200万トンが発生し、
現地で処分できたのは6.2%ほど。
現地でも懸命の努力が行われているが、
とても追いつかないボリュームであり、
廃棄物処理施設に余裕のある自治体に対し、
その処理を手伝ってくれることを呼びかけている。

 福島県のがれきは放射線の関係もあり、
県内での処理を行うこととし、
宮城県と岩手県のがれきの処理をお願いしている。

 この両県だけでも、
岩手県で通常の11年分、
宮城県で通常の19年分の量に達しており、
そのうちの400万トンだけでも他の市町でお願いしたいわけである。

 読売新聞の世論調査では、
75%の方が広域での処理に理解を示す一方で、
共同通信の調査では86%の自治体が受け入れに消極的であった。

 住民の理解をもとに自治体の決断を後押しすることが重要。
自治体側の不安や疑問もわかるので、
まずは政府から丁寧な説明をさせてもらうことから始めていくこととなった。

 震災の悲劇から立ち上がろうとしても、
山積みされたがれきを見ると、
思い出したくもない記憶がよみがえり、
気持ちがなえてしまうと被災地の方々が言われている。

 ここはオールジャパンで、
「絆」を行動に移していきたいものだ。

 


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