お坊さんが
お葬式もできなかった故人のため
お葬式と同じような供養をしてくださることになり
ありがたいなと。
祭壇は私がしつらえることにしました。
色々と簡単ですが準備して。
故人の幼馴染さんも呼んで。
よかった。
本当によかった。
近しい人だけで。
しかし
父が昔
孤独なこの故人をよく
縁もそんなにないのに
家に呼んでもてなしてた。
私は不思議だったけど
父はいつも
情を受けられんかった人なら
自分が情は与えられる。
お金はやれんが。(笑)
と、大笑いした。
故人は恥ずかしそうに座ってた。
父はどこに行っても
誰でも
区別せず笑顔で迎えてた。
だから面白かったのは
いろんな宗教の人や
いろんな政党の人たちが父の元にやってきて
一緒にご飯食べてた。
父はいつも
周りがやいやい話してるのを笑いながら聞いてました。
「みんな焼いたらおんなじや。」
と、言ってました。
変な父でしたが
今回何だか父が
こんなことを後ろでしてくれた気がしました。
私ならとてもできない。
許容できないこともあるのに
父はいつも笑ってた。
全部
私が簡単に準備するのは
そんな父の姿を見ていたから。
そんな父の姿は
時々街を歩いていると
「お嬢ちゃん❣」
と、声をかけてくださるとき思い出す。
議員さんや
宗教家の方や
社協のOBの方や。
何をしてたのかな?父は。
私はそんなことはとてもできない。
私のできることを黙々とするだけ。
不思議なことは
やっぱり父が連れてきてる気がするのだ。
喧嘩があれば仲裁に出かけていくし
冠婚葬祭あれば呼ばれるし
政治家のパーティーも。
それもいろんな政党から。
意味不明だ。(笑)
「みんな頑張ってるんだから応援してあげたらええ。」
ふーん。
と、聞いてた。
ま、変な人でしたね。
死ぬまで笑ってました。(笑)