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Sleeping in the fields of gold

小麦畑で眠りたい

私はウータン

2016-09-12 | Weblog

朝起きると、なんとなく顔が重い。
それはちょうど歯医者に行って、口のどこかを麻酔にかけられたような感じ。

洗面所の鏡で顔を覗いて見ると、上唇全体が、ことに右側が腫れあがっていた。
モゴモゴ…。

う~ん。
クインケ浮腫だなぁ。

幼いころからアテクシは疲れたりすると時々これが出て、原因も不明だし、皮膚の弱い、唇とか目の周りとかが突然浮腫んみだすので、本当に嫌だった。しばらく治まっていたなぁと思ったのだが、こうやって時々復活する。1日くらい経つと引いていくのだけど。ネットでは症状として「痒みはない」とか書いてあるのだけど、アテクシはかなり痛痒い感じはするけどな。熱を持つし。

こんな顔で人に会うのは嫌だなあと(一応腐っても女子だから)思うのだけれど、仕方ない。
諦めて出かける。

まるでアテクシはオランウータンのような顔になっている。
一日ウータン。

「森の人」になる。


(握力300㎏)



生きるって、色々大変…。

本末転倒だが、満足

2016-09-12 | Weblog

「修正砥石」なるものを買った。(まったく地味な買い物だよなぁ。この前は水漏れしてきたのでシャワーヘッド。色気の「い」の字もねーゎ)
砥石ってある程度使っていると、どうしても砥ぐ場所などが決まってきて砥石の「減り方」が均等でなくなる。
よく使う真ん中ら辺が凹んでカーブを描いてしまう。
すると、上手く砥げないのね。(ま、もともとそんなにうまく砥げないけどさ。てきとーだから)

で、修正砥石なるものを買ったのだ。

しかしだな、よく考えるとアホなのである。
台所の奥深くから見つけ出したおそらくは母が使っていた砥石は、箱に貼ってあるスーパーのシールより推察するに、おそらく30年以上前のものである(笑)。それが残っているのもすごいが、それをひっぱりだして使っているアテクシもスゴイ。しかも値段は当時で980円(笑)。

で。
修正砥石は2000円近く。

…。(あれ?)

砥石買い直した方がいいんじゃないの?って話だよね。
ま、ね。
3000円くらいでそこそこの買えるもんね、たぶん。

でもね、「砥石の削れを直す」という作業を

やってみたかったのよ~。(←とりあえず、自分でやってみたい人)

単純に(笑)。
できるのかなーって思って。

結構ね、平らになりますね。
カンナで削るみたいに、ゴリゴリすり合わせているだけで、少し平らになった。(ちなみに熱帯雨林で買いました)

ついでに包丁も砥いで。(そら、そやな。わざわざ砥石水に浸したしな)
や、結構楽しかったよ。

980円の砥石でも、まだまだ使えそうだ(笑)。
いつかそのうち、いい包丁買うようになったら、砥石も良いのを買ってみたいよね。


おめでとう♪

2016-09-10 | Weblog

チャンネルを変えていたら、広島カープが優勝したLive映像が流れてきた。
別に野球ファンではないし、カープファンでもない。
ほとんどプロ野球を見たこともない。

けど、優勝の時の映像って、幸せそうでいいよねぇ。
黒田さんが泣きながら胴上げされている姿は、なんだか「じぃん」と来た。
何億円ものメジャーでのオファーを蹴ってまで、古巣の広島に戻ってきてくれた人だものねぇ。
感慨一入だろうと思う。

良かったね、おめでとう♪
存分に飲んだくれろ!

