Sleeping in the fields of gold

小麦畑で眠りたい

生えました♪

2007-02-28 | Weblog
仕事のため朝6時起きして、8時過ぎには待ち合わせ場所のホテル近くに到着していた。一服したいので、15分早く到着しておくようにする。ところが、待ち合わせのおっさんは待ち合わせ時間の15分前にきっかりホテルのロビーに降りてきてしまうので、それより前にと思うと結局私は4-50分早めに現地に到着しなければならない。とんだことである。

会議中の諸々の世話、お茶だしまで。こういうのは自然と事務方の女の仕事とされるから嫌である。このオフィスで働くまで、私はお茶だしなぞしたことがない。外資系またはそっち系(なんだ、それ)のオフィスが多かったので、基本「お茶はご自分でどうぞ」というのがdefaultなオフィスばかりであった。

合間を縫って、会議の案内用の看板を用意して、おっさんのフライトコンファメーションまで代わりにやる。自分でできるやろ、それぐらい。英語くらい話せるわ、航空会社のスタッフは。その隙を見て、保留になっている別件の仕事のデータ整理を再度しなくては、と思いつつも大して進まないうちに、「ちょっと通訳してくれ」と連れ出された。最近英語を使っていなかったので、こういう言語の「過渡期」というのは実に疲れる。頭が英語脳なり、日本語脳なりに変わってしまえば楽なのだけど、なかなか通訳ってのは難しいものである。双方向なので脳みそがかなり混乱する。

ゆっくり昼ごはんを食べる時間もなく、ようやく一通り終わって一息つきたいところがデータの山。結局残業する羽目になった。周りも心配する。そりゃ、帰れるもんなら帰りたい、私だって(笑)。日頃残業はしないから、8時になってもオフィスに私がいることに周りが驚いている。

ついでに前夜はほとんど寝れなかった。疲れすぎていると却って目が冴えてしまったりする。アテンド業務のため、絶対に「遅刻できない」と思うと、なかなか寝れなくなってしまうらしい。

睡眠不足もあって、一日コンタクトをしていたら物凄く残業中に辛くなってきたので、コンタクトを取りめがねに変えた。今日はこんなこともあろうかとめがねを持っていっていたのだ。ついでにトイレで顔も洗った。眠い・・疲れた・・・。

そして、鏡を見て「はっ」とする。

・・・。

眉毛が、

片方、ない。

ひょーーーーーっ


ヤンキーである。
ごまかせるかと思ったが、やっぱりごまかしは利かない。明らかに眉毛がない。(笑)さて、困った。コンビニに眉墨を買いに行くか、と思ったが、こないな仕事のために残業までして、なぜ自腹切って眉墨を買わねばならんのだ。悔しい。(←妙にケチ(笑))仕方がないので、隣のパートのおばさまに貸してもらった(笑)。眉墨を持っていない私は、女失格である(笑)。それ以外のものは持っていたというのに。でも眉墨が実は一番重要ではないか・・・。頬紅も、ファンデーションも、なくても済むが、眉毛はないと困るだろうに・・・。

トイレから戻ってきたら、「あ、眉毛生えた、生えた♪」と周りの女性陣が囃し立てる。オイ・・。(笑)しかし、皆よくこんな時間まで残ってるなー。(そんな人生、楽しくないだろうに。)明日できるものは、明日やればいいのよ。どうせ事態は途中で変わったりするんだから。

しかし、まさか、職場でヤンキーになるとは、思いもよらなかったワタクシである。

さても、さても12時間労働の疲れた一日であったことであるよ。
ぐったり。

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志麻

2007-02-27 | Weblog
パントリーでお茶の用意をしていたら、近くのテーブルでお昼ご飯を食べていた隣の部屋の女性陣がまじまじとワタクシを見ている。

「・・?どうしたんですか?」
「ぽっちりさん、なんだか今日物凄く綺麗に見える。まるで女優さんみたいよ。」

(そんなはずはないだろう。疲れてボロボロで、目のしたクマ子さんだよ。(笑))

「めがねしてないからじゃないですか?今日コンタクトだから違って見えるのかも?」
一瞬考え込んだ後、女性陣が近づいてきて言う。
「あぁ、ライトだわ。ライトが当たって女優さんみたいに見える。」

丁度カウンターのところの吊り下げ型のハロゲンライトの下に立っていたのである、ワタクシ

そ、それは・・・。
褒めてるようには聞こえないが?(笑)

ら、ライトかよ・・。そうですか・・(苦笑)。

「私、女優よ。さぁ、もっと照明ちょうだい!」

まさしく、ライトの威力は絶大である。
一瞬、岩下志麻の気分であった。



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連鎖

2007-02-26 | Weblog
快速電車を待っていた。目の前に停車中の各駅停車を見送る。
先ほど前列に並んでいた老人の一群はオタオタと車内に乗り込んでいた。
ゆっくりと電車が動き出す。加速し始めた電車の中の様子を目で追う。

老人たちが乗ってきた、そう気づいた横がけの席の中央に座っていたサラリーマン風の細身の男性が、立ち上がって席を譲る。斜め向かい側の席に座っていた20代と思しき若い女性が、次に立つ。そして、別の老人に席を譲る。その女性の隣に座っていたカジュアルなジャケット姿の男性も無愛想に席を立って譲った。

ほんの一瞬の間に、6-7人いた老人たちの一群のうち、3名は少なくとも席を譲られていた。丁度帰りの通勤ラッシュに差し掛かる時間帯の出来事である。この路線はラッシュアワーともなれば、顔がよじれてしまうくらいに混みあう。

