Sleeping in the fields of gold

小麦畑で眠りたい

ウニクロが高いョ!

2016-02-29 | Weblog

なんかさ…最近ウニクロが値上げしてないですか?
その安さありきのウニクロなのに、なんか随分と値上がり感が…。

つぅのも、入所している父が、土曜の朝8時半とかに電話してきやがって、「洗濯に出して服がないから、あと2着くらい持ってきてくれ」と連絡をよこしたのである。
施設では洗濯サービスを業者さんにお願いしてあり(¥4,000/月っす)、週に2日くらい来てくれるらしいが、例えば火、金なら、火曜に持っていって、金曜に返してくれるのかというとそうではなく。火曜に持って行った洗濯物は、次の火曜に返ってくるらしい。もともとそんなに服を持っていない父だし、意外に潔癖で毎日着替えをするし、下手したら一日に何枚も着替えてしまうような人なので、そりゃ当然服が足りなくなるのだわぁなぁ。

で、仕方がないので急遽ウニクロのネットで買おうかと思ったら、目論んでいたフリース類とかが、季節代わっていてもうないんよ。
しかも以前見た時よりも全体的に値上がりしているし。おい、なんじゃこの値段ゎ(汗)!

で、この前、確か少し離れたとこのスーパーにウニクロが併設していたよなと思って出かけたら。
ウニクロがいつのまにかGUになっとるんですゎ。
ま、一緒と言えば一緒なんだろうけれど、ウニクロはどうにか我慢できても、さすがにGUは品質的にちょっとなぁ、と。

で、そこでは結局何も買わずに帰ってきた。"THE"徒労。
今日、また出かける用事があったので、何駅か先のデパートに入っているウニクロを覗いて見た。
フリースとかセールで残ってないかなと思って。

ないっす。
一切ないっす。
春ものばっか。

しかも高い。

春つぅてもさ、櫻の咲くころだって結構寒いっしょ?
馬鹿の一つ覚えみたいに、季節先取りして商品総入れ替えしてどうすんだよ?
ウニクロなんだからさ、「今」使える商品を置いてくれよ。少しは。
高級ブランドとちゃうやろが。

ウニクロでスウェットパンツ一枚に3,000円とか払う気ないっすゎ。
同じ3,000円なら無印の方がまだいい。

で、しょうがないので、無印良品に移動。デパートの上の階に無印が入っとる。
結局、無印でスウェット上下と長袖シャツ2枚買って、1万円くらいになってもた。
案外いったけど、ま、しゃーないわな。

ウニクロでこの値段払うよりは、無印のオーガニックコットンとかの方が肌触りがいいし、ま、いいっしょ。
言ってみれば、人生最後の数年に着る服なんだからさ。
あんまり安かろう悪かろうも、アレだしね。

しかし、介護が必要な老人の場合、伸び縮みが楽であったり、洗濯が楽であったり、かつ軽く、温かく、通気性がよく、みたいな非常に難しい条件を要求されるのだよ(笑)。なによりうちの場合は「軽い」ことは大事でね。だから、フリースなんて便利なんだけれども。

ウニクロももう役に立たんなぁ…。
その値段を払ってまで、ウニクロは買わんのだよ。

己を知れ。

コメント (2)

グァー?

2016-02-29 | Weblog

父が入所する前に買ってあった「あんぱん」がまだ残っていて、さすがに食わなあかんやろと思った。
賞味期限は結構(1週間以上w)過ぎているんだが、まぁ、大丈夫だろ。(←基本、そこらへん「ざっくり」な人です。自分の鼻と舌でOKなら、OK(笑))

問題なく食べられた。
何気に袋を裏返して、原材料などを眺めてみる。

すると、

糊料(グァー)

なるものがある。

なによ、グァーって(笑)。
想像がつかん…。

ということで、ググってみた。

グァー

東京福祉保健局の説明によると、グァーというのは豆科の植物グァーから取れる成分で、高い粘性を示すのだそうだ。
ドレッシング、ソース、アイスクリーム、即席めん類などに用いられるのだそうである。

