4WDの駆動力の損失を半減 マツダ、新型CX-5に採用

2017-02-08 15:03:55 | 技術

4WDの駆動力の損失を半減 マツダ、新型CX-5に採用

マツダは7日、エンジンオイルの粘度を低くし、滑らかにすることなどで駆動力の損失を現行車より半減した四輪駆動(4WD)システムを開発したことを明らかにした。2日に発売した主力スポーツ用多目的車(SUV)「CX-5」の新型車に採用し、低燃費につなげた。雪道でも安定して走れる4WDに新技術を投入し、幅広い地域の顧客にアピールする。

 4WDは駆動部品の追加による車重や内部の抵抗の増加で二輪駆動車(2WD)よりも燃費が悪化する傾向がある。だが、同社はオイルメーカーと共同で粘度が大幅に低く、滑らかな化学合成オイルを新開発。温度による粘度の変化も抑え、寒冷な降雪地域でも駆動力の損失を減らした。

 また、エンジンから後輪に駆動力を伝えるギア部品を柱状から球状に変更し、摩擦による抵抗を約30%減らした。



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