一昨日米国のNew York Universityからメールが届いた。この大学は2013年息子が受験して、入学金を支払った大学でしたが、その後別の大学に入学しましたので、当然入学金は返ってこないだろうと思っておりました。しかし封筒を開けてみて小切手が入っていたのには少しばかり感動しました。
日本の大学では滑り止めのために入学金を払って一応大学を確保して、その後希望の大学に入りますと、支払った入学金はあきらめて希望の大学に行くというのが通常の対応と思います。このようなシステムに関して、常々何とかならないものかと考えておりましたので、この大学の対応は非常に新鮮なものにうつりました。
確かに入学金として支払ったけれど、何かの理由で入学を辞退した場合は、常識的には返却されるべきと感じておりましたし、全額と言えなくとも大学側の要した経費をマイナスしてでも返すべきと思ておりました。
大学やその他の教育機関も含めて、公平な考え方、ひいては公正な考え方をするようになっていただきたいものです。このような割り切れない感情にとらわれるのは大学のシステムが公平、公正、正義などということに定見を持っていないか、考えたこともないからかもしれません。つまり、これが日本の一般的な大学や教育機関であるならば、少しばかりさみしいと言わざるを得ません。