自著の小説・詩の紹介(巨人戦)

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高木徳一の小説の執筆状況と『小説歌謡詞』の1作目(作詞講座)(巨人戦)

2009-10-02 15:09:38 | 小説

 今日は。

 秋雨前線が恵みの雨を降らせています。

 サモア、スマトラ沖と立て続けに大地震が発生し、家屋倒壊や津波などで多くの尊い命があっというまに失われています。観測機器、警報装置の整備、耐震建築など、即実行すべきことが山積しています。億単位の経費が掛かる戦略武器や宇宙開発のお金を半分くらい回せばと考えてしまいます。国連の場で話し合って欲しいですね。

国連といえば、鳩山総理の初デビューがあり、CO2の25%削減に関する英語でのスピーチは評判が良かったそうです。鳩山総理といえば、コペンハーゲンに飛んで、IOC総会でオリンピック招致のスピーチをするそうで、オバマ大統領のシカゴ、リオデジャネイロ、マドリードに勝って、石原都知事の東京に是非とも2016年のオリンピック開催を! 今夜決定との事・・・

 スポーツでは朝青龍の24回目の優勝、なんだかんだ言われても異国の地での大記録達成には兜を脱ぎます。

プロ野球は、巨人がペナント優勝しホップで、次のステップのCSで1位になり、ジャンプで日本一を奪回です。これで、本当の優勝祝いが出来るというものです。3位争いが見もので、セでは阪神、ヤクルトで、パは楽天、西武が競り合っていますね。

 さて、小説の執筆状況は中篇の『黒服の客』が現在私設編集長がチェック中です。次回作の構想、プロットは完成し、このブログを書き終わったら本文を執筆します。題名はこれからです。内容は競輪選手の成功と挫折です。

 いよいよ今回から自作宣伝のために、自作をテーマにした『小説歌謡詞』を連載します。

コメントをよろしくお願いします。

 Ⅰ.初級作詞講座

     『作詞講座、無料』で検索し、まとめてみました。

  1.作詞で心を掴むには?

   1)人の心を揺さぶる、歌詞や作詞   

   2)人の心を打つ言葉

   3)使われる言葉がシンプル

   4)より少ない言葉で多くの感動

  2.売れる作詞のコツ

   1)対象を広げる:彼女よりあなたを使う。固有名詞や限定された言葉を使わない。

   2)作詩をしない:どんなメロディーにもリズム、テンポがあり、作詞は音楽を通して伝えるもの。

   3)歌詞を覚えやすくする:頭に残るパターンを繰り返す。韻を踏む(あいつはパンダ、ほんとはサンタのように母音が同じ)

  3.舞台設定(5W1Hが基本)

   1)いつ:季節は?、時間は朝、昼、夜か?、時代は、現在、過去、未来か?

   2)どこで:家の中か外か?、街の中か?、海か山か?

   3)誰が:1人か、複数人か?、自分は含まれるか?

   4)何を:恋を、スポーツを、出会いを、別れを、喜びを、悲しみを・・・・

   5)どのように:美くしく、軽やかに、しみじみと、力強く・・・・

   6)どうした:出会った、別れた、過ごした、喜んだ、悲しんだ・・・・

 4.実践

   1)歌詞は、七五調、七七調(四、六~八)音で構成すると、メロディーに乗せ易い。

   2)歌詞が浮かんだり、見付けたりしたらメモる。

   3)完成時の3~5倍量

   4)不要な部分を消去する。

   5)1センテンスを4~8音で構成する。

   6)メロディーに乗らない所は、言葉の音数を修正したり、表現を変更する。

   7)一番と二番の歌詞は対にする。

   8)一番が『起承転結』の『起』で、二番が『承』にする。

   9)最後に繰り返しを使ったりする。そこは決め文句で『結』になったりする。

  5.題名

     歌詞の一部を採用したり、または歌詞全体のテーマを一言でまとめたものにする。

  6.オリジナル性

     目新しい発明的な表現を用いる。

  7.先人作詞家の言葉 

   1)『歌は発明』:新しい言葉による新鮮な表現

   2)『歌は乱れ髪』:ちょっと乱れた詞が雰囲気を出す。

  7.『歌は信号機』:場面が変わり、ハッとして印象に残る表現

 Ⅱ.有名作詞家による歌詞の分析結果

     『昭和思い出のうた、戦乱復興繁栄の六十余年』 (野ばら社、1989年初版)に掲載されている星野哲郎氏、荒木とよひさ氏、なかにし礼氏、阿久悠氏、さだまさし氏、小椋佳氏、川内康範氏、石本美由起氏らの歌詞を分析した結果、次の点が分かりました。

  1.音数が七五調、七七調が大半を占めている。あとは三、四、五、七の組み合わせで、三七、四七五、四八、五五五、五五七、五五五七七七、五七七、七五五五、七五五七、七五七七、七三、七七三五、七七七五、七七七七五、七七九などもあるが少ない。

  2.散文詩的な調べで、九五調、十八調などもある。

  3.一番と二番の途中や最後に繰り返しの言葉を入れる場合もある。

  4.最終の言葉を繰り返す事もある。

  5.一番より二番の歌詞を長めにする場合もある。

  6.感嘆語、掛け声の「ああ」「アイヤー」「ララー」などを挿入する場合もある。

  7.擬音語、擬態語を入れる時もある。

  8.音を伸ばす場合がある。『兄貴のヨー』、『女なんてサー』

  9.カタカナ語を加える場合もある。『ポッケ、チューインガム、ビル、マンホール、サンダル、ジャングル、ホテル、グラス、アベックなど』

 10.会話文「あなた」、「おまえ」を挿入する場合もある。

 11.長い台詞入りの場面も見掛ける。

 最後に、第1作目の『小説歌謡詞』をご鑑賞下さい。

    北京の月季(イエチエ)

  一. 北京の月季     華やいだ

     カラオケ娘に     目がくらみ

     老いらくの恋     燃え上がる

     言葉が通じ      にっこりと

     輝く瞳に        うっとりし

      ああ 天女が舞う  異国の地

  二. いとしい娘       故郷へ

     母の看病        無事終えて

     やつれた頬が     痛々し

     鮨とダイヤで      笑顔見せ

     波立つ湯船       はしゃぎあう

      ああ 愛する女(ひと) 手の中に

 三. 故国の窓辺        書きつづる

    子宝得たと         歓ぶ声

    認めぬ母は        死の床に

    契りし娘に         先越され

    小説賞の          栄冠で

     ああ 流れる雲に   夢乗せて