追伸:ビールかけのビールって「常温」なんですってね?冷やすと選手が風邪引いちゃうからだとか。
   ほんと?(笑)

困ったもんだ

2016-09-07 | Weblog

最近、巷では「はしか」が流行っているのだそうである。
インフルエンザよりも感染力が10倍ということで、怖いのぅ。

予防接種は1回くらいは受けているかもしれんが、いかんせん持病のため免疫抑制剤を飲んでいる身としては、戦々恐々である。
手洗いうがいは欠かさないが、それだけでは予防できそうもない。

唯一の予防方法は予防接種だそうだが、困ったもんだのぅ。
たぶん、アテクシ、これ現在は受けられない。

インフルエンザなどの不活性化ワクチンなら接種できるが、たぶん「麻疹(=はしか)」や「風疹」は生ワクチン。
生ワクチンは免疫抑制剤のんでいる人は打てないんだよねぇ。普通に「発病」しちゃうから(苦笑)。

なるべく人混みには出ないようにしているけれど。
ほんに迷惑だのぅ。

体調悪い時に出かけるとか、ほんと勘弁してほしい。


ちなみに、昨今若い女性の間で「梅毒」も流行っているそうだ。
異常な率での上昇だそうだ。
女性の間だけで蔓延しているとは考えにくいよね。
罹患している男性が気づかずにアッチコッチで広めている可能性も高い。

ほんとにねぇ。
「無知」って「罪悪」だ。

見知らぬ人とのセックスなんて、よくできるもんだ。
あたしゃ、怖くてできんよ(笑)。
いくらもらったってヤだよ。(ま、もういくらももらえんだろうが(爆)むしろ、払わにゃならんくらいか(涙))

つき合っていたって、その人の過去のセックス歴までちゃんと知っています?
性交渉する前に、性感染症のデータ、提出してほしいよね、いや、マジで(笑)。


あてずっぽうで初挑戦

2016-09-07 | Weblog

たぶん、初挑戦だった。

結構長いこと冷蔵庫に保管していた使い残しの小麦粉。
揚げ物をした時とかの残りだったろうか。

バットとかだと後片付けが面倒なので、小麦粉とかパン粉とかビニール袋に入れて利用することが多い。

それでも、多めに入れるから残ってしまう。
捨てるのも勿体ないよね。

とっておいてムニエルを作る時とか、ちょっと小麦粉をはたく時とかに利用しているのだが、それでも残る。

どうしようかなぁと思っていて、たまたま見ていたTV番組でお好み焼きが紹介されていた。

そーだ♪と思って、お好み焼きを作ってみる。
作ったことないですゎ(笑)。関西に幼少の頃住んでいたことはあるが、基本関東人なので。
外で食べることはたまにあるけれど、わざわざ家で作ろうと思わないんですよねー。
だから、たこ焼きとか外で見かけると、すごく食べたい(笑)。

具材もない。
冷凍エビとか冷凍豚肉とかはあったのだが、解凍するのが面倒くさい(笑)。
今、作って即食べたいんだもー。

かろうじて干しエビがあったのでそれを入れ、キャベツの千切りと小麦粉と卵、市販の出汁を少し入れて焼いてみる。
ベーキングパウダーとか入れた方がいいのだろうか?その方がふくらむんだろうよね。
でも、残り物料理だから、そんなめんどくさいことやりたくないわー。

というわけで、厚めのチヂミのようなお好み焼き。(チヂミとお好み焼きの本質的な違いって何?)
お好み焼きソースとか常備していないので(そりゃそうだ、初めて作る)ブルドッグのとんかつソースで代用。十分OK。
マヨネーズと、鰹節、万能ねぎをふりかけて、できあがり。

まー、こんなもんでしょうな。

思ったよりちゃんと「お好み焼き」でした。
初めて作ったわりには上出来よ!

アテクシってば天才~~~~(←めでたい 爆)。
普通に美味しかった~~~♪

小麦粉も無事処理できたし、お好み焼きってば偉大~~!
これから余ったらこうやって処理すればいいんだね~~♪



両さん

2016-09-05 | Weblog

ふぁぁ~~~。『こち亀』こと『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が最終巻を迎えるのだそうだ。

おおっ~~~~。

もうずっと読んでいないけどさ、この漫画、アテクシが30年位前に『少年ジャンプ』を買っていた頃にはすでに連載されていたんだよな。
連載40年だってよ。ひぇ~っ。
コミック200巻だってよ~~~。

すげぇゎ、マジで。

しかも、その間、「休載一度もなし」だと?

