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蛍光灯ライト(その3:スカイパン)

2014年10月12日 | 撮影機材

 

 カメラ店のNさんから蛍光ランプの6灯ユニットを頂いた。それも2基。お店に証明写真用にライティングを組むのに使ったバンクライトキットのだ残り物ということだが、昨今の常識として当然中国製。2基の構造はほぼ同じだがメーカーが異なるようで大きさが少し違う。スタジオの隅っこで眠っている「スカイパン」に口径が合いそうだ。「スカイパン」というのは龍電社(舞台、スタジオ用照明機器のメーカーでバブルの頃にRDSと改名するが後、東芝に吸収される)の呼称だったと思うが、使用する予定のスカイパンには「丸茂電機」の名前が付いていてノブにも丸茂のマークが付いている。スカイパンは他にもう一基あって、寸法も構造もも全く同じなのだがこちらはRDSのマーク。こちらの方が新しいのだが、どのような経緯でメーカー名が違っているのだろう。


 蛍光灯用ユニットとスカイパンとを両方共バラして試行錯誤するうち、双方の一部を切断するなどすれば組み込み可能なことが分かった。「スカイパン」はオパライト形式の灯体で本来は先端に反射鏡が蒸着された電球を装着して使用する。ソフトだが芯のある光が得られるので、白ホリゾントでの中~大型商品の撮影には重宝したものだった。この光を再現するには凹面の反射板が必要で、またダイソーで代用品を探すことにする。20cmのステンレストレーがあったので、まずはこれで組んで見る。


 しかしトレーがちょっと小さい。電球から光が直漏れして影が乱れる。どうしたものか。

(10月20日 追記) 
 その後いろいろ試してみたものの、どうもうまくいかないのでそのままになっていたが、ダイソーの前回とは違う店舗でもう一回り大きいトレーを見つけた。値段は同じく108円。取り付けてみると大きさはちょうど良いが球体ではないのでエッジ部分では若干まだ直漏れする。そこで、たまたま他の用途で使った乳白のプラダンの切れ端が手許にあったのでこれを巻いてみた。

 

結果はまずまず。長らく使い道のなかったマンフロットのスタンドに載せてやっと使用可能となった。ディフーザーをセットしづらい大きな商品の撮影にはストレート光で使えて便利である。

[メタルアンブレラを使ったストロボ光によく似た光質だ ]


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