昨日より
本堂の両余間の障壁金紙貼工事が始りました。
10年前に本堂修復した折、
内陣の壁には金箔紙を貼ってもらいましたが、
諸々の理由により、内陣両脇の余間は漆喰の白壁のままでした・・・・
今回、その工事ができるようになったのは・・・・
昨年12月にお浄土へ還られたご門徒のTさんのおかげです。
Tさんはご主人を亡くされて以来、おひとりでお住まいでした。
永年、病気と共存、病気と闘われながらの晩年でしたが、
昨年12月、とうとうお浄土へ・・・
でも、危篤状態になる前に、
知人の方のお勧めもあり、
ご自分の蓄えたお金を永代経としてお寺に納めたい・・・とおしゃっていたそうです。
有り難い事です・・・
ちょうど、今年はTさんの町内Y町の引受けで
御正忌報恩講が勤まります。
永代経懇志としていただくことになりました。
・・・が、何か形に残していただきたいもの、と考え、
先般より気がかりだった本堂余間の壁を金紙に張り替えていただくことは?
と総代会で提案させていただきましたら、
Tさんのご懇志と、Y町のみなさんのご今年の懇志をあわせて
障壁工事をしましょう!と
満場一致で即、決まりました。
Tさんのご懇念のおかげで、ようやく本堂内陣余間ともに金紙で覆われ
立派になります。
2月22日からの御正忌報恩講に間に合うように
施工のはせがわ美術工芸の職人さんたちに頑張っていただいております。
Tさん、ほんとうにありがとうございます。
二月の御正忌が楽しみです・・・・
みなさま、お参りのおりには
立派になっているであろう内陣をとくとご覧下さいませ。