週刊誌だぞ?これ?
えらいなぁ。
よく頑張ったなぁ。

40年間、無休載。
常人にできることじゃありやせんぜ。

秋本先生、大変でしたね。
よく頑張られました。

絵も随分変わったなぁという印象を受けますけれど。
懐かしいなぁ。

アテクシ、女子なのに『週刊少年ジャンプ』を結構買っていました(笑)。
当時ねぇ、確か「ウィングマン」とかも連載してたよなぁ。

そ、そしてアテクシは今驚愕の事実を発見した。ググっていたら。
「聖闘士星矢」とか描いていた車田正美って、女性だったの~~???

び、びっくり…。
うそ~~っ。
え゛~~~っ。

一瞬、両さんがふっとんでしもうた(笑)。

すげぇ、ショック。
ま、でもちょっとしたBL的なノリだもんな、聖闘士星矢。
言われてみれば、という気も。

しかし、この絵柄で。
女性だったのかー。





優しい人

2016-09-05 | Weblog

先日、友人と観劇に行った。
その帰り、いくつも面白そうな飲み屋さんが連なっていたのだが、小奇麗な南ヨーロッパ的な造りのビストロがあって、かわいかったので入ってみた。

店の造りは適度に明るくてカウンターとテーブル席があって、ざっくりとした白塗りの壁に暖かい色のランプが灯されているような感じでとても良かった。聞くところによると、この店のチーフらが内装のデザインも施工も手掛けたというのだから、驚き。すごいなぁ。これだけできれば立派なものでは?

元気で明るい店員女子が、ちょっとアルコール度数の高いベルギービールを勧めてくれた。
頼んでみたところ、自分が勧めたくせに「それはちょうど切れていて・・」ということで、別のを頼んだが、オイオイ…勧めておいて切らしているってどういうことよ?(苦笑)

9%くらいあるビールだったのだが、予想外にこれが効いたねぇ…。
しかも、お勧め品のくせになんかぬるいの(涙)。なんだかなー。

この店、すごいサービスは利いていたのだが、↑上記のように基本的なところがおかしいの(まだ宵の口であったのに、ビールの残量を把握していないってどういうことなんだろうかと思う)と、気が利くんだけど、ほとんど咬み気味にサービスをプッシュしてくる感じがあって、ちょっと落ち着かないの。あと、曲が五月蠅い(笑)。少しアテクシたちよりも若い世代がターゲットなのかもしれないけれど、もう少しゆったりできても良かったかなぁと。素敵なビストロなんだが、内容は居酒屋みたいなノリなんだよね。ムール貝は美味しかったが、久しぶりで。あ、あとチーフがかわいかった♪


実はその前までの数日、何かとバタバタとしていて疲れが溜まっていた。
ちょっと蕁麻疹とかぽつぽつ出てくるくらいで、あぁ、いかんなぁと思っていたのだが、何か月も前からチケットを取っていたし、楽しみにしていたので、そりゃ当然行く。ただ、道のりも結構あってなー。疲れが溜まっていたんだろうね。

普段ビール一杯、仮にそれが9%だとしてもそこまで酔うことはないのだが、そのあとハイボールを頼んで飲んでいたら、後から急速に酔いが回ってきて、ぐるんぐるんしてきて、うわっ、こりゃやっべぇぞ、というレベルに。

普段外で飲んでいる時にはそれなりにセーブして飲むから、ぐでんぐでんになるとか、意識ないとか、そういう経験はないのですよ、アテクシ。だって、家まで帰らなきゃいけないし。翌日も用事があって出なきゃいけなかったし。

しかも、喫煙可のレストランだったので、具合が悪くなってくると、この煙草の煙が堪えるんだねぇ。かつてはスモーカーだったくせによく言うよ、なんだけれど、当時からアテクシ人の吸った煙草の煙は嫌いだったんでがすよ(←わがまま笑)。