植物、グァー。

まるで魔神のようだ…。

で、原料のグァーってどんなよ?と思って、植物そのものを調べてみた。


普通にインゲン豆っぽい。
綺麗なピー花が咲いとる。(=スイートピーっぽい花という意味で)

へぇ。
グァーってこんなんなんだね。
勉強になった。

ついでに一緒に添加物でV.Cって書いてあって、しばし「?」だったのだが、よく考えたらこれは分かった。
Vitamin Cですな。
そんなざっくり書かれてもなぁ。

原材料とか知らんこと多くて、面白いな。
添加物、たくさんだけどね、市販品。

そりゃそうだ。
1週間経っても腐らないパンだもの。

便利だけど、怖いっちゃねぇ。
怖いけど、便利っちゃねぇ。

困ったもんだグァー。

コメント

東風吹かば

2016-02-27 | Weblog

先週。
そう、ちょうど父を施設に送った日の夜のことであった。
夜の11時過ぎに、凛ちゃんからメールあり。

「明日、ぽっちりちゃん家の近くに梅を見に行こうと思うのだけれど、もしよかったら一緒にどうかな?」

前日の、23時過ぎ、ですか…(笑)。

結構「ギリ」ね。

でも、ようやく父を送り出して自由の身だし、「いくで~」と返信。

凛ちゃんは東大出の才媛です。
なんでこんな頭のいい人が未だにアテクシを相手にしてくれるのか分からんけど。(単に家が近いからだと思う(笑))

彼女は完全理系なので、アテクシと頭の構造が真逆と言ってもいい。
こういう理系頭の人と話したり、意見交換したりするのは、アテクシは嫌いじゃない。
嫌いじゃないというか、勉強になる。
もう、完全に、「想定外」なんだもの。
あらゆる「思考回路」が(笑)。

凛ちゃんは桜より梅が好きという人で。
奈良時代の人みたいよね。
万葉の君。

アテクシは櫻の方が好きだ。
梅も好きだけれどね。
名前を知らんのだが、梅の中央だけが濃い赤で、周りが薄いピンク色の梅があるんですゎ。
アテクシ、これ、好きだなぁ。
名前を知らんのだが。

枯れると中央の赤い芯だけが残るの。

ほんのちょっとと思って会ったのに。
気づいたら4時間くらいおしゃべりしていた。

中高一貫校で6年間一緒にいたから。
懐かしいのよね、何を話しても。

ちなみに彼女はブラジル生まれ。
彼女のちょっと日本人離れした感じは、そこら辺からくるのかなぁ。

ブラジルと言えば、今はジカ熱ねぇ。
早くワクチンを作れればいいのだけれど。

コメント

天使っぽいお菓子のこと

2016-02-27 | Weblog

出先の駅ナカで。
パリにあるAngelinaというカフェの出店があった。

有楽町のプランタンの1階にも入っていたと思うけれど。
久しぶり。
モンブランが有名で。

なんか懐かしくなって買ってみた。
一つで良かったのだが持ち帰り用に「ケーキを一つ買う」って結構ハードルが高くて。
思わず、2つ買ってごまかした(笑)。

マロンクリームが美味しかった記憶があった。
マロンは美味かった。
が。
底に。
なんか砂糖の塊のクラストみたいなのがあるねぇ?土台っつうか。
これ、甘いゎ。
甘すぎだわ。

砂糖の貴重であった時代の人ではないので。
この砂糖の土台はちょっと甘すぎだなぁ…。

マロンは美味いのになぁ。

でも、久しぶりのAngelinaを堪能。

今日もまた、プチ贅沢をしてしまったぞよ(笑)。
コメント

日本の歴史

2016-02-25 | Weblog





Wow!
日本の歴史をざっくりと。と同時に、英語の勉強にもなりまっせ。
汚い言葉遣いですけどな~。

いやぁ、すごいねぇ。
外国の方がここまで歴史をまとめてくれるとは。
粗方、合ってますがな(笑)。

コメント

生音

2016-02-25 | Music
(Photo by Nora)



友人からの急なお誘いで、都内のJazzライブに行ってきた。
ここんとこ、連チャンで「急な誘い」続きなんよ~。
アテクシなら急に誘っても大丈夫、的な立ち位置なのね、きっと(笑)。