席を譲った人々だって、仕事帰りなどで疲れていたろう。3-40分の道程を座って帰れるか、立って人混みにもまれて帰るか、かなり苦渋の選択である。笑うなかれ。毎日の出来事となれば、ちょっとした決意が必要なコトである。それでも、3人は、咄嗟に立った。男性陣は無愛想とも見える様子で。

過ぎ去っていく電車を見送りながら、目頭にじぃんと熱いものがこみ上げてくる。

まだこの国も、そう、捨てたもんじゃないかもしれない。

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Recognition

2007-02-25 | Weblog
そうか、と思った。
ここまで、来てしまったかと。

ネットでふらっと漫画を立ち読みした。
その作家は、私が好きだった作家のアシスタントとしてデビューした人だった。絵柄を見ればすぐに分かった。

久しぶりに見た彼女の作品は、随分と現代的に、どこか無機質なタッチに変わってしまっていた。ささやかな震えに似たものが肌の下を走る。そうか、時が過ぎるということは、こういうことなのか。

現代の心の闇を描いた作品に変わっていた。
かつては、ファッショナブルな恋愛を描いていた作家だった。

哀しいのか?
それはどうだろう?と首を傾げてみる。
内容の質は、かつてよりも遥かに深い。

ただ、見えるものが多くなってしまったのだなという、そんな一抹の哀しさが心を通り過ぎた。

人の心が見えてしまったら、それは哀しいね。
見えてしまうことは、きっと、おそらく、とても哀しい。

見えたと思っているそれが「本当」なのかどうかなんて、実は少しも分からないのだけれど。

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取るに足らない些細なこと、など。

2007-02-25 | Weblog
その1:
PCをたちあげたら、メッセンジャーがうかつにもそのままになっていた。そこへ、数年ぶりに以前の職場での後輩♂からメッセージが入る。彼は今、ある「王子」の在籍する大学で働いているので、結構忙しいのだそうだ。日曜だというのに、こんな時間まで働いてご苦労なことである。

昔から、この人は努力の人であった。世話焼きで、人が面倒くさがるようなことを進んでやってしまうので、なんだかいつも「貧乏くじ」を引いているような印象がないでもないが、そこが彼の良さでもある。

ほんの数分、近況報告をしてメッセンジャーを閉じる。近いうちに鍋パーティーでもしましょうという話になった。長年続いている音楽家の彼女と、もう結婚でもしたかと思ったが、マンションまで買ったのに結局結婚はしていないそうである。ま、色々あるんだね。仲が悪いわけでもないみたいなので、いいんではないか。

ほんのりと、懐かしい日々が思い出されて心が温まった。
彼とふざけた日々は、随分と昔のことであるなぁ。


その2:
昨日、届いたワイン。結構値段の割りに美味しかったので、ネット通販会社へお礼状を書いた。「美味しかった」というただそれだけのメールだったのだが、早速ご丁寧にお返事が来ていた。社長自ら。それほど大きな会社ではないからだろうけれど、やはりこういう一手間が、ネット社会になった今でも印象を変えるのに役立つと思う。

こういう人が運営している会社ならば、また買ってやろうと思う。私の少ない稼ぎの中でやりくりするにあたって、お金を使うということは大事である。それでも、こういう律儀さを持っている人の店ならば、また買ってみたいと思わせられる。

酔っ払ったついでに、真夜中に書いたメールである。本人も出したことを忘れていたほどだ。

返事をくれたことももちろん嬉しい。けれども、「お客様に喜んでいるいただけることが、最上の喜び」と言い切る店主にとって、「美味しかったよ」というメールがおそらくは与えたであろう励ましなり、喜びなり。そうしたものの一翼を自分が担えたということが、また嬉しい。私は不味いものを美味しいと褒めることはしない。本当に値段の割りに美味しかったから、そういう感想が自然に出て、それを伝えたいと思ったのだ。

こんな些細なことで、温かいと思う。
こんな些細なことだから、温かいと思う。

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バナナの誘惑

2007-02-25 | Weblog
少し懐かしい話をする。

先日、友人達と会っていた時に思い出したという元彼。立ち寄ったカフェのウェイターが少し雰囲気が似ていたという元彼。仕事の時は茶色のスーツにピンクのネクタイ、靴はパトリック・コックス。殺し文句は「ぽっちりさんはvermeerとか、好きでしょう?」というのは、全部同一人物である。

年下の、背は小柄だったけれど、色白で夜を共にした時、上気したピンクの肌色が美しく映える人だった。

ある日、彼と(普通の(笑))ホテルで一泊したことがある。朝食のブッフェがついていたので、朝食を彼と一緒に取った。けだるい(←当然!(笑))朝である。(何しろ年下なので体力は彼の方がありましたしね・・(笑))

朝食のブッフェのフルーツの中に、バナナがあった。ワタクシは昔からバナナを人前で食べるのが苦手である。だって、どう考えても「フェラチオ」しか想像させないではないか
。大きなバナナを一本目の前に出されたりしたら、ワタクシは当然舐めてしまう。かじってはいけない、という「刷り込み」がされているのだ。(←誰に???)

この年下の彼は、なかなかいぢわるな君であった。デザートにバナナを取っていた。しかも、それを目の前で剥いた後、ワタクシに差し出したのだ。

「?」

いや。ぼたんちゃんと違って私はとうに処女ではないので(笑)、彼が何を期待しているか分からないではなかった。分かりすぎるほど、分かっていた。だから尚更、「アホか、こいつは」と思うと同時に、アホだなあ、と思いながら可愛い♪とも思っていたのである。

微笑みながら「何?」と鼻で笑って聞いてみた。

「食べさせてあげる♪」と彼はにやにやして答える。いーかげん、朝である。夜だけでなく、朝にも当然「済ませて」きたばかりの二人である。よく、そういうこと、言えるよなぁ・・(苦笑)。

おーおー、そっちがその気なら、受けて立とうじゃないか(笑)。

私は彼の目を見つめながら、顔の前に差し出されたバナナを舌の先で舐めつけた。十分に濡らしてからバナナを口にほおばった。噛みは、しない。丹念に嘗めあげた。視線も逸らさずに。

(ナメたまねしてくれるじゃないの。誰だと思ってるの?)