本気で具合が悪くなってしまって、隣で話している友人の話も、話半分くらいに聞いていた(ごめんよー(笑))。
で、あ、こりゃまずいと思って一旦お手洗いに行って、サクッと吐いてきた(笑)。吐き慣れているのでね、割とすぐ吐ける。(自慢にもならん)呑み助の不思議でね。吐くとすっきりしてまた飲めるくらいなんだよねー。

とりあえず、一旦場所を変えていい?という話を友人にしたら、ひどく心配してくれて
「私より酔っているぽっちりちゃんは初めて」と(笑)。
で、彼女がサクッと支払いも済ませてくれ、「どこかでお茶でもしよう」と駅前のドーナツ屋さんに行き、「座ってて」と言って飲み物まで買ってきてくれた。

いやぁ、すまんねぇ。
なんか失態。や、意識はあるけども…。

そして、お土産と言って、写真の抹茶ドーナツまで買ってくれた。

冷たい紅茶を飲んでいるうちに、随分と酔いも抜けて、最後はなんともなく帰れましたとさ。

いやぁでも、ほんにねぇ。
アテクシのお友達はいい子だなぁと思いました。
具合が悪いとなった時の、ケアがとても自然で段取りもさくっとこなしてくれるし。
彼女は普段は決して率先して前に出るタイプではないのだけれど、いざとなるとこの人はなんでもできるし頼りになるんだよね、実際。
窮地に陥った時の問題解決能力がとても高い。
ま、旅慣れしてるからな(笑)。

さすがにその日はドーナツを食べられなかったのだけれど、翌日、朝食代わりにいただいた。
初めて食べた~、ここのドーナツ♪
クリームが抹茶なのかとおもいきや、本体の中にも抹茶が練り込まれていて、とっても抹茶抹茶していた。

普段、子どもたちにお土産に買って帰るそうだがとても喜んでくれるので「ぽっちりちゃんにも是非食べてほしかったの。押しつけちゃってごめんね」と。

いやいや、嬉しいよ。せっかく買ったのにもらっちゃ悪いと思って始めはお断りしたけれど、こうした気遣いがとても嬉しかったなぁ。

ほんとにねぇ、いい子だよ。うん♪

ありがとね~♪とっても美味しかったよ~~♪
ごちそうになっちゃってごめんね~、ありがとう~♪


そば屋の娘は 目で殺す

2016-09-02 | Weblog

国語の「起承転結」を教える時の例文がある。

起: 大阪本町 糸屋の娘
承: 姉は十六 妹が十四
転: 諸国大名は 弓矢で殺す
結: 糸屋の娘は 目で殺す

糸屋を「そば屋」に変えたい気持ちですなぁ。

父の誕生日が近いので施設へ行ってきた。
全然行きたくはないのだけれども(笑)、「後期高齢者保険証」などが届いて、誕生日で切り替わるため、その日よりも前に届けなければいけないと。(ちなみに雑学ですが、国民健康保険から後期高齢者保険なると、それまで銀行の口座振替で保険料を引き落とししていたとしても、その情報をそのまま「引き継ぎ」とはなりません。改めて、再度、引き落としの手続きしなければいけないそうです。(めんどー))

もう話していることも明後日の方向の内容だし、トイレに行くだけでも一仕事であるし。
うんざりです。
ま、毎日家にいられたころに比べたら、数週間に一度くらい様子を見に行けばいいだけなので、雲泥の差だけれどね。

唯一の楽しみは。
実は施設の最寄り駅の駅前に、かなり美味いそば屋さんがあるんでがす。
都内の更科で有名なそば店で修業した大将とかで、更科が売り。手打ちで角の立った、それはそれは綺麗でシャープなお蕎麦。
美味いです。

そして店のおかみさんが美人さん。
さらにおそらくそこのお嬢さんと思われる、若い女の子が働いてるのだが、この子が実にできる子でねぇ。
20代半ばくらいなんじゃないかと思うけれど。