ありがたいことですけれどね。
友達少ない(ほぼいない)身としてはw。

そんなとこにライブハウスあるんかい?という神田近辺。
初めての場所だし、地図は出したが夜だし、よぅわからん。
サラリーマンの多いエリアなので、仕事上がりのお父さんなんぞに道を尋ねてしまったよ。

近くのインド料理屋のお兄ちゃんからチラシとかもらいつつ。
なんで、もらったアタシ。
いやぁ、雪の降りそうな寒い夜だったんでね。路上でチラシ配りも楽じゃないしさ。
行かないだろうけれど、一応もらったわけさ。

さみぃ。

そして、山崎製パンの本社ビルってこんなとこにあるんだ~?
パンの形のビルとかじゃないのかぁ。残念だなぁ。(←おい)
友人は「工場はここにあるの?」

ないでしょ…。
関東郊外とかでしょ、普通(笑)。こんなド真ん中に。

ライブはジャズのカルテットだったのだが、メインのギタリストは主にアメリカで活躍している方のよう。
食って行けているんだ、すごいなぁ。
プロファイルをちょっと見たら、シカゴを拠点にしている方のようなので、シカゴは割とブルース系なんぞも強いだろうし、なかなか生き抜くには大変なとこだよねぇ。頑張っていらっしゃるのねぇ。

友人が、かぶりつきの真ん前の席を陣取り、アテクシも横にちょこりと。
こんな真ん前、座ったことないけんね。どうしたらいいのか(笑)。
ドラムの真ん前で、今まであまりドラムってちゃんと見たことないけれど、こんな風にやるんだなぁと感心。
あの、ササラみたいなの、なんていうの?シャカシャカなるスティック(笑)。
腕やら拳やら、ありとあらゆるところを使って演奏するんだねぇ、すごいなあ。
両手両足使うから、脳リハビリに良さそうだゎ(笑)。

ギターもドラムも、ベースも巧みだったのだけれど、アテクシは今回、ピアニストが一番好きでした。
メンバーの中では若い方だと思うし、見かけは「まろ~ん」とした温和な雰囲気に見える方だったが。
演奏は意外にアグレッシブでした。アメリカで修行中ということで、あぁ、なるほどとも。

日本人だと割とピアノの人って、控えめになってしまうというか、サポート側に回るし、そこまで前に出てこないよう遠慮している部分がある気がするんだけれど、この方は割と音も前に出るし、いい意味で控えめさを手放した感じがした。だからと言って、自分が自分が~、というわけではなく、ちゃんと全体も見渡せているし、アイコンタクトなんかは一番小まめに気遣ってやっていた感もある。タッチの強さもあるし、音のキレもとてもシャープで、良かったですね。アテクシは好きでした。別段ピアノ好きというわけでもないんだけどね。

夜のお出かけも数ヶ月ぶりであったし、ましてや音楽を聞きに出るのも本当に久しぶり。
いつぶりだろうか?思い出せないくらい。

お酒を飲んで、音楽に耳を傾けて。
贅沢したなぁ。

あ、そう。
あの川はね。
神田川でした(笑)。

雪の降りそうな寒い夜。
いい夜でありんした。





コメント (4)

その後

2016-02-22 | Weblog

先週、父が施設に入所した。
前夜には「入院したくないよぉ~~」と半泣きである。

勘弁してくれ…。

ま、そりゃ行きたくはないだろうがな。
腐っても我が家がよいに決まっている。しかし、アテクシももう限界だし、到底一人で面倒見きれるものではない。
ここらが潮時なのである。

入所して4日ほど経ってから、施設の布団が重くて使えないというので、枕やら毛布やらを持って再び施設へ向かった。
車がないので、離婚した母に頼んで車を出してもらった。