そんなことでひるむはずが無いだろー。このワタクシが(笑)。馬鹿者めっ!

このバカ男は、それは嬉しそうにその様子を眺めていた。その数ヵ月後、あっけなく振られるとも予想だにせず。(私だってこの時は予想だにしていなかったが・・・(笑))

「食い方、いやらしいなぁ・・・

(そうして欲しかったくせに、何を言ってるのだよ、君はっ!

今思えば、バカップルの幸せな一時であったのだなぁと思う。
幸せなんて、実は日常の些細な事ばかりである。過ぎ去って思ってみれば。

ただ、単に隣に君がいて、笑っていたということ。
そういうことが、シアワセだったのだなぁといつも思う。

バナナを見ると、ワタクシはいつもそのシーンをふと思い出す。
本当に若くて、バカだったけれど、あれはあれで楽しかったな、と。

ワタクシは今でも。
好きな男がバナナを差し出してきたら、上手に舐めてみせるだろう。


ワタクシは、バナナの誘惑にはつくづく抗えない(笑)。




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Passo Doble

2007-02-24 | Weblog
ちょっと、いいかもと思う。先日、ピンキーちゃんのおかげでワイン会の集まりに行ったせいではないのだが、数日前ネットでまぁ割りにお手ごろ価格のワインを購入してみた。

以前TV番組か何かで扱っていてちょっと飲んでみたかったイタリアのMasi社のワインである。と言っても、イタリア産のワインになると一番安くても3000円くらいはしてしまうので、手始めにアルゼンチン産のMasi社のワインを買ってみた。2005年のPasso Dobleという奴である。税金入れても一本2000円切ります。

今日の夕方届いたので、どないなもんでしょ?と思って実はただいま一人晩酌中である。つまみは三角チーズにクラッカー&いちご。意味不明(笑)。

や。でもこれ普段使いには結構いいと思うですよ、ほんとに。1000円ワインを買うくらいなら、倍の値段だけど、これ結構いけると思う。ワインのことは知らんけれど、一口口に含んだ瞬間、とても「まろやか」という感じがする。あぁ、2000円でこれなら全然悪くないよ。ただ、渋みとまろやかさのバランスがちょっとコントラストつきすぎかなという印象はあるけど。あくまで好みの問題なので。

いや、いきなり高いワインに挑戦するのもかなりリスキーなので、まずはお手ごろなものでどんな感じが試してみようと思ったわけです。これなら、年代物で、値段がそれなりになればかなり期待できるんじゃないかしらという感じがした。いや、庶民的なレベルの話なんだけどもね。わたしゃぁ、高いのは買えんからさ(笑)。

シンプルなラベルもいい。

よく分かんないけど、これ葡萄の品種はなんなんだろう?私はソムリエになるくらいなら、利き酒師の方がやっぱり日本人としては乙だろうと思う口なのだが、気取らないこういう感じのワインならいいな。結構糖度は高い感じ。

名前もいいんだよね。パソ・ドーブレだもん。なんか秘めた「熱情」って感じがしやしませんか?(笑)値段の割には、お買い得だったとちょっとご機嫌♪ネットショップも発送早かったし、丁寧な梱包だったし。

うむ。
一人、ご満悦♪

P.S.いや別に、休日に仕事したから自棄酒ってんじゃ、ないですよ?(笑)



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不幸の手紙

2007-02-24 | Weblog
ボスからのメールを読んだ途端、噴出して笑ってしまった。
「不幸の手紙を転送します。」
笑ったはいいが、添付されているものをみると確かに「不幸の手紙」としか思えない代物である。

今週末、本来はぜ~~~ったいやりたくないのだが、月曜朝までにできれば準備できていた方がいいという資料があることを、金曜帰る間際の打ち合わせで知ってしまった。薄々予想はついていたのだが、正直「ソレ、アルバイトの仕事じゃないでしょう」という範疇の話だったので、そ知らぬ振り(笑)をしていたら、結局最後の最後になってこちらにおはちが回ってくることになってしまった。

ので、週末も仕事を持ち帰る羽目に。いやいやながら(笑)。
ようやく仕上がったので、送ろうとブラウザを開いたら、例の「不幸の手紙」である。なんと、追加資料。

まとめて終わったところでの追加資料の投入。

う~~~ん。
翻訳をしろというなら、するのである。するなら全部やらないとしょうがない、ってな部類の話である。だが、問題はそもそもこれはうちのオフィスがやるべき仕事なのか??本来別の団体がやるべき範疇の仕事なのである。後々責任問題になってはいやなので、こうした責任の所在がはっきりしない仕事はやりたくない。

い~や~だ~な~(笑)。
そう思って、一時間友人に愚痴の電話をたれ(笑)、だらだらとしょうもないことを話して彼女の時間を潰した挙句、

「アバウトな訳を出すと後で責任問題になりそうなので、出来れば追加資料に関しては手をつけたくありません。(が、どうします?)」と(笑)。

これで、なおもやれというのであれば、そこから先は私の判断ではないので、ソレはソレで宜しい。きちんと文面で、少なくともメールで指示が残らないのならやりたかな~い~です。何が楽しくて週末PCとにらめっこしなければならんかね。