ショートボブで、はつらつとして明るくて。
笑顔がかわいい美人さん。
白いシャツにジーンズといういでたちだけれども、それがゆえに彼女の美しさがより際立つ。

よく働く子なの。
しかも、無駄なく動いて、気が利いて。

お座敷の席も少しあるお店なのだが、お客さんが帰る前にさっと靴を揃えて、履きやすい向きに整えたり、とかね。
若いのに、すごくできる子なの。

知人に飲食店を営んでいる人がいるので、その大変さというのは聞き及んでいる。
だから、こんな笑顔で日々働くのは、無論仕事が好きでお客さんを歓待したいという思いもあるのだとは思うけれども、色々大変なこともあるだろうなあと。

いい子だなぁと。
女ながら、ちょっと惚れちまうわけよ。

今日は蕎麦打ちの様子がよく見える席に案内してもらえた。
(いつも一人だから大抵カウンターなのだが、今日はお昼の部の終わり近かったからね)

見事なもんだなぁ。
丁寧に、丹念に。
一生懸命、蕎麦を打っている。
どうやったらあんなに細く切れるんだろうねぇ。

蕎麦打ち、してみたいなぁ(笑)。(←こわいもの知らず(笑))

お値段も質を鑑みれば、良心的だと思うし。
ほんとに良い店。

そば屋の娘の笑顔を見る為だけにも、通っちゃいそう(笑)。



高座に上がれば…

2016-09-01 | Weblog

桂歌丸師匠の独演会を聞きに行った。
お身体を悪くされているので、なかなか地方への公演も大変だと思うのだが、それでも頑張ってやってくださっている。

長年続けた「笑点」を5月に勇退され、しばらくはゆっくりできるのかと思いきや。
隔週で収録していた土曜日には、続々と地方公演のスケジュールが1年先くらいまで組まれ、ちっとも休めないのだそうだ…。

あぁ、もう、歌さん。
お身体を大切に。

独演会とは言いながら、小遊三さんや円楽さんが前座を務め、なるべく歌さんには30分以内の演目で済むような配慮がなされている。

小遊三さんの「代わり目」良かったです。
酔いどれの旦那と、車夫、嫁さんとの間で交わされる丁々発止のやり取り。
憎まれ口ばかり叩いている旦那だけれども、実は嫁さんのことが大好きだし、感謝しているという、人情話的なしつらえ。

円楽さんはエロかったす♪
今回、アテクシは前から2列目の真ん中という超いい席で♪
皆さんの顔がよく拝める。

円楽さんというのは、「男」ですね。
もう前期高齢者の書類が届くとかいう話をしていたけれど、なんというか妙な色気がプンプンしている「男」ですよ、あの人は(笑)。

相変わらずの安定感もさることながら、歌さんのことを本当に愛しそうに、憎まれ口を叩きながら笑って見つめている姿に
アテクシはほろッときた。仲間なんだなぁと。

歌さんは『井戸の茶碗』を披露してくれたのだが、もう、出囃子を聞きながら歩いて高座に上がることも彼は難しい。
ので、一旦彼の出の前には、緞帳が下がるのね。車椅子で高座まで寄せて、酸素吸入をして息を整えてから、さ、幕が上がる、と。

そんな大変さは、一度高座にあがれば微塵も見せない。
声も綺麗に張っている。

所作の一つひとつも美しく、まぁ端折った感じの「井戸の茶碗」なので、茶碗が全然出てこないうちに話が終わってしまったんだけれど(笑)。でも、今の彼の体力では、これが精いっぱいなんだろうなと。

前から2列目であったから、幕が下がる最中にお辞儀している歌さんの顔の表情までよく見えた。
終わってほっとして、苦痛に顔が歪んでいる。

彼は肺気腫、COPD、脊柱管狭窄症、腸閉塞などを患っている。
もう、病気のデパートだよね。
この8月で80歳になられた。(誕生月、一緒っこね、歌さん♪)
生きているだけで精一杯だよね、ほんと。

