宮城交通 北陸道バス事故 出発前に体調不良訴える

2014-03-13 13:59:43 | 宮城県

北陸道バス事故 出発前に体調不良訴える

3日に北陸道で発生した夜行バス事故で、バスの運行会社「宮城交通」の現役の運転手が取材に応じ、事故を起こした運転手が出発前、体調不良を訴えていたとみられることが分かった。


今回の夜行バス事故では運転手が居眠りか病気による体調の急変によって意識を無くし、事故を起こしたとみられている。「宮城交通」の現役の運転手によると、本人は具合が悪いと周りに話していて、また、点呼時に運行管理者から、顔色が悪く「大丈夫か?」と聞かれたと聞いているという。また、勤務実態について、月に休みが2、3日というのは、今回事故を起こした運転手だけではないという。警察は引き続き宮城交通の労務管理に問題が無かったかなど、調べている。


一方、警察は今回の夜行バス事故の負傷者が当初の発表よりも2人増え、26人になったと発表した。新たにけが人として確認されたのは、バスが衝突した2台目のトラックの運転手1人と、バスの仮眠室にいた交代の乗務員だ。当初はケガをした様子がなく、病院にも行っていなかったが、トラックの運転手が腰のねんざ、バス乗務員が鎖骨骨折と診断された。また、これまで軽傷とされていた白山市に住む乗客の男性(50)は、内臓を損傷する重傷だったという。