あーあ、と、深い溜息がでるざます。
全く、不幸の手紙だよ(笑)。今頃出すなつぅの。(笑)

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惜しいでがんす

2007-02-24 | Films

山田洋二監督のいわゆる「山田組」による藤沢周平原作のシリーズ。「隠し剣 鬼の爪」を見た。
ん~~~、って感じですか。

話、「たそがれ清兵衛」とほとんど一緒じゃないすか。そりゃ、ないでしょう(笑)。ワタクシ、藤沢周平は好きでがんすが、これはちょっとだめねぇ。二番煎じはいけませんよ。

2時間半近くある映画だけれど、冗長。2時間弱で作れる映画。大体設定が「たそがれ清兵衛」と一緒じゃ、ちょっとどうなんですか?って感じである。主役の下級侍に永瀬正敏。これもねぇ・・・永瀬じゃねぇ、なんというか色気に欠けるというか。真田広之の抑えながらも「剣の達人」と分かる殺陣に比べて、やはり永瀬君は頑張っても腰が入っていないのが一目で分かってしまうでがんす。

思い人に松たかこ。着物は上手く着こなしているのだけど、どうにも存在感が薄い。これ、原作読んでいないから分からないのだけど、「たそがれ清兵衛」より先に書いたのじゃないのぅ?どう考えても「たそがれ清兵衛」のラフスケッチとしか思えない話の内容なんですが・・・。

これは、こけたね。残念ながら。

ネタばれになってしまうけど、隠し剣が、「剣」じゃないだろうが~~。
お前は「藤枝梅安」か、と突っ込みたくなるような。そりゃ、ないだろう。藤沢周平、と思わず画面見ながら突っ込みいれたでがんすよ。

ん~~。ん~~。基本、藤沢作品は好きなのだけれど、これは×。これを見るなら、「たそがれ清兵衛」を見れば十二分に楽しめると思う。

いやぁな、家老の役の緒方拳は似合っていました。これは◎。いやらしい役がばっちりはまっておりやした。果し合いの相手の妻に高島礼子。これもなかなか良かった。ちょっとおバカと言えば、おバカだけど。

でもいま一つ乗り切れないのは、やはり「清兵衛」と余りに設定が似通いすぎているからか。

なんだろうかな、惜しいな。
山田組。

永瀬が役不足でなかったかな、なんてね。

時代劇つぅのは難しいね。
まぁ、内容は現代劇なんだけれども、ある意味。

星☆くらいでしょうか。ワタクシの評価としては。



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Brenda's got a baby

2007-02-24 | Weblog
友人がRapについて熱く語っていた。私は海外のラップはおろか、日本のラップなどは尚更耳にした事が無いので、さっぱり分からない。そもそも、日本にラップがあるのか?という話である(笑)。片腹痛いので、ワタクシは聞いたことも無い(笑)。

そもそも私はラップが余り好きではない。何しろ、何を歌っているのか分からんのである。聞いてて分かるような歌詞ではない。歌詞カードを読んだとしても、スラングオンパレードでかなり苦心する(笑)。

そんな中で唯一私が、かなり「好き」と言ってもいいRapperがいる。
2Pacである。

もうほとんど古典と言ってもいいのではないだろうか。

当時、付き合っていた人は時々趣味でDJをやっていた。命の次に音楽が好きというような人で、音楽音痴の私がなぜに付き合っていたのかは不明であるが(だから、当然別れたが(笑))彼のおかげで幾ばくかの音楽を知るきっかけとはなった。

Rapを聞いたことが無いという私に、彼が勧めてくれたのが2Pacである。
悔しいかな、これは「良い」と言うしかなかった。なかでも彼が好きだったのが"Brenda's got a baby"である。

2pacの曲は歌詞が分からなくても、音楽自体が良い。抜群に良い。この腐っている感じがたまらないのである。そして、歌詞の意味を知れば、尚良い。ドラッグと犯罪の坩堝。落ちていく中で、一筋の光にしがみつくような生。

このような歌を、日本人の誰が書くことができるだろうか。
日本人にはラップはできない。決して(笑)。

夜中に響く銃声の乾いた音を知っている?
肉の焼ける匂いを知っている?
黒人の汗の匂いを知っている?

私はRapと言えば、2Pac しか知らない。

それで、十分である。




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そんな色があったんですね

2007-02-23 | Weblog

先日、友人と東雲色(しののめいろ)の話になった。夜明けの、太陽が昇ってくる時の空の色を東雲色と言う。私は日本伝統色の名前がとても好きなのであるが、ことにこのしののめ、という響きは好きである。

また、色自体もとても美しい。日本の色はとても感覚的。夜明け時の空の色と言われても、そんなもの実は人によって異なるに違いない。それでも、「こういう色」と漠然と状況を設定されると、自分の中でちゃんとそれなりの色が出来上がるのである。不思議としっくりと自分の感覚として色が胸に落ちてくるというのだろうか。つくづく日本語も日本の色も感覚的なものであると改めて思った。

それはさておき。東雲色をぷらぷらと探していたら、こんな頁に行き当たった。
日本の色

で。そこである項目を見て噴出してしまった。

「まつざきしげるいろ」

うぉいっ!
あんのかっ、そんな色。

見てみると赤茶色で、なんとも、うぅん、確かに、などと妙な納得の仕方をしてしまうのだった。

しかし、固有色なのかよ・・・(笑)

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蕎麦焼酎をちびりちびりと

2007-02-21 | Weblog
こういう時、ワタクシは間が持たないんだよなと思いつつ、黄緑色の傘を差しながら歩いてゆく。折からの雨で、傘を持っていたのが生憎私しかいなかったので、体調の余り良くないジーニアス氏と相合傘をさせていただける運びとなった。