あの苦しそうな表情が、目に焼き付いて。
辛いのだろうなぁと。

それでも高座の上では美しく声を張り、指の先まで神経を行きわたらせ、少しも弱ったところなど見せていない。

嗚呼、ほんにプロですなぁ…。

どうかあまり無理はしないで欲しいと思うとともに、それでも声の出る限り高座にあがりたいという歌さんの想いが、できるだけ長く叶うように、と。
願わずにはいられない。


歌さん、大好きよ♪


水色のきれいな

2016-08-28 | Weblog

てくてくと強い北風の中を歩く。

宅の近くの黄色い壁の幼稚園の前を歩いていた時、前方にオレンジの塊が見えた。
なにか荷物が置いてあるのだろうか?と一瞬思ったが、目を凝らすとそれは「少年」であった。
小学校2-3年生ほどの男の子が一人で、道路にうずくまっている。

何をしているのだろうかと思いながら、速足で通りすぎようとしたところ。
(なぜなら、アテクシは隣駅のスーパーでお魚とお寿司を買ってきた。保冷材もついていないので、急いでいたのだ)

少年が「あっ!」と叫び、幼稚園の閉じられた柵の中を見ている。
その声に思わず、彼の方を振り返り立ち止まったところ、なんかもにょもにょ話している。
よく聞こえなかったので「なに?どうしたの?」と聞くと、
「柵の中に入っちゃった。どうしよう」と。困り顔でアテクシを見上げる。

閉じられた柵の内側に、なにか小さなビニールの袋みたいなのが落ちている。
今日は北風が強いので吹き飛ばされたのだ。
彼によると「そこに水色の綺麗な石が乗っている」という。

小さなビニールは見えるが、「石?石なんてある?」
思わずのぞき込んで見る。

なんだこの子は。
この世に見えないものが見えちゃう電波系の子とかじゃないだろうな(笑)。

「あるよ、水色のきれいな石が…」

よく見ると、なるほど、5㎜にも満たないような小さな長方形の「なにか」がビニールの上に乗っている。(あるいは中に入っている)
「あぁ…、あれ?」

だが困ったことに、柵からは結構距離が奥まって飛ばされている。手は届かない。
なかなか賢い子で「なにか長い棒を探さないと」と言う。
アテクシが荷物を下ろして柵を乗り越えられないこともないがやや面倒(なんせ魚を早く持ち帰りたい(笑))、よく見ると(不用心だな)柵に特別な錠はかけられておらず、要するに外からでも柵の一応付属している閂をずらして開ければ、開けられるわけさ。

亀の甲より年の劫だよね(笑)。

「なんだ、鍵かかってないじゃん」思わずひとりごちで、柵を開け、
「ほら、ぼく、ちょっと入れてもらって取っておいで」ほんの1-2歩で届く距離だったので。

無事、「なんかよくわからん小さな石」を回収。

一応「ありがとうございました」とアテクシは無人の幼稚園に礼を言う。
少年はアテクシにも幼稚園にもお礼なしだよ。まったく教育がなってないな。

少年はまたその道路で石を道路に置いて、遊び始める。
もー、風も強いし、また飛ばされるから家に帰って遊べよ(苦笑)。

「気をつけて帰るんだよ。じゃね」とさっさとアテクシは帰る。
(だって、魚を早く冷蔵庫に入れたい(笑))

家に帰って、急いで冷蔵庫に魚を入れ。
留守中閉めきっていた窓を開けると、まだ眼下の道路を小さなオレンジ色の塊がふらふら歩いていた。

あの少年だねぇ…。
コロコロと風に転がる石のように。

あんなに小さな水色の石が、宝物みたいな。
そんな年なのだなぁ。


遠い遠い昔に置き忘れた、小さな自分を見つけたような気分であった。




てんてこまい

2016-08-26 | Weblog

いやはや、箔にしてやられた一日である。

金継ぎのお稽古で、「貝合わせ」を作っていて、今日はそのはまぐりの内側に金箔を貼るという工程。
むろん、金箔を扱うのなんぞ、初めてである。

よくTVなどで金沢の金箔や漆細工の職人さんがいとも簡単に、ふわっと金箔を扱っているのを見るにつけ、簡単にできそうに思える。イメージトレーニングは「それ」である(笑)。

したが、君!

