骨折ライダーの行動記録

offロードバイクで骨折してから、自転車に乗り換え、あちこち彷徨う骨折ライダーの行動記録です。

木賊峠ヘロクライム

2016-07-23 20:57:10 | サイクリング
2000年骨折現場へ行ってみた。


7月23日は骨折記念日(笑

坂レンジャーから明野のひまわりと木賊峠への招待状が届いた。
木賊峠は16年前の骨折現場の近くだ、これは行かねばなるまい。
前日は行きつけのコーヒーショップで元職場の面々との暑気払いがあるのだが、早めに退散することにしよう。
1週間前から現地の天気予報は思わしくなかったが、前日の金曜日の予報では土日は晴れに変わったラッキー。

甲斐市赤坂台から韮崎駅までは、一部火野正平ルートを辿る。
にっぽん縦断こころ旅 520日目のルートだ
中部横断道路をくぐる手前の景色

中部横断道路をくぐって登った坂の上からの景色

県道6号線に出るところ

塩川橋のこんな高さでもビビルのだな正平ちゃんは(笑

韮崎駅前に着くと皆さん自転車の組み立て真っ最中

自己紹介やコース説明をしてイザ出発。
先導を任されたので、早速川沿いの道に変更して進む。
スタートして2kmの所にある7-11で補給を済ませ、塩川を渡ると登りが始まる。
日影で写真撮影休憩(笑

うーん、長閑な景色だなあ。と写真撮影休憩

頑張れ!あと200mだ。と写真撮影休憩

北杜市明野サンフラワーフェス2016 メイン会場No.07

花は東向きです。

浅尾新田会場No.01 八ヶ岳が見えなくて残念でした。


昨年はヒーコラ言って登った坂を今年は増富ラジウムラインまでダウンヒル。
みずがき湖ビジターセンターまでゆるーく登って行きますが最後の1kmがちょっとキツイ。

塩川トンネルの中はフラットですが、トンネルを出て右に曲がってスノーシェッドに入るといきなり10%近い坂になって焦る。
平均7.5%の坂を1.4km走ると下りになる。
昨年も後は下るだけだと思いながら走っていたら増富ラジウム温泉郷を過ぎたあたりで登りがあってガッカリした部分だ。
増富ラジウム温泉郷の公衆トイレからクリスタルラインまでは6.2%の緩い登り。
本谷川沿いの気持ち良い道です。

渓流のせせらぎを聞きながら登ります。

景観に配慮したカーブミラー

これから登るコースのレクチャー(笑

クリスタルラインに入ります、右へ行くと木賊峠

いきなり緊急告知の看板!あれ~通れるの?

どうやら通れるみたいだが、下が北と言う地図は勘弁して欲しい(笑

うがー、メゲル標識

またもやメゲル標識、ここのコーナーを過ぎるともう直ぐ峠だ。

何回押して歩いたか?ですか。
記憶にございません。3つ以上は覚えられないので(笑

峠の手前に富樫林道の入口。

皆さんには木賊峠に行ってもらい、私は1.3km先のメモリアルポイントを訪れる事にします。
木が伐採されて、下界まで見渡せる。

はい、ここが骨折ライダーゆかりのポイント。

2001年にoffロードバイクで訪れているから15年ぶりだ。
さて戻るためには登らなきゃならんのだが、ちょっと脚が攣りぎみ、休み休み登る。
木賊峠に到着。

この方向に富士山が見えるのだが、生憎の天気です。また今度って次回もあるの?