が。二人になるとワタクシたち余り話題がない(笑)。前を歩く二人はきゃらきゃらと盛り上がっているのに比べ、こちらの二人は静かに後をついてゆく。無論、「疲れて余り話をしたくないんじゃないかな。」という私なりの配慮でもあったのだが、多分この人のことだから、「気のきかねぇやつ」とか素直に思っていたに違いない。(爆)

瑠璃子ちゃんの案内してくれたのは今時のお蕎麦やさんであった。そうか、お蕎麦やさんって今はこんな風にモダンになっちゃってるのねぇ。蕎麦屋というと、私は昼時サラリーマンがちょこっと寄って、ざくっとすすりこんで、だっと出て行くような場所しか思いつかないので、蕎麦屋で(ある程度の時間)「飲める」ということが意外であった。ほら、蕎麦屋で長時間飲むのなんて粋じゃないからやめなさい、と言った小説家もいたじゃない・・。

瑠璃子ちゃんが言うように、確かにもう少し照明を落とせたら(例えば時間に合わせて調整できるのだったら)尚良かったかなとも思う。もうワントーン照明が落ちた方が私は一層寛げたろう。(何をやっても余り人に見えない(笑))何しろ蜘蛛女なので、薄暗がりは大好き。暗がりがないと上手く巣も張れないのだ。まぁ、でもそれじゃ、ご飯が見えなくなっちゃうしね。大人向けの静かな落ち着いた店だった。居酒屋できゃーきゃー叫ぶような輩もおらず、時折笑い声が聞こえることはあっても、全体的にしっとりとオトナの時間を過ごせる店という印象である。良い店である。

場所柄、どういった事情で瑠璃子ちゃんがこの店を見つけたのかも、なんとなく想像がついたので、きっとふぅっと一人で溜息なんかをつきながら飲んだのかしらん?などと思っていた。そういう自分の息抜きのための隠れ家的な大切な場所へ呼んでもらえることは大変に光栄なことである。

初めて蕎麦焼酎というものを飲んだ。しかも蕎麦湯割り。くせがある、と聞いていた割には蕎麦湯のおかげか全く癖を感じない。ほとんど焼酎も入ってないかも?と思わせるほど体に優しい感じの味わいであった。「そばがき」というのも、実はワタクシ初めて食べたのだけれど、蕎麦の味わいが本当に分かっていいものだと思った。父は蕎麦が大変好きであるので、本当の蕎麦好きはそばがきの方が好きなもんなんだ、と言っていた。その理由はなんとなく分かるような気がした。蕎麦の香りはこちらの方が分かる気がする。

水を得た魚、というのだろうか。ジーニアス氏と瑠璃子ちゃんは、二人してアルコールの海を心地よく泳ぎ始めた。注文のスピードも加速する。具合が悪かったのでは?というジーニアス氏もお酒が入るにつれ元気になる。どうやら根っからのアル中である。「暑いね」などと言いつつ、ジャケットを脱ぎ始める。どうせなら、腹筋も見せてくれ(笑)。

小雪嬢は始めて「からすみ」に挑戦した。「わぁ、おいしい♪これ、好き♪」子どものように新しいものにドキドキして、そっと口に入れ、食む様子はとても可愛らしかった。美しい人だなぁと思った。知ったかぶりなぞ絶対にしないで、知らないことは知らない、初めてのことは初めてと堂々と口に出来ることの美しさを思った。簡単なことのように見えるかもしれないけれど、年を取るにつれ、なかなか難しくなるのがこの種のことである。

本題のジーニアス氏の恋愛話などにも花が咲いた。恋愛経験は割りに豊富な、というかまぁ、年相応にこなしてきている3人に囲まれて、なんとなくやる気のなさそうにジーニアス氏が恋愛相談を持ちかける。相談、というほどのものでもないのだろうか。いま一つ、自分が乗り切れていない恋愛というものについて。

女性陣一同、そういうのんびりとしたスタートの恋愛もありだよ、と訴える。今回は小雪嬢が結構踏み込んで、熱く語っていたのが面白かった。今のところは「お試し期間」だというジーニアス氏に「そのことは、ちゃんと彼女に伝えてあるの?」と突っ込む。「いや、それはそういう風には言ってないけど・・」「ほらぁ・」

女性陣は恋愛の余力を温存しておく、という話になった。最初から手持ちのカードを全部見せてしまわないで、要所要所で効果的に使えるように、カードは温存しておくもんだ、と。それに対してジーニアス氏は手持ちのカードを出し切っちゃうのがいいでしょう。と。最初にこんだけ無理して頑張っているのよ、と見せてくれるほうが「燃える」らしい。その意味では、今の彼女はいま一つ「物足りない」、もうちょっと「頑張れるだろ」ということのようらしい。

でも、それだと途中で息切れして、最初のテンションって続かないし、最初の努力も続けられなくなるでしょ?と心配する女性陣に対し、それはそれでいい。途中でダメになっちゃうところが「また、かわいい」とジーニアス氏は言ってのける。大体、この人も相当変わり者だから、余りこの人の言うことを世の男性一般が考えるとは思わない方がいい(笑)。多分、滅多にそういう人、いないと思うぜ。大抵は、最初にしていた努力をしなくなったということが要因で、まぁ、お互い様だろうけど、別れていくことが主なのだから。

ジーニアス氏の彼女は「頑張らない恋愛」をテーマにしていると察せられる。そのことにはおそらく同年代の女性として、非常に深く納得がいく。「頑張らない」ことが「頑張ること」そのものなのである。頑張り方を変えた、ということか。長続きする頑張り方にシフトしたのであろう。それなりに恋愛をこなしてきた女性が当然行き着く結論のような気がする。