まだ、入所して4日ほどだったが、父の意識は朦朧としている感じで、家にいた頃よりも状態は悪化している感じ。
夜中に独り言などを言って騒ぐので、たぶん、夜中多床室の部屋から出されて、キッチンにしばらくそのまま置いておかれるのだろう。「眠ってない」という。共同生活だから、致し方ないよなぁ。一人ひとりにそんなにケアできないだろうし。
夜は強制的にオムツになるそうだし、お小水をしてもすぐには替えてもらえないのだそうだ。それもなぁ、夜勤は一人で30人近く見ているのだろうから、すぐってわけにもいかんだろうということも分かる。

しかし、この4日間での父の状態はすっかり自閉症っぽい感じになってしまったな。
呼びかけに反応があまりなくなった。
まぁ、老人に引っ越しはストレスだろうからな。
気の毒だけれど、これが現実だもんな。

洗濯は業者に頼んではいるものの、洗濯物は溜まっていたし服の枚数も足りていないので、施設で洗濯した。
付き添いで来た母は、私の周りでぺちゃくちゃぺちゃくちゃずっとしゃべっているのに何の助けにもならない。
しゃべっている暇あったら毛布を敷くとか、服を箪笥に入れるとかやってよ?何しに来たんだよ?って思うのだが。

「あなたもすっかり介護のエキスパートになっちゃったわよねぇ。青春を犠牲にさせて悪かったわよねぇ」とか、くだらないことをはぺらぺらしゃべるのだが、一向に体は動かない。

「いや、私に話してないでせっかく来たんだから、パパと話してきたら?」
イラッとしながら声をかけた。

車を出してもらうのが目的なんで、目的は果たしているんだが、それ以外、糞の役にも立たんな、この女は…。
悪いと思うなら、せめて来ている時くらい、手伝えよと思うのだが。

いかんせん、認知症の老人なども多い施設。
キッチンだとて、狂気に満ちている。
介護士の青年に、口元まで食事を運んで食べさせてもらっている女性は、突然怒りだして叫んでいる。
なにやら、う~う~とうめいている老人。

「なんかそこのおじいちゃんが、ずっと私のこと見ているのよ~~♪」
母がからかうように笑って、きゃっきゃっはしゃいでいる。

ほんとに…。
この人は…。


バカなんだなぁ…。

ますます疲労が増す。
皆、頭がいかれた老人たちなのだ、そりゃじっと見つめることもあるだろう。
ぼぅっとして頭なんぞ働いていないのだから。しょうがないじゃないか。

父は朦朧としながらも「確定申告の資料は集めたのか?」

自分でできもしねーくせに、こういうところだけは重箱の隅をつつくように気が回るこの人にも、うんざりである。

洗濯だけ済ませてさっさと帰る。

父がいなくなってから、家は静かである。
よく眠れる。
毎日、下の世話もしなくてよくなったし、一人だから部屋も汚れない。
食料品の買い出しも、そこまでしなくて済む。
生協も近いうちにやめようと思う。

気の毒だけれど、アテクシはようやく自由だ。

そして、その気配をどうやって感じ取るのだか。
連日のように、友人たちから誘いが急に来る(笑)。凛ちゃんが梅を見に行こうと誘ってくれたし、その翌日にはジローが東京に出てくるので会えませんか?と。残念ながら施設に行く日だったので、断ったが。そして、明後日はジャズライブに誘われた。

かなり疲れも溜まっていて、この半年分の疲れが一気に来ている感じはあるのだが。
せっかくの誘いだから、可能な限りお供するようにしている。

「出かけられる」ということが。
本当に、今のアテクシにとってはとても「幸せ」なことだからね。

これは介護をしたことがある人にしか、分からん喜びよ。


コメント (2)

ま、そんなもんか

2016-02-16 | Weblog

父の訪問入浴が最終日であった。
先週、スタッフの方にその旨伝えておいた。

なので、今週は、いつもよく来てくれていたメンバーが来てくれるのだろうなと思っていた。

蓋を開けてみたら、びっくり。

一人のお兄さんは何度か来たことのある方だったが、あとの二人は全く初めての面子。

え゛~~っ?最後って言ってあったのにぃ?

