朱鷺色の天使

ソロモンオウムをはじめ沢山の鳥さんとの日々、を綴ります。また、元エホバの証人の2世です。そのネタ投下もします。

かれんさんってどういう人?

2013-01-27 23:26:24 | ペット
前回の記事を読んで、この人どうよ?と思われたと思います。もちろん、それでいいです。

私は、エホバの証人の両親のもとに生まれました。これがどういうことか?かいつまんで言いましょう。幼いころから聖書の聖句を丸暗記させられ、できなければぶたれました。毎日。休みは奉仕、とかいって一年中何時間も引きずり回され、ちょっとでも気に食わないこと・・・まあ、よそ見していたとか・・・すればまあぶたれました。学校から帰ってきたら、集会に連れて行かれます。クソつまらない話を聞かされて、疲れてうとうとすればぶたれました。日曜日も集会です。午後は奉仕です。夏休み、冬休み、春休みは丸々奉仕です。テレビは一応おいてありました。見る番組は規制されました。読むものも規制されました。学校の行事には不参加を表明させられました。当然壮絶ないじめにあいます。・・・某国のような状態でした。進学も許されません。ひどい人は高校進学まで許されませんでした。仕事に就くことも許されませんでした。当然おこずかいはないです。資金源は年に一度のおばあちゃんがくれる千円札数枚です。

・・・おなかいっぱいですよね、こんな悲惨な話。まあ、こんな中でやっとこさ買ったたった一匹の金魚、そのあたりから私の生き物飼育が始まります。たった一匹の金魚です。でも、たった一人の友達でした。精一杯お世話しました。ずっと一緒にいたいから。少ない資金。それで飼育本を買いました。隅から隅まで読みました。今豊富にある飼育本と中身を比べたらこれどうよ?と思うくらい古い内容です。次に鳥の飼育本を買いました。鳥さんは飼えませんでした。でも、いつかいつか飼えると信じて。まあ、ぼろぼろになるくらい読みました。内容は、いまの最新の知識からすれば卒倒ものです。でも・・・その二冊には、今の飼育本のはない大切なお話が書いてありました。そう、スキルの積み重ねです。今の本にはご丁寧な説明はあります。今のお店には山ほどいい器具、たくさんの種類のフード、たくさんの生き物を売っています。ネットを使えばもっとたくさん。金を出せばあらゆる種類の生き物が買えます。これははたして幸せなことなんでしょうか?正直、幸せではないと私は思います。少なくとも、生き物は幸せではないと思います。

以前、こんなことがありました。私ははじめてハムスターを買いました。一匹のハムスター。その時、お店番のおばちゃんが私のリュックを開けました。何、何、と思っていると、たくさんのひまわりの種と麻の実を詰め込んでくれました。もちろん、餌の内容としてはよろしくありませんね。でも、たくさんのたくさんの気持ちが入っていました。

後に自分がペットショップのスタッフになれたとき、「人を見る」ことの大切さが分かっていましたので、もちろん「人を見て」売っていました。これは、私の最低限の、そして最大の義務だと思っていましたので。そして実はこのことがクレームを最大限減らすことができる手段で、確実に大丈夫な人へ自分の子供たちを託す手段でした。

今、ペットショップで生き物を飼うとき、スタッフの人がそこまでしているかどうか・・・はご想像にお任せします。もちろん、私はそこまでしているお店を知っています。そういうところは、実は目立ったところにはありません。誤解されていることすらあります。しかし、見る人が見れば確実にわかります。

猛禽類を扱っているお店が小一時間のところにあります。私はそこを、何の気なしに訪れました。ふらりとあらわれた私を見て店長さんが対応してくださいました。丁寧に丁寧にすみからすみまで見せてくれました。それは私のやる気を感じていたからだと私は解釈します。見る目があります。私はそこで猛禽さんを買いました。餌も買います。

つまり・・・その時は私は何にも買いませんでしたけれど、結局お得意様になりました。もちろん、高価な猛禽さんは飼えません。けれど、私が誰かに「猛禽さん買いたいんだけど、どこがおすすめ?」と聞かれたら、「あそこだよ」と言いますね。その人もきっと気に入ってくれるはずです。そうしたら・・・いわずもがなですよね。

そこのお店には、頻繁にかなり高価な猛禽さんが入ってきますが、あっという間に売れてしまうのがその証拠です。森の中にあるお店です。サイトはあります。地図もありますが、地元のわたしも迷っちゃうほど森の中。もちろん、お店に行くのはすごい勉強になります。でも、いまから猛禽さん飼いたいな、と思った人は、サイトだけでも見てもらえればいいな、と思います。もちろん猛禽さんに特化した先生のことものっています。

猛禽さんは、種類も様々です。見た目無口そうかもしれませんね。写真だけ見ればどう見たって孤高の戦士です。ところがです。おんなじ種類でも、その育ち方によってはかなり鳴く子もいれば・・・かなりどこではない子もいます。大人し目の子もいます。もっというと体重で鳴きだすし、大人しくもなります。でもうるさいからたくさん食べさせよう、ではあまりに短絡的です。つまり買ってしまって「こんなはずじゃなかったよ!」とクレーム殺到しかねません。しかも高価ですからこれほんとクレーム来たってしょうがない・・・と思いきや、私が見て感じた限りではどうもそうには見えないし、売れています。これはどういうことでしょうね。私はやはり見る目があるんだと思うし、「お客を見て」売っているとしか思えません。

ふつうのペットョップ、有名どころのチェーン店なんかだとちょこっと口コミ読むと、まあこりゃ悲惨なことになっています。お金でたとえるのは好きではないんですが、たとえばメジャーなワンコだと数万から十数万というところでしょう。猛禽さんはそれこそ百万単位の子もざらです。もちろんわたしはお金ないので十万の子です。もちろん気に入っていますよ。話を戻すとこれなんかクレーム来たらすんごく怒っちゃうのどっちかな、なんて思うんです。騒ぎ大きいのどっちでしょうと。多くは言いませんが、残念ながら、大手だからいいかな、というとどうもそうではないようですね。ちなみに某チェーン店、猛禽さん置いてます。しかも犬猫中心なのに。値段ですか?ありえません、高いですよ。クオリティ?どうでしょうね。アフターケアも望めませんよ。そこでぽんと買ってしまって「こんなはずじゃなかったよ!」と騒ぐ可能性は大きいです。緊急事態に対応してくれるかも怪しいです。猛禽さん専門の先生を紹介してくれることすら怪しいです。

家族が変化したのはご想像にお任せします。壮絶な戦いを私はしましたよ、とだけ言っておきたいと思います。

お金を出せばぽんと買える時代ではありますがいい買い物ではありませんね。がらくたをつかまされる可能性が大きいです。口コミを頼りに買いものするのもどうかと思います。高くていいものもあれば、安くていいものもあります。同じお店に「そうだネオンテトラ買おう、あと飼育用品も!」といって二人の人が入り、買いものをし、レジに行ったら値段も違うでしょう。さらに言うと一週間後にネオンテトラがどうなっているかはこれはスキルによると思いますよ。もちろん、理想を言えば、ネオンテトラ買う前に水槽セットして回して少ししてから行こうよね、と思いますけど。

いまあこがれの鳥さんを飼っていますが、あの時の本は捨てられないです。


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