3月の仕掛り案件が完結した

今年の3月に発生した突発案件がありました。
少しだけ具体的に言うと、生産された製品に軽微なNG部位があり、そのままではお客様で使用できない事態になりました。
NG部位は1mmほどの寸法不足で、この部位を同じ部材で盛ってやれば使用可能にすることができるものでした。

◆2020年3月19日の記事：第2段階を通過 (全4段階)
◆2020年3月16日の記事：ここ数日は体力勝負！

このため、以下のような手順で製品の再使用計画を立てて、その計画の推進＆実作業をしました。
▼再使用計画（全体）の進捗
　●段階１／４・・・製品の再使用方法検討、見積もり、製品引き取り（3/3～3/13）
　●段階２／４・・・製品の手直し作業、品質確認（3/13～3/20）
　●段階３／４・・・製品の再出荷段取り、順次再出荷（3/23～5/22）
　●段階４／４・・・お客様に順次納入、お客様で加工して完成品（4/24～6/4）

社内外の各方面との調整ごとにより、計画の方向性の合意を図りました。
実作業となった『段階２／４』では、作業の工数見積もりと手直し部隊を編成し、手直し製品の供給段取りを計画して指揮しました。

想定では、4月中旬での完了でしたが、コロナの影響で販売が遅れて、このたびすべての手直し品の再使用が完了したことを確認しました。

この再使用計画で、数十万円の損失を圧縮することができました。
私がふだん関わっている仕事では、コスト効果を具体値で明らかにできる案件は少ないですが、今回の案件では、それが見える形までやり切ることができました。

品質NGが発端でしたので、これ以上のへまはできません。
細心の注意を払って慎重にことを進めた案件が集結して、ホッとしています。