ま、仕事だしシフトだろうから仕方がないのかもしれないけれど、ちょっと残念だったなぁ。
美雪ちゃんにさよなら言えるかなと思っていたし、ハンサムな主任さんにもお礼を言いたかったなぁ。

お菓子は買っておいたので、最後にお渡しして、まぁ、全員で分けてくれるだろうと思うけれども。
なんかちょっと肩すかし。

ま、でもそんなもんかな。

むしろ、そういう最後の日だから、あえて湿っぽくならない面子にする配慮とかもあるのかな?分からんけど。
でもさ、父にとっては、おそらくもうお目にかかるのは最後だろうし、この家に戻ってくることもないだろうからさ。
最後に会いたかっただろうにね。

ちょいと、残念。
でも、これが現実。

皆様、お世話になりました。
いつも明るく、楽しく、お風呂に入れていただいてありがとうございました。
お身体大切に、どうかお元気でね。



コメント

他人事にあらず

2016-02-16 | Weblog

川崎の特別養護老人ホームであった殺害事件。
元職員が犯人として捕まったということだ。

ま、そうだろうよね。
特別養護老人ホーム(特養)なのだから、要介護3以上でないと入れない。
そして、要介護3以上の老人が、ベランダから自力で上って転落するというのは、普通に考えてありえない。
そんなことができるような身体状態じゃないもの。

だから、おそらく施設職員なのだろうなぁとは思っていたが。
悲しいもんだよね。

アテクシは。
介護の現実を知っているので、この犯人の気持ちが分からぬでもない。

マスコミのコメンテーターは簡単に「無抵抗な老人に対して酷いことを」と言うのだが。
では、それを言っているあなたたちの誰が介護の経験があるのか?と思う。
介護の経験がある人は、容疑者の気持ちも「分かる」のだ。痛いほど。

無論、殺人は犯罪なのだが、そうなるまでにこの人もうんざりするほどストレスが溜まって、追いつめられていたのだろうなぁと。

この容疑者だって、救急救命士の資格まで取って、人のためになる仕事をしようと本来は思っていたのだろう。
でも実際、介護の現場にさして「楽しい」ことなんて、あるはずもない。思っていたほどの「やりがい」もなかったのだろう。
よほど人間ができている聖人君子ならば別だろうけれど、普通の人間には精神的に、肉体的にあまりにも過酷な現場だと思う。

親の介護でさえアテクシはうんざりしているのに、これが他所の見ず知らずの老人の世話だ。
やってもやっても際限なく、相手は狂い、糞尿で汚していく。必死に世話をしているのに、罵倒され、殴られ、暴言を吐かれる。
せめて、これだけの重労働に対して見合う給料が支払われているのならば。まだ、こうした事件を防ぎようもあるだろう。
だが、現実は月20万円にも満たない金額で、これほど過酷な労働をしなければならない。その倍、払われていてもいいと思う。

こうした事件が起きても、不思議ではないよ。まったく。
むしろ「だろうな」と思うもの。

哀しいなと思ったのは、資料のビデオ映像などで、虐待している人々は虐待しながらも、一応「世話」をしているのだよ。抱きかかえて、ベッドに乱暴に投げ落とす。でも、そうしなければ、この老人は自力でベッドに戻ることもできないわけだ。
「世話」をしているからこそ、虐待するほど苛立つ。世話をしなくてもいいのなら、当たり前だが虐待は起きない(笑)。

世話を、24時間、365日、しなくていい立場の人ならば、なんとでも綺麗ごとを言えよう。

ならば。
やってみろ!

私自身、父の介護をしながら首を絞めたり、殴ったり、枕を顔に押し付けて窒息させたりということは、何度かあった。
「普通」だと思う。一人で介護をしていれば、そうなるよ。


このままだと自分も壊れるし、遅かれ早かれ殺すだろうなと思ったから。
とにかく施設に入ってもらうしかないなと。お金はかかるけれども。


正直、施設に入って多少の虐待があっても、そりゃ仕方がないとアテクシは思っている。
自分や家族では面倒を看きれなくて、安くはないお金を払って施設に世話を頼むのでしょう?
自分ができない事を他人に負わせているのに、世話代を払っているからといって、じゃぁ自分以上の完璧な世話をしてくれろと赤の他人に要求できるのか?アテクシはできんよ。その仕事がどれだけ困難なものか、身をもって知っているから。