現実はそんなに甘くないっ!(笑)

いやぁ、金箔。
すげぇ、難しい…。

ちょっとしたことでよれちゃうし、切れちゃうし…。
全然、扱えない。
そもそも、ハサミで挟んで取り出すことさえも、アテクシかなり困難…(涙)。

左上の貝殻は、先生がサンプルとしてデモンストレーションしてくださった奴。
よく見ると分かるけれど、皺の数が全然違うのです。残り3個はアテクシが頑張って貼ってみたけれど、まぁ、よれよれのボロボロ…(笑)まぁ、初めてだもん、しょうがないよね~~。

いやぁ、あの金箔を扱う職人さんたちの凄さが、しみじみ分かりました。
あれは大変だわ~~。

ちなみに金箔10㎝四方くらいの5枚で2,000円弱。結構な贅沢ですよね。
金だからね(笑)。

「残った金箔はお茶漬けにかけたら?」とか、先輩たちに言われ、どんだけ贅沢なお茶漬けか~~、と(笑)。

なかなか上手くできず、思い通りにはいかなかったけれど、でも、初めて金箔を扱えて楽しかった♪
ちょっと秀吉の気持ちが分かった気がする(笑)。
金箔って「テンション上がる」よ。まぁ、あんな金張りの茶室を作ろうとは思わないけどさー。

上級者になると、ここに絵を描いたり、字を入れたりするのだそうだ。
以前、先生がおつくりになったものを見せていただいたことがあるが、それはそれは綺麗だった。
櫻をデザインされていて、古今和歌集だかの和歌が書かれていた。先生はお習字もおできになるので、みごとなかな文字。
いいなぁ♪
アテクシは習字はてんで、なのです…(涙)。

手が金箔だらけになったりして、すごく贅沢で勿体ない感じだったが(←貧乏人)、難しかったけれど、楽しかった♪
初めてのことは、なんでも楽しい♪

余った金箔は、今度日本酒に入れて飲もうかな(笑)。
むふふ~~♪


地震

2016-08-25 | Weblog

イタリアやミャンマーでマグニチュード6クラスの地震が続発している。
日本だったらマグニチュード6クラスで、たとえ震源が浅く10㎞ぐらいだとしても、家々が崩壊することはないよなぁ。

イタリアなんて結構地震が多発しているのに、どうしてこんなに耐震構造が備わっていないのだろうかと不思議に思うのだが。
日本の企業が進出して耐震構造の家を建てたら、結構いい商売できると思うのだけれど?

こういうのを見るにつけ、日本の耐震技術は世界最高峰なのだなと思う。
「必要は発明の母」ですな。
それだけ地震に苛まされているということなのだけれども。
備えあれば憂いなし、だよね。

できるだけ多くの人が助かってほしいと思うし、日本のエキスパートたちも支援の手をさしのべてほしいと思う。

震災の多い日本だからこそ。
他国の震災も、我がことのように思える。

三文の徳?

2016-08-23 | Weblog

早朝8時過ぎに電話。
何事かと思う。

こんな時間に電話と言ったら、なにかと面倒事しか思いつかない。

田舎の従姉からであった…。

お~い~~。
なんでこんな時間?

早いにもほどがあるだろ…。

伯父の法事が先月あったそうだが招かれてもいないのでもちろん行かず、しかし、後で知り、「いくらか送るべきなのだろうか?」とたまたま先日あったピンキーちゃんに相談したら。

「そもそも招かないのは失礼だと思うけれど、一応『お線香』でも送っておいたら?なにか「やった」という証拠にはなるし」と。

アテクシは招かれなかったのは「失礼」とは全く思わなかったのだが(笑)。父は動けないし、ちょうど施設の引っ越しなんかと重なっていた時期だったし、お金がかかることも知っていたから、先方が気を遣ってくれたんだなと思っていたが。

