原因不明の熱と体の痛みを訴えていた母は、づっと飲んでいた抗生物質の減薬中に
A型インフルエンザに罹患した
それもやっと熱が下がって来たと思ったら、またもや高熱が出たと知らせが有った
「肺炎の可能性が高いので、明日の午前中に大きな病院でレントゲンを撮りますが
肺炎の場合は、入院になりますのでご家族は直ぐに手続きに来て付き添って貰います」
そう言われた
その電話が有ったのは、これからパンを焼こうと言う直前
正直、肺炎ならば命に関わると解っていた
今晩にも急変する可能性も有ると思うと、パンどころでは無くなった
夜8時、電話が鳴った
ドキッとして慌てて電話を取った
「私〇〇会社の〇〇と申します」
も~~ビックリするじゃない!
「大切な電話が有るかもしれませんので切りますね」
セールスの電話と解り、切らせて貰った
次の朝も、何時連絡が来ても直ぐに病院に行けるように身支度した
朝から出掛ける主人に
「貴男が帰宅前に電話が有ったら、タクシーで行くからね」
と言って置いた
ジッと時計と睨めっこ
電話が鳴らないなぁ~と思っていた11時半頃、電話が鳴った
慌てて受話器を取る
なんとテープで一方的に流れる自動音声
「〇〇ガスにするとお得です」
と電力会社からの勧誘メーッセジが流れる
主人が心筋梗塞で入院中を思い出した
電話が鳴るたびに、急変したのではないかと動悸が激しくなった
病人を持つ家庭には、勧誘電話は酷だ
12時半に主人が帰宅
「まだ連絡が無いのか?」
と訊かれる
「可笑しいよね・・・もう診察時間も終わった筈なのに・・・」
取り合えず昼食を済ませ、施設に出向いた
私の顔を見ると、連絡を下さった職員の方が
「すいません、付き添って行った職員から何も連絡が無くてこちらも心配しています」
と言う
「では私達も病院に行ってみます」
と言うと
「そうして頂けたら助かります」
との返答
病院の受付で母の名前を言い、まだ診察中でしょうか?と尋ねた
「あ~その方なら点滴中です」
と答えが有って、部屋に案内された
病院まで付き添って下さった施設の職員さんも居た
「母は肺炎では?」
と問うと
「すいません、それが同じA型でもタイプの違うインフルエンザに再度罹患されています」
そう言われて驚いた
確かにインフルエンザはA型でも種類の違うものに、再罹患するとは聞いていたが・・・
インフルエンザとなると、迂闊には近づけ無い
少し離れた所から
「お母さん~しんどいね~大丈夫?」
と声掛けをした
最近の母は、おじさんの事を聴かなくなった
「〇〇さんは?」
と主人の事を聴く
「一緒に来てくれたよ」
と言うと
「〇〇さん、何時も迷惑かけてすいません」
と、か弱い声で言う
「お母さん、大丈夫ですか?」
主人の問いかけに
「早くベッドで寝たいわ、椅子のままはしんどい」
と答えた
付き添って下さっていた施設の方に
「申し訳ありませんが、宜しくお願いします」
と言って、一足先に病院を出た
去年の大晦日から、づっと熱に悩まされまともな食事も摂れていない
施設からの書面で、母の身長は148㎝と書いて有った
体重は大幅に減って、45kgくらいだそうだ
「お母さん、そんなに小さくなかったのにね」
と主人に言った
きっと圧迫骨折等で、小さくなってしまったのだろう
大きな持病も無かった母は、きっと長生きするだろうと思っていたが
主人の父・私の父・母の姉・・・皆、90歳の壁が越えられ無かった
母は、この大きな壁を越えられるだろうか・・・・
A型インフルエンザに罹患した
それもやっと熱が下がって来たと思ったら、またもや高熱が出たと知らせが有った
「肺炎の可能性が高いので、明日の午前中に大きな病院でレントゲンを撮りますが
肺炎の場合は、入院になりますのでご家族は直ぐに手続きに来て付き添って貰います」
そう言われた
その電話が有ったのは、これからパンを焼こうと言う直前
正直、肺炎ならば命に関わると解っていた
今晩にも急変する可能性も有ると思うと、パンどころでは無くなった
夜8時、電話が鳴った
ドキッとして慌てて電話を取った
「私〇〇会社の〇〇と申します」
も~~ビックリするじゃない!
「大切な電話が有るかもしれませんので切りますね」
セールスの電話と解り、切らせて貰った
次の朝も、何時連絡が来ても直ぐに病院に行けるように身支度した
朝から出掛ける主人に
「貴男が帰宅前に電話が有ったら、タクシーで行くからね」
と言って置いた
ジッと時計と睨めっこ
電話が鳴らないなぁ~と思っていた11時半頃、電話が鳴った
慌てて受話器を取る
なんとテープで一方的に流れる自動音声
「〇〇ガスにするとお得です」
と電力会社からの勧誘メーッセジが流れる
主人が心筋梗塞で入院中を思い出した
電話が鳴るたびに、急変したのではないかと動悸が激しくなった
病人を持つ家庭には、勧誘電話は酷だ
12時半に主人が帰宅
「まだ連絡が無いのか?」
と訊かれる
「可笑しいよね・・・もう診察時間も終わった筈なのに・・・」
取り合えず昼食を済ませ、施設に出向いた
私の顔を見ると、連絡を下さった職員の方が
「すいません、付き添って行った職員から何も連絡が無くてこちらも心配しています」
と言う
「では私達も病院に行ってみます」
と言うと
「そうして頂けたら助かります」
との返答
病院の受付で母の名前を言い、まだ診察中でしょうか?と尋ねた
「あ~その方なら点滴中です」
と答えが有って、部屋に案内された
病院まで付き添って下さった施設の職員さんも居た
「母は肺炎では?」
と問うと
「すいません、それが同じA型でもタイプの違うインフルエンザに再度罹患されています」
そう言われて驚いた
確かにインフルエンザはA型でも種類の違うものに、再罹患するとは聞いていたが・・・
インフルエンザとなると、迂闊には近づけ無い
少し離れた所から
「お母さん~しんどいね~大丈夫?」
と声掛けをした
最近の母は、おじさんの事を聴かなくなった
「〇〇さんは?」
と主人の事を聴く
「一緒に来てくれたよ」
と言うと
「〇〇さん、何時も迷惑かけてすいません」
と、か弱い声で言う
「お母さん、大丈夫ですか?」
主人の問いかけに
「早くベッドで寝たいわ、椅子のままはしんどい」
と答えた
付き添って下さっていた施設の方に
「申し訳ありませんが、宜しくお願いします」
と言って、一足先に病院を出た
去年の大晦日から、づっと熱に悩まされまともな食事も摂れていない
施設からの書面で、母の身長は148㎝と書いて有った
体重は大幅に減って、45kgくらいだそうだ
「お母さん、そんなに小さくなかったのにね」
と主人に言った
きっと圧迫骨折等で、小さくなってしまったのだろう
大きな持病も無かった母は、きっと長生きするだろうと思っていたが
主人の父・私の父・母の姉・・・皆、90歳の壁が越えられ無かった
母は、この大きな壁を越えられるだろうか・・・・