アテクシは、300万円/月くれるって言われてもやりたくないもの。ごめんこうむる。
自分の親でさえ嫌なのに、いわんや他人をや。
薄給でこれだけ世話をしてくださるだけ、ありがたいことだよ。

長生きなんてね、しなくていいよ。
私はしたくない。
ぽっくり突然死できたら、最高だと思う。

殺していいとは言わないけれど。
彼が、老人を殺してしまった苛立ちは分かる。
分かるが、それを心で思うことと、実際に行動に起こしてしまうことには、通常ある程度のハードルがあって普通、そこで持ちこたえる。

今後ますます、こうした事件は増えるのではないかなと思う。
在宅介護でも介護疲れで殺人ということも、増えるだろう。

介護者に対するケアが、現状の介護システムでは全くないんだよね。
要介護者に対しては、色々ケアはするけれども、介護している側をケアするシステムはない。

こうした施設などでも、心理カウンセラーなどを常駐してスタッフの精神的なケアや、定期的にマッサージや針治療などが受けられる身体的なケアもしてやるべきじゃないのか?何より、給料が低すぎるよ。
干からびるほどに薄給で働かされていたら、当然の帰結だと思うよ。

そして、それと並行して、尊厳死や延命措置の停止ができるよう、法改正もしていくべきじゃないのかな。
老人に死ねというのか。ま、平たく言うと「そう」です。
厳しいようだけれど、生きていてもさして幸せにもなれんですよ、この現状では。

だったらせめて、自分で「もうここでいいよ」と決定できる権利があった方が、良くないか?
アテクシは、少なくともそうしたい。


生まれてくる時は選べないのだから。

せめて死ぬ時ぐらい、自分で決めたいよ。






コメント (2)

おとぼけ小僧

2016-02-15 | Weblog

おい、ジロー。
相変わらず、お前のやるこったぁ、謎だな。

今頃来たぞ、年賀状。

…?

いや、挨拶するにしても、もはや普通の葉書でいいんじゃ?
わざわざ年賀状で出すこともないのでは?
葉書が余ったからか?

それともなにか、君は旧正月基準で動いているのか?
春節?

謎過ぎよ、あんた。
もう立春も過ぎているってのに。

彼は書道を習っていたので、さすがに美しい文字でありんしたが。
なんつーか、繊細な。
女子っぽい字を書くよねぇ。

で、字、ちっさいよね。
気、小さいなぁ…(笑)。

でもどうせなら、筆で書いてくれよ。
せっかく書けるんだからさぁ。

君のボールペン字を見たいわけじゃないんだよぅ。

筆で書いた字が見たいんだよぅ。バカめ。

素晴らしい年にねぇ…。
ま、なるといいよね。(遠い目)

言うのは無料だ。


コメント

あと2日

2016-02-15 | Weblog

ほんとに。
わざとなのか?と思うほど。

昼間出かけていて、買い物をして帰宅。
明日で訪問入浴も最終日なので、スタッフの皆さんにちょっとしたお菓子を買ってきた。
雨も降っているし、もともと荷物も多かったので少し面倒だなと思ったのだけれど、一番世話になったからさ。

帰宅して、部屋干しの洗濯物が乾いていないので乾燥機にかける。
風呂を洗って、夕飯の支度をして…というところで、父が部屋でなんだか言っている。

いつもの妄想だと思って無視して夕飯の支度をしていたのだが、あまりにしつこいので部屋に様子を見に行く。

「鳥が糞をしたんだ。ちょっと見て?」

見ると、シーツ代わりに敷いている毛布の上にべったりと便をこすった跡がある。
脱いだジャージのお尻部分にも、便がついている。

「自分ではない」と主張するが、彼以外の誰もいないのだから。

夕飯のね、支度をしているのですよ。
気分的に嫌でしょう?

便の後始末をして、それからまた料理をするってさ…。
しかも、天気も悪いのに、毛布を洗わねばならないと。夜からは無理ですゎ、とりあえず汚れを落とすだけで、明日洗うしかないわぁ。
これで、キレるなっていう方が、無理よ、ほんとに。

疲れて帰ってきて。
家事をしているのに、これかよ、と。

そして、毛布とジャージは処理したが、あぁ、でもポータブルのトイレもきっと汚れているんだよな、この調子じゃと覗くと、やっぱり。夕飯の前に、トイレ掃除したいですか?

