えっ岸部四郎の古書を「安値で売却」 「ミヤネ屋」風水企画が波紋

2011-02-01 20:14:58 | 芸能
テレビ番組の企画で、タレント・岸部四郎さんが「15万円の価値がある」といっていた古書が640円で売られてしまうという「事件」があった。家の中を模様替えして運気を上昇させるという風水の企画だったのだが、番組が本人留守中に売ったことから、ネットでは「ひどい。岸部さんが可哀想だ」といった声が相次いでいる。
岸部さんは2011年1月27日、読売テレビ(日本テレビ系列)の情報番組「情報ライブ ミヤネ屋」に出演。09年夏に病気で入院して以来、芸能活動が少なくなっている岸部さんの運気を上げるため、風水で自宅の模様替えをするという企画が行われた。
ブックオフに1冊20円で売却
風水に詳しい女性お笑い芸人、出雲阿国(いずもの おくに)さんが登場。男性リポーターと一緒に岸部さんのマンションに行き、「間取りは悪くないけれど、使い方が悪い」と、家具の位置を変えるなどした。
しばらくして2人は古そうな本の入った本棚を見つける。岸部さんは古書収集家として知られるが、出雲さんは「本棚は風水的にその人の頭の中を意味する。読んでない古い本しか置いてない人は頭の中が古い知識しかない。その人の知識にはほこりがかぶっている」と主張。岸部さんは怪訝そうな顔をして「あなたとは合わないようだ」と言うが、蔵書を売ることは了承した。
蔵書の中には岸部さんが「吉田健一全集」といっているものがあり、岸部さんは、15万円の価値があると説明。吉田健一は昭和の英文学者で、古書市場では比較的人気が高い。しかし岸部さんが「後は任せます」と散歩に出てしまい、その間にブックオフのスタッフが登場。査定の結果、全集は1冊20円が32冊で640円、その他の古書を含め70冊3440円で売られた。
帰ってきて売却価格を聞いて唖然とする岸部さんに、出雲さんは「風水的には整いましたから」と報告。出雲さんは3440円で掃除グッズを買い、岸部さんがそのお釣り170円を受け取って企画は終わった。
(続く) (岸部四郎の古書を「安値で売却」 「ミヤネ屋」風水企画が波紋 (1/2) : J-CASTニュース)

有罪にする新しい証拠が有るのか?陸山会事件:小沢・民主元代表強制起訴 「やましくない」全面対決の構え

2011-02-01 07:04:57 | 報道
「国民、同志の皆様にご心配をおかけしていることをおわび申し上げます」。31日に政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴された民主党元代表の小沢一郎被告(68)はそう述べる一方、「何一つ私自身やましいことはない」と改めて潔白を主張した。弁護団とともに全面的に争う構えの元代表に対し、検察官役の指定弁護士は有罪立証に自信を見せる。市民の判断によって政界の実力者が裁かれることになった法廷で、激しい攻防が始まる。【曽田拓、杉本修作、和田武士、伊藤直孝】
 小沢元代表は31日夕、衆院第1議員会館内で十数分間、報道陣の取材に応じた。冒頭に謝罪後、自身の見解を書いた紙に時折視線を落としながら「1年余にわたる徹底した捜査で不起訴になった」と従来の主張を改めて繰り返した。その上で「(強制起訴は)検察の起訴のように有罪の確信があって行うのではなく、法廷で白黒をつけるために行うと当の検察審査会自身が述べている」と、検察による起訴とは違うと強調した。
 報道陣から党執行部による離党勧告などが行われた際の対応について聞かれた際にも同様の発言を繰り返し、「今後も民主党議員としてやってまいりたい」などと離党や議員辞職を否定した。
 取材に応じる間、小沢元代表は囲むような形で質問をした記者に顔を向けながら話をするなど、余裕をうかがわせるような表情に終始した。「今後、裁判が始まると、執行部入りや政府入りができなくなるのでは」との趣旨の質問には、想定外だったのか「執行部入り?」と聞き返しながら苦笑する場面も。ただ、記者から「(強制起訴も)起訴は起訴で、離党すべきだとの声もある」と問われると、一瞬不機嫌な表情に。「大方の法律家も一般の方々も検察による起訴とは違うと認識している」と反論した。
 別途会見した小沢元代表の弁護人・弘中惇一郎弁護士(65)は「今回の起訴は検察側の起訴基準と全く異なる基準でなされたのは明らか」と無罪判決に向けて自信を見せた。
 弘中弁護士はロス疑惑や薬害エイズ事件、郵便不正事件など社会的に注目された事件で無罪判決を得たことで知られる。会見では「検察が『有罪間違いなし』と起訴したものでも崩れる。検察審査会は、検察が調べたことの一部である調書だけをもとに起訴議決をした。『裁判で白黒つけよう』という考え方は人権の面から見ても大変疑問」と、検察審査会を批判。今後、弁護団を増員して弁護活動に当たる方針を明らかにした。
 小沢元代表が融資の申込書類に署名した点などを指定弁護士側が「偽装工作」として有罪立証の根拠にするとみられることについては「具体的な主張がない時点で個別のことは申し上げかねる」と述べるにとどまった。
 ◇指定弁護士、有罪立証に自信 「法曹の良心に恥じぬ」
 「起訴は法曹の良心に恥じないと思っている」。検察官役として小沢元代表を午後2時29分に強制起訴した大室俊三弁護士(61)ら指定弁護士3人は、東京・霞が関の司法記者クラブで会見。検察が「証拠が足りない」と判断した事件だけに、立証の難しさも指摘されるが、村本道夫弁護士(56)は「多くの事実から立証を考えている」と語り、手応えを感じている様子だった。
 昨年10月の選任から約3カ月。3人は弁護士の通常業務も抱えながら補充捜査を進めてきた。山本健一弁護士(47)は「150~200時間くらい費やした。時間的、精神的ゆとりはなかった」。補充捜査の終盤には、元秘書の石川知裕衆院議員(37)が、検察の再聴取の様子を録音していたことが判明したこともあって、大室弁護士は「いろんなことがあったが、ようやくここまで来た」と安堵(あんど)の表情も浮かべた。
 ただ、郵便不正事件を巡る証拠改ざん事件で起訴された元検事、前田恒彦被告(43)が作成した別の元秘書の調書を証拠申請するかは明確にしなかった。
 起訴が通常国会開会中となったことについては「補充捜査に要する期間を考慮し、(月末で)きりの良い日ということで決めた」と述べ、政治日程は無関係と説明した。
 ◇後援会関係者、選挙影響を懸念
 小沢元代表の強制起訴に地元の岩手県奥州市では、後援会関係者が統一地方選への影響を懸念し、市民からは裁判での真相解明を求める声が上がった。
 小沢後援会幹部は「無罪を信じている。先生の政治改革への思いを実現させるためにも、私たちが頑張らなくてはいけない」と話した。そのうえで今春の統一地方選について「影響も出るだろう。民主党が一致団結しなくてはいけない時期なのに」と不安も見せた。
 市内の多目的商業施設で、買い物に来た主婦、鈴木敬子さん(71)は「多額の金を秘書だけで動かせるはずはない。裁判ではっきりさせた方がよい」と話した。
 無職男性(83)は「小沢さんは民主党政権を作った立役者。離党や議員辞職はすべきでない」と擁護した。【(陸山会事件:小沢・民主元代表強制起訴 「やましくない」全面対決の構え - 毎日jp(毎日新聞))