教圓寺坊守だより

宇島の浜風とともに…

父に似て…

2008年02月09日 | Weblog


一昨日届いた実家の兄からの手紙です・・・。

「一年遅ればせながらの、母の喜寿のお祝いのささやかな宴をします」
との案内状です。

今どき・・・ながら、手書きです。

次兄宛と私宛、ほぼ同じ文面でしょうが、
片方をコピーすることもなく、
どちらも手書きの手紙のようです・・・。

兄はいつも手書きです。

実はワープロもパソコンも使わない?使えない?
どちらか定かではありませんが
いつも手書きです・・・。

いい加減、パソコン打つようにしたら???なんて、
ときどき冗談ぽく言ったりもしますが、
「いやいや・・・」とはぐらかされます。

私は、寺関係・コーラス関係の文書など
ほとんどパソコンで処理します。

考えてみると、パソコンを使えるようになって
手書きの手紙をあまり書かなくなったような気がします・・・。
訂正もあっという間にできるパソコンが便利で、
お礼状までパソコンで入力し、コピーし・・・

あっという間にできますから・・・

でも、折にふれてくる兄からの手書きの手紙を受け取ると、
私も、たまには心を込めた手書きの手紙を書かなくては・・・
と思うこともしばしばです。

亡くなった父も、小まめに手紙を書いていました。
お礼状はとくにすぐ書いていました。
あの、個性的な字で・・・。

今、兄が父に代わり、
(あえて?)手書きの手紙を書いているようです。

兄の字・・・、
年をとるにつれ父の字にますます似てきたような気がします。
まるで、父から手紙が届いたような気さえすることもあります・・・。

今日は父の誕生日です。

元気でいたならば、85歳です・・・。