何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

みじかくも美しく燃え

2019年05月11日 05時14分40秒 | Weblog
父親と母親。
とっくの昔に亡くなっている、今更なんて事だけど、申し訳ありませんでした。
幼い頃はなれて暮らしていたせいか、性格のせいか分からないけど、普通の親子関係とは違っていたような気がする。

言う事を聞くが、やらない息子。
子供の頃の僕を、育てられなかった父母。
何処かに、見えない壁があったんだよな。
遠慮しあった親子。
東京に出てレコードまで出したけど、経済力はなく、大阪にはたまにしか帰らなかった。
もっと孫を連れて帰って欲しかったろうな。
自分が年老いた老人になって、今頃やっとおやじおふくろの気持ちが分かる。
孫と一緒に食事できるなんて、なんて素敵な事なんだろう。
娘達に感謝だ。
孫達に感謝だ。

高校生だった頃、大阪市内の映画館に良く通っていた。
当然お金はないので安く見れる映画館だ。
沢山の映画を見て、あこがれたり、涙したり、怒ったり。
多くの事を学んだような気がする。
僕の心に残る一本の映画がある。
最後自殺する鉄砲の音で終わる「みじかくも美しく燃え」というスウェーデン映画だ。
いつ、何処で、なぜ、何も覚えてない。
売れた映画でもないので、もう二度と見ることはないと思ってた。
それが、ゴールデンウィークに暇つぶしに映画でも見てみるかとインターネットでしらべていたら偶然見つかった。
高校生の頃、命を考えさしてくれた映画だ。
50年近くたって出会えるとは思ってなかった。
早速見てみた。
50年の間に、風化された部分もあり、膨らんだ部分もあり、記憶とは違っていたが、改めて、感動した。
高校生だった僕に、沢山の事を、教えてくれたのだろう。
映画の内容は別として、その50年の偶然の出会いに。
映画のテーマは、僕なりに考えた。
命・愛=どういきるか、ストーリーとしては面白くなく重く深い映画だった。
これもまた、僕の原点だろう。

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高橋忠史のライブ紹介

高橋忠史ホームコンサート 自宅アパート
1870004 東京都小平市天神町2-15-2-203
(天神町2丁目アパート(都営住宅)2号棟2階203号室)
(西武新宿線 小平駅 南口下車徒歩10分)
車で来られるかたはアパート内の駐車場、車止めが白いペンキで塗られている所に止めてください。

2019年6月1日 14時~(午後2時~)
料金 無料
(カンパ おひねり 受け付けます)

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