オニギリを食べ、集合写真を撮って出発。
降り始めて、外足加重でペダルを踏ん張ると脚がピクピク攣る兆候、ヤバイよヤバイよ。
中弛みのフラットから超緩い登りで少し踏んだら、ピキーンと太腿が攣った。
自転車降りたら両脚が攣って動くに動けず、しばし固まってしまった。
しばらく休憩して、少し押し歩きしたら下りになったので再乗車。
クリスタルラインとの分岐の所で皆さんに合流、お待たせしました。
200mほどゆるーく下ってフラットになった所で軽いギアでペダルを回していたが今度は膝裏の腱の部分が攣った。
こんな事は初めてだ、どーすりゃいいの?
1分ほど休憩して、少し押し歩きしたら下りになったので再乗車。
3km下ったあたりにまた登り返しがあったが、皆さんそこで待っていた。
この先の板敷峡谷に寄ってみようと言う事になった。
ここの登りは無事通過出来た。
スニーカーで行ったほうがいいよ。という注意書きにメゲて

上から覗く事にした(笑

あんな下まで行くと帰って来るのがシンドイよ

ダム湖沿いの道にも登りがあって、また攣って4分ほど停滞。
遅れてとうちゃこ16時05分

大黒屋

店でソバを待つ間座っていたら、また攣り始めるのでしばし立っていた(泣
漬物や胡麻豆腐が出たのだが、写真撮る余裕なんてありませんでした。
遅い昼食を食べ16時45分に出発準備をしていたら
「もう食事は終わりです。」と客に断りを入れている声が聞こえてきた(笑
昇仙峡に行く途中で写真を撮り

遊歩道の入口で17時を過ぎていたので突入です。

所々止まり、写真撮ったりしながら下ります

最後の集合写真を撮る準備

昇仙峡ラインを下り、途中から荒川サイクリングロードを下って甲府駅へ。
信玄公前で解散

駐車場への登りがちょっと心配だったが、攣ることも無く無事到着。
自転車を車に積み込み、コンビニでコーヒーを買って、双葉SAから中央道に乗ったが、しばらく走ったら眠気を催したので境川PAで仮眠。
仮眠から目覚め車から降りようとしたら、また脚が攣った(笑

今回のコース
https://ridewithgps.com/trips/45640800

走行時間 6h34m(行動時間 10h42m)
走行距離 91.34km
平均速度 13.9km/h
獲得標高 1751m

7月23日は骨折記念日(笑

2016-07-23 12:47:40 | その他
2000年7月21日 二度目の富士登山。

今回は天候に恵まれ、お鉢巡りをする。
風がものすごく強く、吹き飛ばされそうになった。
富士登山の二日後にツーリングなんかに行くからケガをするんだ。
とカミサンに散々言われましたが、それとは関係ないだろぅ?と今でも思っている(笑


四時間前
行き止まり の林道

ここまでのルート。勝沼~雁坂トンネル~中津川林道~川上村
こんな林道を作って、誰が利用するんだろう。
この頃は、まだ元気だった。
それにしても、この日は暑かった。


骨折した時の状況
 山梨県クリスタルラインの木賊(とくさ)峠側から樫山林道に入って約1.3kmの右コーナーでこけた。
 右足がバイクに挟まったまま滑って行った。
 バイクは滑るのを止めたが、体は慣性の法則で止まらない。
 右足をバイクの下に残したままでバイクを乗り越えようとしてポキッ。
 枯れ枝を折った時のような乾いた音だった。
 左足で立ったが右足を恐る恐る地面に付けると激痛が走る。
 バイクを道の真ん中に放り出したまま、道路脇に寝転ぶ。

 私のPHSは圏外だし、だれも携帯電話は持っていない。当時はね。
 (携帯があったとしても圏外だったかもしれない。)当時はね。
 救急車が頼めそうもない(頼んだところで、どれくらい時間が掛るか分からん)

 10分ほど経ったら先行していた仲間が引き返して来た。
 「どうしたの?大丈夫?」
 『なんか骨が折れてるみたい。』
 「え~~っ!」
 仲間が道の真ん中に放り出したままのバイクを道路脇に運んでくれた。
 さて、どうしましょう?
 木賊峠の展望台によく人が来るみたいだから、応援をお願いして見ましょう。
 運良く地元ナンバーのトヨタ RAV4 に乗ったおじさんが居たので頼み込んで来てもらったそうだ。
 麓の病院まで運んでくださると言うので、好意に甘える事にした。
 「どっち回りで行く?」
 一旦上まで上がり、ラジウム温泉郷回りで下る、こちらは遠回りだが舗装道路。か、このままダートの樫山林道を下るか。と言う意味。
 もちろん最短の『このまま林道下ってください。』とお願いしたが、、、、
 揺れる揺れる、両手片足でサポートしていたが時々右足に揺れが伝わり痛い(笑
 舗装道路に出て一安心したが、道路のギャップで揺れて痛い。
 ギャップを体感できるのは特に橋と道路の境目、骨折して初めて分かった。

