いまや懐かしい、というよりも遺物ともいえそうな「シグマリオン」。実は、ここ1年ほど使っていなかった。ケータイ電話を買い換えたら、DoPaと言うパケット通信が使えなくなり、そのまま放置していたのである。その間、バッテリーが切れてしまい、内部のデータやファイルもすべて消失してしまっていた。それほど重要なファイルはなかったものの、接続設定がなくなってしまったのはちょっと痛かった。設定を元に戻すのはけっこう大変なのだ。なぜなら、OSが古いので対話型のインターフェイスが充実しておらず、エラーメッセージなどがとても分かりにくいのである。
シグマリオンの用途は外出先で、自宅宛てメイルをチェックできるくらい。必要性はそれほど高くはないのだが、それでもエクセルで計算させたりとかも、持ち歩いていれば便利なものである。
この1週間ほど、少しずつ設定を確認し、接続を復旧できた。一つは自宅内でLANでの接続、もうひとつはDoPaに代わってケータイ電話からアクセスポイント経由でアナログ通信での接続である。調べていく中で、ケータイ電話専用のアクセスポイントがあることも分かり、メイルチェックだけなら意外に快適に使えそうだ。
なにせシグマリオンはゼロハリバートンのデザインでかっこよい。これが、使いたい理由の一番かな。