食事を終えて私もお風呂に入り、ようやっと終わったと思ったら。
風呂上り時に、父が自分の着ていた衣服を洗濯に出して。

念のために、下着のパンツも確認したら、そりゃそうだよな。
やっぱりついているよ、ビッグベン。

あてくし、フロ上がりっすよ?

はぁ~っ…。

溜息しかでんわなぁ。
また、風呂上りに下着洗いですゎ…。

あと2日で施設に入所が決まっている。
なんか残りの数日に迷惑かけられるだけかけようと、わざとやっているのかと思うぐらい。

介護って。
要するに、下の世話なんすよ。
食事も下も一緒くた。

普通の生活なんて、できないんですゎ。
こういう要介護者と暮らしていると。

スカトロ趣味じゃないんでねぇ。
食事の時に、便は見たくないっすよ、普通に。

あと2日の我慢。
頑張れ、あたし。






コメント

春の嵐に

2016-02-14 | Weblog

春の嵐の中、「愛」が届きましたよ、うん。
ありがたいねぇ。

春一番の吹きすさぶ強風の中を、若い小さな配達のおねぇさんが髪をボサボサにして来てくださったよ。
これまた、ありがたいねぇ。

友人からバレンタインということで、かわいらしい苺の入ったチョコと、猿のお守り、そして百人一首の豆本。
梅模様の便箋に手書きの美しい文字で、温かい言葉がつづられていた。
愛だねぇ…。
うっとり。

猿のお守りをぷにぷにと握りながら、苺のチョコをもぐもぐ。
これ、北海道の六花亭のなのですが、フリーズドライの苺が丸ごと一個入っていて、好きなんです♪

豆本もね、値段のこというの浅ましいけれど「これお高いんでしょう?」(←TVショッピングか)
いや、だって装丁がなんかすごいのだもの。凝ってるの。
背表紙の紙まで模様が浮き彫りされていて、うひゃぁ、これはいかばかりの手間かと。

百人一首、昔少し遊んだことがあるけれど。
歌まで覚えていないんだが、改めて眺めると、やっぱりどこかにうっすらと記憶があるのよね、不思議と。

豆本って、なんかすごく「日本」だなぁ。
こういうものを作ってしまうところとか、小さくても凝って酔狂な感じとか(笑)。

春一番も猛烈に吹いて。
猛烈な風雨のあと、晴れあがった。

こうして春が一歩一歩近づいてくるんだろうなぁ。

階段下で咲いていた白梅は、大丈夫だろうか。

美味しく、ありがたいバレンタインでございました。
ありがとがんす。

コメント

燃えている

2016-02-11 | Weblog

夕刻、取り込んだ洗濯物を乾燥機にかけている間、つかの間の昼寝をしていた。
すると、父が「ぽっちり、大変だ、大変だ!一大事だよ~~~っ!」と叫んでいる。
部屋の前で繰り返し叫ぶので、イライラしながら部屋から出た。

「火事だよっ!ほら、燃えている!」

廊下にかかっている藍染の暖簾の先を、まるで牛の乳しぼりみたいに握って、彼は叫んでいる。

狂気だ。

もちろん、のれんに火などついているはずもない。

「火なんか、ついてないからっ!寝ているとこ、起こさないでっ!」
またか、という疲労感を感じながら怒鳴る。

父がつかんでいた暖簾の先を放した瞬間。

「ほら、火がついているじゃないか!見てよ、見てよ、燃えているよっ!」

その様を見ながら、哀しい苦笑が口元に浮かんだ。


赤い西日が。
のれんに射し込んでいた。
コメント

反比例

2016-02-09 | Weblog

父の入所が決まった。
といっても、老人ホームではく介護老人保健施設(在宅復帰を目指すリハビリを主とした施設)なので、最長3ヶ月位しかいられないのであるが。

今朝連絡があって、来週中には入所して欲しいと。こういうのって本当に「急」なんだよね。
こちらの心づもりとか準備とかもあるのにさ。退出しそうな人がいるのなら、1週間前くらいからおおよその日程を教えてくれて、せめて準備に2週間くらい欲しいでしょう。