病院に着いてからおじさん曰く
「あんな道路走ったのは初めてだよ。」
なんと!4WDに乗っていて、オフロードは初体験だったご様子。
申し訳ありませんでした。
ありがとうございました。

 運ばれた先は須玉町(当時)の塩川病院。
 ブーツを脱ぐのが一苦労、痛いよ。
 レントゲン撮って、ジーパンを無造作にちょん切られ、水で濡らした包帯をグルグル巻いていくと、あーら不思議カチカチに固まります。
 おおー、石膏で固めるって昔の話なのか、科学の進歩をチョッピリ感じた(笑
 「地元の病院で手術するのでしょう。今日は泊って行ってね。」と言う事で一泊することになった。

転院
翌日、仲間とカミサンが我家の車で迎えに来てくれて、そのまま多摩丘陵病院へ。
骨折27時間後のX-rays写真

1日以上経っているので筋肉が縮み折れた部分がズレいるので、すぐには手術出来ないとの事。
踵にドリルで穴を開け、ステンレスの針金を通し、それに5kgの重しを引っ掛けて約1週間かけて筋肉を伸ばすそうです。
毎日レントゲン撮って様子を見ていました。
手術後のX-rays写真

約16cmのステンレスプレートをビス9本で固定してある。
X-rays写真はお願いすると売ってくれました。

退院から抜釘(ばってい)手術まで
装具(\76,000のブーツ)

装具が8月31日に完成。
9月1日から出勤開始。社会復帰?
玄関で装具を付け始めてから、会社に着くまで2時間かかった。
左は厚底靴です。慣れると、松葉杖はいらなくなるそうです。

使用後2週間で縫った痕と装具が擦れて皮がむけた。痛い。

9月20日通院「骨は順調に着いています。次回は1/3加重ですね。装具を調整しましょう。」と言っていたが。
10月5日に行くとなんと、いきなり1/2加重だと。装具を調整したら、かかとが着いている、不安。
擦れて皮がむけた部分も補正して当たらないようにしてもらった。
松葉杖は1本で事足りるが、会社や家の中では装具なしの2本松葉のほうが楽、しかも速い。

10月25日にいきなり全加重。松葉杖は56日間使用して5000円。
すっかり、筋肉が落ちてしまっている。
右足でつま先立ちが出来ない、片足立ちもできない、バランスがとれない。
右足に体重をかけると、折れた所が軋むような気がする。
右の靴がすごく窮屈(むくんでいるから)。
問「どうしたら良いの?」
答「ひたすら歩いてください。」

12月頃まで杖が放せなかったが、スキー板は買いに行った。

ブーツも欲しいところだが、足がこんな調子なので次シーズンまで待つとしよう。

2001
スキーは5回行ったけど、最初の回は3日間スキー場にいて滑ったのは緩斜面を1本だけ。

4月には静岡に復活!ツーリング
5月には軽井沢へツーリングに行った、途中、事故現場に立ち 寄る。

6月には美し森から天女山までのトレッキング。
7月には富士登山、まったく懲りないねえ。
あと、浅間山とか、夏休みは北八ヶ岳と美ヶ原のトレッキング。

で、8月15日の通院のとき抜釘手術の日取りが決まった。
23日入院、24日手術、31日退院、抜糸は9月3日。
レントゲンではお馴染みのプレートと 直接ご対面、

おおドイツ製だ、うーん長い間ご苦労さん。


このアクシデント以来、この頃の掲示板で使っていたハンドルネームが骨折ライダー、その後ニックネームを考えるのがメンドクサかったのでそのまま使い回している(笑