そうか…。思いもしなかったが、お盆だしお線香もありだね。
ということで、お線香だけ送っておいたのだ。

そのお礼の電話ということなのだがー。

常識的にビジネスだったら、始業の9時過ぎくらいだろ、電話するの。
それだって気を遣えば、9時当初というのは書類の整理なり、メールのチェックなりがあって先方も忙しいので、せいぜい9時半過ぎくらいに電話するのがビジネス的な「常識」ではないかと思うのだが…。

彼女にはそれが通じないんだろうなぁ。
早起きは立派だが…。

8時過ぎの電話なんて「訃報」か父の施設からの「緊急の電話」くらいしか想像できない。
ぞっとするよ、マジで。

とりあえず、届いたということで良かったです。

親戚づきあいって本当に面倒。
送って送られて、すごく無駄だと思う。

だったらお返しはいらないから、その分差し引いた分を贈り物にして、それで「終わり」にしたい。
そもそも、本当に「贈りたい」と思わない相手については、やりたくないのが本音だよ(笑)。

どう転んでも面倒なのが、親戚づきあいだなぁ。
「嫁」じゃねぇんだよ、アテクシは。

クリーンヒットと招かれざる客

2016-08-22 | Weblog

いやはや。
久しぶりにクリーンヒットの台風9号でござんした。

まだ東北、北海道への影響はあると思うので、皆様どうぞ気をつけてくださいまし。
ことに北海道は不慣れな台風で、既に土壌もゆるくなっていたり、河川の氾濫の可能性もあるので、あんまり呑気に構えてないで、避難できるように準備しておいたほうがようござんす。

前日から早めに植木を室内へ移動させたり(またかよ)、少し前に物干し竿とかも結束バンドで補強などしておいたので、とりあえず風速35mくらいまでは、どうにかなるだろうと思っていたが。台風の目ってすごいねぇ、ほんと。あれほど吹き荒れていた嵐が、しんとなる。

このエネルギーを有効活用できればいいのになぁ…。

習い事の日でありんしたが、早朝カルチャーセンターから休講のお知らせ。
そうでしょうな、そうでしょうとも。
行くつもりで準備はしていたんだがね。

先週、お盆で休みだったから2週連続休みになっちまっただよ。
うーむ。
しょうがねぇな。

朝からホットケーキとか作って、祭り気分なのか?
すごいふわふわにできて、なんだろアテクシ天才なのかと思ってしまった。

ずっとエアコンは使っていなかったのだが、今日はさすがに閉めきっているので使わざるを得ず。
でも、洗濯物も乾くからいいかー?除湿。

しかし、招かれざる客も。
ちょっと雨風の様子を見ようと台所の窓を開けたら、網戸の隅になんか黒い物体が…。


え゛…?
Gさんやんっ!


うっそだろ、おいっ!

そぅっと、そぅっと、あとずさり、殺虫剤を取りに行く。
ぷしゅ~~~、ぷしゅ~~~、
ぶわっしゅ~~っ!

えーー。
姿見えず…。
隙間から外に逃げたと見える。

いやぁ、奴もな。
大層な風雨で雨宿りしたかったんだろうけどな。

蝉には優しいくせに、Gさんにはなぜ辛辣?
ダブルスタンダードだよなぁ。うん。
だって、Gさんはビジュアルがやだ。

それに勝手に家入ってくるの、やめて、マジで。
「許してない」とこまで入ってくる。
そういう「図々しさ」が嫌い。


この台風の中、頑張って働いていた皆さま。
お疲れさまです。

暴風雨の中、アテクシは郵便局員さんが自転車で倒れそうになりながら、人っ子一人いない道路をヨタヨタと走っている姿を見かけた。こんな日まで頑張らんでいいよ。一日遅れたって大丈夫だよ、と思ったのだが。速達とかだったのかな?

見ていて、なんだか泣けてきました。
日本人ってほんとえらいね。誰も見ていなくても誠実に職務を遂行しようとする。
えらいぞ、郵便局員さん!
アテクシがお金持ちなら、君に報奨金をやる!

大変な台風でした。
これから温暖化で一層、台風が強大化すると思うと、もう地中とか海中とか、あるいはラピュタのように空へ逃げるしかないのかなぁ。

人類。