男と女の行き違い。一緒にいるようで、見ていたものも、見ているものも、見ようとしているものも違っていたりする。ジーニアス氏や小雪嬢、瑠璃子ちゃんとの話を聞きながら、そうなんだよねぇ、こうやって少しずつすれ違っていっているんだよねぇと、なにやら一人しみじみと蕎麦焼酎をちびりちびり、する。ジーニアス氏の恋愛をほほえましく思いながら、やっぱり私はちびりちびり、する。


いつのまにか、あっという間に時間が過ぎ、遠方の面子(含む、私(笑))もいるので、そろそろお開きということになった。

また、次に会う時には、皆新しい方向性を見つけてきているのかな。のろけ話でも披露したいものだなぁ・・。(笑)そうなっているといいんだけどなぁ、それまで生きていられるかなぁと少ししんみりした気持ちにもなり、店を後にして震えるような夜気の中で外を見上げる。

夜の街では、雨はもうほとんど上がっていた。

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ソファにて

2007-02-20 | Weblog
数ヶ月ぶりに友人達と再会してきた。瑠璃子ちゃんと小雪嬢にはインド旅行へ行く前にあった以来なので3ヶ月ぶりくらい。比較的頻繁にメールしたり、小雪嬢とはよく電話で話したりしているので、それほど「久しぶり」という気はしない。ジーニアス氏とは実に、実に久しぶりであった。もう1-2年経っているのじゃないかしら?数年前にジーニアス氏と小雪嬢と一緒に渋谷で鯨を食べて以来の、かなり久々の逢瀬である。

私は少し早く待ち合わせ場所に着きすぎた。最近はまっているドラマのロケ地が近くにあるので、ちょっと見てこようかなぁなんても思ったのだけど、いい年して余りにそれもミーハーである。また、その辺りの店が元彼と付き合う時初めて告白された場所でもあったので、なんとなくおセンチになりそうな気もして行くのをやめた。

駅ビルで皆にお土産を買う。どうやら改装中でほとんど店が閉まっている。L'occitaneを見つけたので眺めてみるが、なんせ値段が高い。過剰包装だよなぁ、などと思いつつ眺める。「ごめんなさい」と言って(言うからまだいいのだけど)綺麗に着飾った女性がぐいぃ、と商品を見るために割り込んでくる。この貪欲さ。ちょっと商品を見るためかと思ったら、色々とテスターをつけて、もう既にワタクシのことなど眼中にない。世の男どもよ、綺麗に着飾っている女というのには、こういうのが多いんだよ。薄皮一枚。焼ければただの肉ですぜ(笑)。(←シュールすぎ)

少し早く着いた小雪嬢と近くのカフェで一杯飲む。寒かったから。少し痩せたかな、でも気力はとてもみなぎっているように見える。彼女のトーンは非常に私をリラックスさせるので、ただ微笑んでいればいい気分にさせてくれる。

待ち合わせ場所には白いコートに艶やかなターコイズブルーのセーターを着た女性が立っていた。瑠璃子ちゃんである。人ごみの中でも「抜け」がいい。一目でぱっと目が惹かれる。華がある人、というのはこういう人なんだろう。綺麗だなぁ。

寒い中病み上がりに来て下さっていたジーニアス氏を待たせてしまったのは申し訳なかった。が、瑠璃子ちゃんと二人でいるのも彼には良かろうとの「政治的配慮」だよ、これは。なぁ、小雪嬢?ジーニアス氏はやはりちょっと具合が悪いのが見て取れて、いつもの覇気がない。今回は「ジーニアスいじり企画」も進行していたのだが、う~ん、今回はおあずけだわねぇ。ワタクシは武士なので、本調子ではないものはイジメナイ(笑)。

何度か来た事はある駅なのだが、いつも反対側に出てしまうので、意外に辺りを知らない。辺りのお店に詳しい瑠璃子ちゃんが案内してくれる。途中でかわいらしい恵比寿神社を見つけ、お参りする。小雪嬢が気合を入れて祈る。きちんと正面の参道から回り道をして入る。そういう彼女の心根をワタクシはとても美しいと思う。やるからには手口を清めるべきだろう。がっ。荷物が多すぎて左手が洗えない(笑)。ちょいと端折ったお清めをする。

わざわざ瑠璃子ちゃんが下見までして予約してくれていたカフェはモダンな「お洒落」な場所であった。通りかかって、「この店ちょっといいかも?」と思ったらその店が予約した店だと言う(笑)。あらま。ソファ席があるのが嬉しい。寛げる。ジーニアス氏と私でソファ側の席をいただいてしまった。ありがたい。店に入った時、カウンターで遅めの昼を食べていたと思われるウェイターの青年が、顔なじみであるのか瑠璃子ちゃんににこにことした表情を送っていた。(ただ美貌に見せられただけか?)

軽い眺めのウェーブヘアの青年。背丈が小柄であるが、印象がそれこそ以前この辺りでデートしていたことのある元彼に似ていたので、一瞬どきっとした。会いたいと思っているわけでは無論なく、この青年がそれほど彼に似ていたわけでもない。ただ、丁度その彼のことを思い出していた時に、似た印象の人が現れたので少し懐かしくほほえましく思った。

4人で飲み物を頼むが、これが見事にバラバラである。スパークリングワイン、ホットワイン、レモングラスやローズマリーのハーブティー、メイプル・ラテ。

「乾杯!」

合わせた器の、このバラバラさ!思わず三銃士とダルタニアンを思った。剣を掲げて"Tous pour un, un pour tous!(one for all, all for one!)"と叫ぶ例の「あれ」である。きちんと全員「個」というものがある面子だ。年齢も年齢だから(笑)もあるが、無理に均一化させることを良しとしない思考を持った面々である。この飲み物のバラバラさは、些細な事ながらとても象徴的に映った。そしてやはり、頼んだドリンクがとても「らしい」と思わせられる。

