夜ふかしする都会人とは違い

谷筋は冬の景色

おるごーるづくりは
自然のリズムに身体を整える事で
私はとても元気になっています。
テレビもほとんど見ず
木と向き合い
夜が明けると動き出し
日が暮れると身体を休めると言うリズムはとても気持ちいいものです。
以前は夜更かしな人の影響をよく受けて夜更かしばかりしてましたが
こちらに来てからは
もう誰の影響も受けません。
私は私。
朝グラウンドに行くとき

谷筋は冬の景色
しかし今朝はややあたたかかったです。
京都に比べればずいぶん穏やかなここの冬
身体に優しい冬です。
あの強烈な底冷えはここにはありません。
あるのは季節風の風冷え。
風の音をひゅうひゅう受けながら
身体に受け止め
冬の季節を体感する。
気持ちいいものです。
そんな中身体を動かすと本当にまたあたたかくなります。
毎朝このような景色をみているのは本当に幸せです。
鳥たちの様子をいつも見ていて
今朝は鴨の隊列を見ていました。
それを見て
「あ、松葉さんの鴨なんば食べたい」
と、不埒な想像をしてました。
松葉さんのにしんそばは有名ですけど
にしんそばはやっぱり京都人のソウルフード。(笑)
年越しそばはやはりにしんそばに限ります。
しかし松葉さんの鴨なんばも好き。
よく食べたなあ。
と、思い出し。(笑)
鴨を見てそんな事を想像する私は
何とも花より団子人間なのかなあと笑えてきました。
今朝もタロさんから
「決めるときは決める❢」
と言われ
カッコよく決めようとしたらズッコケまして
それを見てタロさんやみんなが大笑い。
「何でゆのんはそこでお笑いになるのか?(笑)」
みんな吹き出してました。(笑)
「いつも何か一本足らんのだ❢(笑)面白くていかんの〜」
と、涙流してみんな笑う。
あはは。カッコよくないなあ。
でもみんなはそれがゆのんちゃんらしくていいのだと大笑い。
「ゆのんは何か一本足らんからいいのだ。完璧なら可愛くないぞ❢」
と、なぐさめられ。(笑)
わずか少しの時間の運動や人との会話、笑い。
それらはおるごーる作りのウォーミングアップになり
その後違和感なくものづくりに入れます。
土地との相性
というのでしょうか?
私は、この地に来て
初めて熟睡を知り
安堵感を得たのです。
先の事などわからない。
けれども胸の中にいつもいつもあったゾワゾワと落ち着かない何かが
この地にいるときは消えます。
海の波の音を聞き
山の鳥たちの声を聞き
日が昇る様子を毎日見て
日暮れの暮れていく様を感じ
月が昇ると月明かりを感じる。
人の贅沢というものはこういう事なのかと想います。
午後風が少し出ました
防災無線が鳴り響き
山火事がこの地域に発生と。
慌てて外に飛び出した。
山火事は恐ろしい。
皆さん外に飛び出してこられた。
谷筋や裏山を確かめる。
匂いを嗅ぐ
「どこでしょうね?」
訝りながらとにかく火元を探す
消防団が谷から出て行く
あれ?
Oさんから連絡
トンネル越えた所のKさんちの裏山あたり。大したことはないから心配しないように。
私が不安に感じているだろうと連絡くださった。
防災無線聞いてきみちゃんが心配して電話くださる。
「ゆのんちゃん大丈夫かい?」
みんなみんなありがたい。

おるごーるづくりは
愛情
そう言った
母のお風呂介助などしているとき
出来なくなる事を手助けしながら
ある程度の機能訓練になることはしてもらう事など
とても勉強になる
しかも
不思議な事に
許せる気持ちが生まれてくる
出来なくてもいいよと想える。。
親と言うものは何とありがたいものかと想えた。
待ったりじっと見守ることは
子育てと似ているけれど
自分の体力衰えてくる頃の介護はなかなか大変な事
我々世代は年若く子を育てたけど
今の人達はゆっくりだ。
凄いなと想います。
私が子供達が高校生とかになってたくらいの年齢で今の皆さんは出産とかされます。
よく体力が持つなあと感心します。
40歳近くなるとぐっと体力は衰えて来ますから。
20代前半のわけのわからぬ自分が何とか子供達育てられたのは
凄まじく体力あったからかなと
母を見て想います。
人は年々出来なくなる事が増えるのだなあと納得。
それを許せる自分が生まれてきます。
親はそんな事を教えてくださる。
この地はそんな事を感じられる穏やかさも私に与えてくれる。
愛情というものをじかに感じさせてくださる不思議な土地。
多分自分に合っているのだなあ。
作品づくりにはほとんど休みはないけれど
無理はしない。
コツコツコツコツ。
愛情込めてコツコツコツコツ。
自分のペースを守り
コツコツコツコツ。
人に合わすことなく
黙々と自分のペース。
それでいい。