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ONDA V820W CH でNikon Camera Control 2 を使う(その2)

2016年11月10日 | 撮影機材

さて、実際にV820W CH とカメラを接続しNikon Camera Control 2 を使用してみます。

  8インチのモニターではカメラの操作パネルが天地いっぱいに表示されてしまって、画面下部にタスクバーが表示されると操作ボタンが隠れてしまいます。これを回避するには<設定>から<個人用設定><タスクバー>に進み「デスクトップモードで自動的に隠す」か「タブレットモードで自動的に隠す」のいづれか、または両方をONにすればOK。

 
またCameraControl 2 とViewNX-iを交互に使用する時は画面を左から右へフリックすれば選択画面になり切り替えは簡単にできます。撮影した画像の確認はViewNX-iで行う。通常は撮影すると自動的に起動します。

 

<表示>から「イメージビューアー」を選びすべてを表示させるとこの画面。さすがに文字は読みづらい。表示された画像をダブルタップするか<表示>から「全画面表示」を選ぶと大きく表示されます。

 

 画像は4×5インチのポジフィルムとほぼ同じ大きさで表示され確認用には十分でしょう。フィルム時代に原稿として4×5サイズが多用されていた理由は、解像度の有利さは当然ですが、この大きさならルーペを使わずに確認ができるという利便性からの方が大きかったと思います。
 カメラで撮影されたRAW画像がNX-iに表示されるまでの時間はDELL Latitude10のおよそ半分で済んでいて、確実に処理が早くなりました。また、DELLIPS液晶表示は綺麗には見えるもののコントラストが高く、そのままでは暗部が潰れて確認できないことが多かったのですが、V820W CHの階調はなだらかで暗部も十分に表現されていて、懐かしき4×5ポラロイド的使用が主である私の用途には申し分ありません。
 また、これはニコンのソフトウエアの問題ですが、ViewNX-iは一部の操作がタッチパッドに対応しておらず、フリップ、スワイプなどの操作がうまく反応しません。部分拡大等の細かい操作にはマウスが必要となりますが、私は撮影中にこれらの操作をすることは少なく、マウスなしでもさほど不便はありません。  
 ONDA v820w ch はテザー撮影用のPCとして十分な能力があると思います。小さい、軽い、安い、と三拍子ですがやはり不安点も。私は本体に挿し込んであるSDカードに撮影中の画像のバックアップを送っているのですが、起動時にSDカードを認識しないことが時々あります。カードを挿しなおせば必ずマウントされるので大きな問題ではないけれど起動時にマウントされているか確認する必要が生じます。どうもこれは本機がもともとAndroidとのDualBootモデルだったのが原因のようですが、何か回避方法がないか探っているところです。
 他に不具合としては、私はSkype もCortanaも使うことはないので構わないのですが、マイクが気まぐれにしか起動しません。これはWindows10のアップデートのせいかもしれません。Macと違い、Windowsはユーザーの意向など無視して勝手にアップデートされるので、これによって不具合が生じることも多いです。ONDAの販売店では購入時に同封された説明で「ネットで検索してアップデートされないように対処してください」と言っているのですが、そうするにはどうもレジストリをいじらなければならないようです。これは面倒なので、
まあしばらくはこのまま使うことにしましょう。(つづく)


 

 

 


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