病み上がりとは言え、ジーニアス氏はハンサムである。彼の腹筋が美しく割れていることもこの3人の女性は知っている。知っているのが上半身だけ、というのが多分我々が良き友人でいられる理由でもあるのだろうが。(笑)彼が頼んだのはホットワインだが、これも私は好きである。メニューにあることを知らなかったので、「あ、頼めばよかった」と今更ちょっと悔しい。西洋ではよく冬の日に屋台で売られ、フルーツにスパイスを調合していただく体を温めてくれる飲み物。風邪引きさんである彼には丁度いい。

「この林檎の『へた』みたいなの、なんだろう?」

こういうお惚けさがジーニアス氏はかわいい。クロブ(cloves)だよ、と答える。和名だと「丁子」とも言う。昔は着物を入れた箪笥にも虫除け代わりに入れたそうなのだ。でもこの話をすると着物話に花が咲いてしまいそうなので、ちょっと控える。なんとなく、今日は自分を前に出す気分ではなかった。寛いで、眺めていたい。ましてや隣には腹筋の割れた男、目の前には南国の花と雪原に咲く花が左右に並ぶという好環境なのだ。むしろ、眺めていたい。

ワタクシはその日何も食べていなかったので、バナナのタルトを頼んだ。タルトというのは大抵食べ辛い。分かっていたのだが、頼んでみたらやっぱり格闘することになった。バナナの表面をこんがりと焼いてある。焦がし具合が実によく、サワークリームが効いている。しかもバナナだ。

バナナを人前で食べるのほど、恥ずかしいものはないという話は以前小雪嬢にしたと思うが、バナナは緊張を強いる。まるごと一本目の前に出されたりしたら、否応無く私は口に含むだろう。噛んではいけない、とワタクシの中の「何か」が訴えるのである。まぁ、どうでもいい、そんなことは(笑)。

皆の話を聞いていなかったわけではないのだが、そっと辺りの様子に目を配る。メニューボードにかかれたハモン・セラーノ。スペインやイタリアで見る足のぶつ切りハムがカウンターに置かれていたが、あれがハモン・セラーノだろう。スペイン語で「山のハム」というような意味である。ちょっと惹かれるが、スペインのハムは塩気が多い。カフェラテでハムはきつい(笑)。スペインのバール(bar)ではこういうハムが天井からつるされていることが多い。壮観である。足、足、足。スペイン、行きたいなぁ・・。

隣に座っているビジネスマン風の二人連れは、何かの商談をしているようだ。英文の書類に目を通している。そうやって見てみると、やはり場所柄とてもお洒落な人々が多い。そして結構バラバラな感じ(笑)。時間帯のせいもあるだろう。飲むには早く、昼食には遅すぎる。途中で中近東風のニュアンスを持った曲がBGMで流れてきた。あぁ、踊りたい。こういう曲はきっと踊りやすいだろうなぁ。

先日私がピンキーちゃんと出かけたときの話で盛り上がる。お呼ばれして女が「エプロン持参」で行くのはどうか、という話(笑)。ジーニアス氏的には「いいでしょう、そういうの。」である。女性陣3人、絶句。これだから~~、男は。男ってそういうものなのよねぇ、と諦める。

もし私がエプロン持参するなら、一緒に行く女の子にそう告げると言う瑠璃子ちゃん。私もそれならフェアだろうと思う。「あの人を狙っているから、私エプロン持って行くわよ」と言われれば、そうか頑張れ、と思うだろう。

ジーニアス氏は女性が家に来た時に「エプロン持参」してくれることの気持ちよさ、ありがたさを説く。そういう良い印象のためかどうかは別として「手伝おう」という気持ち自体には私も賞賛を送る。そして私が別に相手の男性に好かれたいとも思っていないのだったら、それでいいじゃないかというジーニアス氏の意見にも納得する。ただ、私が気になったのはそこには「本物」がないということであった。

計算された「自然さ」も計算が相手に見えなければ、ただの「自然」である。でも、私にしてみるとそんな「偽物」で満足するのか、という気もする。しかし、ここに人が思う「偽物」でも僕には「本物」なのだから満足という男性がいるので、それならばそうですか、という話である。(笑)彼がそれを「本物」と思い続けられるのなら、そしてその女性が彼を「騙しおおせられる」のであれば、それは彼にとってはどこまでも「本物」だということである。

男女ともに言えるのだが、やはり同性の評判は大事である。同性が評価する人間というものには、見るべきものがきっとあるだろう。私が好む人間性というのは、表裏なく、男女ともに気配りの出来る人ということである。自分のために良かれと振舞うのではなく、周りに良かれと振舞うことの出来る人。それは自分の株をあげようなどということではなく、周りを楽しませることが自分の喜びに繋がるような人のことである。

なんと言うのか、やはり年のせいもあろうが「計算」が私には大抵透けて見えるし、見えてしまうとがっかりである。無論ジーニアス氏が言ったように「あざといことをやらないこともまたあざとい」というのにも一理ある。物事が実は見えていると言う点においては、いかにも貪欲に行動する人よりもしないでいる方がいやらしい(笑)。が。普通の「あざとさ」も見抜けないのが普通の男なのに、「あざといと知った上でやらないでいることのあざとさ」まで見抜けるものか。もしその「あざとさの二乗」まで見抜けるほどの男なら、大いに追求してくれたまえ。ワタクシはそういった男は好むであろう(笑)。