訪問入浴があったので、いつもの元気な看護師さんにその旨、話したら。「寂しいです」と泣きそうになっていた。
いい子だなぁ。
元気で、愛嬌があって。
本当に、こうした介護のお仕事をしている人々は、大変な仕事だろうに明るくほがらかに頑張ってくれている。
来週がおそらく最後になると思うが、皆、いつも以上に熱心になってくれる(笑)。
人間て、そういうものね。

あと、少しと思うと「できるだけのことをしてあげよう」と思うもののようだ。

彼女は今日、父の足の角質を、軽石で一生懸命磨いてくれた。
角質が取れて靴下の履かせやすくなった父の足を、ことのほか喜んでくれた。
アリガトね、美雪ちゃん。

アテクシとしては、入所の決定はありがたい。
しかし、父としては「来週にはこの家を(たぶん永遠に)さよならですよ」なわけだから、ショッキングだよね。そりゃ、そうだ。今まで身を粉にして働いて。小さな団地の一室を購入した。慎ましやかな自らの城。長年親しんだその家とも、あと1週間で別れるのだから。世の中はそんな風に「ドライ」なのだ。心の準備の暇もなく。施設の都合で、突然その日はやってくるものさ。

気の毒だなと思うが、難病の上に妄想性障害という精神疾患の症状もかなり頻繁に(というか毎日)出ているわけで。付き合うこっちも本当に大変なのだよ。妄想が酷くなると自分がどこにいるのかも分からなくなるし、普段は降りられる介護ベッドの降り方も分からなくなる。

朝起きて彼の部屋を覗くと、ポータブルのトイレにつかまってボーっと立ってパンツ一枚で震えて、なぜか押入れのふすまが開いていて。
「閉じ込められていて出られないから、ぽっちり助けて~」と。
そりゃ、押し入れからは出入りできんだろ…。ドラえもんじゃあるまいし…。

せっかく敷いた毛布なども「虫に食われた」と言って全部はいでしまったり。着替えたばかりの服も、虫に食われたから洗わないと。とか。トイレの中からお椀が浮かんできているよ~~と叫んでみたり。
放っておけば数時間、一人で架空の誰かとずうっと話している。
怖いですよ(笑)。普通に。

こちらも精神的に追いつめられていて、普通に枕を顔に押しあてたりして虐待していたので、ようやっとどこか入れるところが見つかったかと、肩の荷が降りる思いだ。

しかし、このショッキングなニュースのせいで父の妄想は一層ひどくなり。さぁ、果たして入所したらどうなることやら。多床室のはずなのだが、相当周りの迷惑になるんじゃないかなぁと心配である。しゃべっちゃうからねぇ。

入所の準備等もあるし、数日後には契約も結ばなきゃいけないし。
各方面への連絡もあるし。
今後の自分の身の振り方も考えなきゃいけないので、大変だが。

哀れな父よ。
アテクシは、あなたに不憫さを感じながらも、解放感に酔っているよ。

この1週間は少しだけ、優しくもなれよう。


さぁ。終わりの、はじまりだ。



コメント (2)

お蚕様

2016-02-09 | Weblog

絹、というのは美しい繊維である。
しかし、この繊維は蚕という虫が蛹になって繭を作り、その繭を湯で煮てほぐしたものから繰り取るわけだ。

お蚕様と代々あがめられてきたけれども。

実質、大切に育てながら、繭になった時点でお蚕様を「殺す」のだよね(笑)。
繭の中で彼らは成虫になることもなく、セックスをして子孫を残すこともなく、死んでいく。

あな、あはれ。

絹の美しさというのは、そういう「罪」ゆえなのだ。
あの怪しいまでの輝きは、幾千、幾万もの蚕の命を代償としたもの。

その美しさに魅せられたならば。
それだけの怨念を背負って、着たまえ。

その覚悟がないのであれば、一撫でとて、触れるべからず。

コメント