薄く軽い太陽電池 開発本格化

2013-12-31 20:32:02 | 自然エネルギー

薄く軽い太陽電池 開発本格化

太陽光発電など再生可能エネルギーの普及が進むなか、素材メーカー各社は部屋の壁や窓などにも設置できる薄くて軽いフィルム状の太陽電池の開発を本格化させています。

この次世代の太陽電池は薄いフィルムの上に電気を発生させる特殊な化合物を塗ったもので、折り曲げても使えることから、部屋の壁や窓などにも設置できます。
安いコストで大量生産するのが難しく、普及には時間がかかるとみられていましたが、このほど大手化学メーカーの「積水化学工業」が量産できる技術を開発しました。電気を発生させる化合物を500度の高温でフィルムに焼き付ける工程を室温でも行えるようにすることで生産効率を大幅に引き上げることが可能になったということです。
積水化学工業開発推進センターの小笠眞男所長は「次世代の太陽電池は柱や壁など至る所に設置することが可能で、手軽に発電して、自分で電気を持って歩ける時代になると思う」と話しています。
太陽電池を巡っては「三菱化学」が裏側が透けて見える、より薄いフィルム状の電池を開発したほか、「東レ」も耐久性を10年程度にまで高めた電池の開発に成功しており、今後、次世代の太陽電池の普及に弾みが付きそうです。



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