例えば、同じような気配りの行いにしても、瑠璃子さんの気遣いに私は不快感を全く持たない。なぜならば、彼女は男性に対してよりもさらに深く、同席している女性に対して配慮をしているからだ。この点が大きくピンキーちゃんの行いと彼女の行いとでは「資質」が違うと思わせられるのである。

そして小雪嬢は、本当に真っ直ぐな人である。付け焼刃でもそのまま丸く治めようとか、周りが期待する女の役割を演じようとかは、まかり間違ってもやらない人である。人に計算があることは容易に見抜くだろう。分かってもいるだろう。けれども分かりながらも、自分のスタンスを崩さない、あるいは崩せないと思っているのが小雪嬢である。「醤油を回させる女」という逸話が彼女にはあるのだが(笑)、ワタクシは限りなくそういう状況を作り出すことができる彼女を愛しく、誇りに思う。

しかし、「エプロン女」でこれほど盛り上がれたのだから、やっぱり私はピンキーちゃんに深く頭を垂れて感謝せねばなるまい。(笑)話題提供、ありがとう♪

外にはやがて夜の帳が下りてきて、静かに雨が降り出していた。
さて、場所を変え、少し飲むかね。

ソファ席を気持ちよく譲ってくれた瑠璃子ちゃん、小雪嬢、君らのそういう優しさが足腰の弱ってきた私には染みるのだよ。(笑)

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「処女喪失」

2007-02-20 | Weblog
本当に久しぶりに、数年ぶりにマニキュアをぬってみた。先日、数ヶ月ぶり&数年ぶりに友人達と会って、瑠璃子ちゃんが綺麗にマニキュアをしていたのを見て、感化されたのだ。残念ながら私は良いネイルリムーバーは知らない。だって、使ってないんだもん♪

一回り若い頃、そして恋にときめいていた頃は色とりどりのマニキュアを楽しんだものだった。値段は高いものなど買ったことは無くて、いつも安物のものである。どうせ使い切るほどマメに塗るわけでもないのだ、いつだって。ゴールドやメタリックブルーの爪をして会社にも行っていた。常識ないのだ、私(笑)。「仕事やれば、爪が何色だっていいでしょ?」というポリシーなので、淡いピンクとか無難な色は余り持っていなかった(笑)。色黒なのでどの道ピンクは似合わない(笑)。

で、残っていたのは渋い紫のものだけだった。
・・・・。
やっぱ、面倒くさい。どうせすぐに剥がれるし。

でもせっかく塗ったのでちょいと記念に。
ライトのせいで余り色分からんね。

なぜだか私はマニキュアのひやりとした感触が爪に最初に落ちる時「処女喪失」という言葉が浮かんでくる。マニキュアの刷毛の感触には、好きな男に優しく犯されるような、そんな悦びが隠されているように思う。







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そこに闇はない

2007-02-20 | Weblog
漫画が原作だという「さくらん」なる花魁映画を少し観てみたいなと思っていた。ので、予告編をネットでちら見してみた。が・・たぶん、これダメでしょう、な感じが漂っていた。

映像は綺麗。写真家の蜷川美花が監督をしているだけあって、キッチュな色ぶり。鮮やかである。が、「鮮やか」ではあるが、「艶やか」ではない。ここが日本美の難しいところである。所詮キッチュ写真家の蜷川には荷が重かったか。

先日、友人と谷崎の「陰翳礼讃」の話をしていたが、読んで字のごとく谷崎は日本の美しさというものは「翳」にこそある。暗闇が必要である。篝火の暗がりで見るからこそ、能の金襴緞子で包まれた華美な衣装も派手すぎになることはない。蒔絵の艶やかさも落とされた照明、願わくば蝋燭の灯りの元で見るのが最も美しいというようなことを彼は作中で言っている。

「さくらん」は真っ向から挑戦を挑んだ。その心意気には拍手を送りたいが、一目見た感想としては、「ちゃらい」。(笑)色の鮮やかさはあるが、重さがない。質感がない。花魁という自らの性を生業とする女の生き様を描くのに、あそこまでサイケに明るい色使いではくらくらしてきてしまう。どうしたって、この手のものを描くには「闇」が必要なのだ。暗がりで交わるから花魁は美しい。夜の女は煌々とした照明を浴びるものではない。

海外では、まぁ、受けるかもしれない。いわば「コスプレ」感覚であるから。
土屋アンナが好きだし、木村佳乃や菅野美穂の濡れ場も見てみたかった。が、金を払ってまで見る気はしないなぁ・・。300円ぐらいなら払ってもいい。1,800円は無理じゃ。アンナの気質は好きだけれど、時代物になると台詞回しがダメだねぇ・・。「花魁」つぅ感じではありませんな。

佳乃ちゃんもとっても好きなのだけど、以前着物でお茶漬けのCMをしていた時、なんだか婆みたいに背筋が曲がっていて、素材はいいのにいま一つ色気が足りませなんだな。やっぱり、着物姿ってのは、素が出てしまうから難しい。着慣れないと決して美しい所作には見えないものでやんす。それを思うと、やはり松たかこなんかは美しい。堂に入っている。梨園の生まれですからねぇ。

さくらん、曲もねぇ。椎名林檎、たぶん予告編にはわるかないのでしょうが、あれが年中画面に流れていると思うと、ちょっと煩いかなと。あんまり聞いたことが無いから良く知らないのだけど。

試みとしてはそれはそれで悪くない。ただ、とりわけ新鮮さも感じられない。それほどのインパクトがないのに、日本映画という面では薄い感じの印象を受ける。だって、ほら、溝口監督の撮った女を見た後では、ねぇ。

さくらん、さくらん。

あちきは、鮮やかよりも艶やかを好むのでありんす。

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