母のニオイ

こんにちは　ぽんたです。
島根・山口両県で大雨による大変な被害が出てしまいました。
亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに
被害にあわれた方にお見舞い申し上げます。

私がまだ幼かった頃
母はいいニオイがしました。

石鹸ともお化粧とも思えるようなニオイで
ほんわかと落ち着くような心地でした。

私が独身の頃
母は香水のニオイがしました。

有名なシャネルを試してみたり
香水より軽いオーデコロンを愛用したり
私とお揃いのを使ってみたりしていました。

今は・・・

アヤシくてアブないニオイがします。
動物のニオイに似たニオイです。
原因はわかっております。

半月以上入浴していないのです。
シャワーも浴びてません

「お風呂に入ったほうがいい、シャワーでもいい」と促すのですが

「そうね」と、母は言うだけで実行には移しません。

強く言うとまた騒ぎ出しますので、強くは言えませんし
強制的に入浴させても事故の元になりそうなので、怖くてできません。

幸いにも
朝夜の歯磨きと洗顔はしていますし
トイレの失敗も（今のところ）ないので
夫も息子も私も平静を保っております。

私は鼻がよく利くほうなので
困ってしまいました

母の 「京都行きたい病」

こんにちは　ぽんたです。
今年は暑い夏？　そうでもない夏？
お天気が不安定ですね。

母は旅行が好きでした。
特に京都への旅が大好きでした。

母の若い頃、茶道に打ち込んだこともあり
茶道のお道具とか着物とか
「やはり京都は違う」と毎年のように京都に行ってました。

古いお寺や神社や、行事も多く
私も学生の頃から、母にくっついて京都旅行を楽しんでました。
私が忙しい時は、一人で２～３泊していたほどです。

今年、初期の認知症と診断されてから
母は外出をほとんどしていませんでした。

せいぜい近所へのお買い物と、通院くらいです。

「京都、行きたいわね」

昨日くらいから、一日中言ってます。

「一人で行けるから、ホテルを予約してちょうだい」

いやいやいやいや、無理でしょう？？？

新幹線に乗ってしまえば、一本で到着ですから
簡単といえば簡単な道順・・・です。

あまりにも一日中催促をするので
ネットでホテルを調べ、ためしに２泊の料金を出してみました。

「８月△日から２泊で○○円だって」

私がそう伝えると、変な顔をします。

「誰が行くの？？」

「へ？　予約しろって（母が）何回も言ったじゃん？」

私は、まさか・・・と思いました。

「そんなことお願いしてないわよ」

やっぱり

京都に行きたいことも、ホテルの予約しろと言ったことも
覚えていないようです。

そしてまた、つい先ほどから

「京都、行きたいわ」

が、始まりました。
当分の間は、繰り返されると思われます。
京都のガイドブックを渡しましたが
タンスのどこかへしまいこんだようです。

私も京都へ行きたいです。
何もかも忘れて、古都のほっこりした空気に癒されたいです。
認知症の母ですが、初期の今のうちに
母の大好きな京都へ連れて行ってあげたいです。

脳梗塞の後遺症のある夫を、置いてはいけませんし
母の食事や薬やトイレを考えると
もう難しいかもしれません。

私も母と同じ、「京都行きたい病」です。

ドクダミ消滅事件

こんにちは　ぽんたです。
近所のお宅から、子どもの笑い声がします。
セミも鳴いてます。
夏休みですね。

我が家には「庭」と呼ぶには恥ずかしいほどの、庭があります。
庭といいますか、駐車場の空きスペースと玄関前の空きスペースです。

その庭に、いつの頃からかドクダミが生えました。
年々増えて
今では真っ白な花をたくさん咲かせて、とてもキレイでした。
ドクダミはなぜか八重咲きばかりで、一重咲きはほんの少しでした。
八重咲きは珍しいらしく
ご近所の何人かの方がぜひ分けて欲しいと、数株持っていったこともあります。

葉や根っこに触ると、漢方独特の強烈なニオイがありますが
濃い緑の葉っぱと小さくて白い花が大好きでした。
母も「雑草の割にはキレイだ」と、大切にしてました。

気に入っていた・大切にしていたと言っても
雑草ですので
まったくの放置プレイでした。
水遣りも、肥料もノータッチ、自然のままでした。

昨日、そのドクダミが消滅、一気に全滅してしまいました。
母が抜いたそうです。
母自信も大切にしていたのに。

「草がボウボウだったからね」

そうですね。アリガトウ。

この時期、ドクダミは花も終わって葉っぱばかりです。
まさに「雑草」！
母が普通の雑草と間違えて抜いてしまってもしかたありません。

全部引っこ抜いたとはいえ
高齢の女性のパワーでは、根っこが残っている可能性もありますよね。

来年再来年のドクダミの復活を楽しみに
スッキリした庭に水を撒きました。

母のカップ麺への愛は不滅だった

こんにちは　ぽんたです。
午後になって、ジリジリと暑くなってきました。

母の昼食と夕食を作ってました。
不器用でヘタクソですが私なりに頑張ってメニューを考え
野菜やお肉を小さく切ったり、柔らかく煮込んだりしてました。

そんな料理を一口も食べずに母に捨てられて
カップ麺を食べられたとしても
こっそり涙するだけで、「ヤレヤレ」と思ってきました

今日、母が爆発しました。

どうしてもカップ麺がいいそうです。
自分で買って自分で食べるそうです。

わかりました、そうしてください。

母は日本女性の平均寿命に近い年齢です。
もう好きなものを好きなだけ食べたほうが
母本人のためなのかもしれません。
心おきなく、カップ麺を食べてください。

カップ麺では栄養バランスが悪いと、何回も何回も言いました。
野菜だけでも食べろと、何回も何回も言いました。

もう何も言いません。

なんだか泣けてしまいました。

薬の飲み具合 と 介護予防アンケート

こんにちは　ぽんたです。
今日は曇りで涼しかったですが
動くとやっぱり暑いです！

母にも夫にも、何種類かの薬が処方されてますので
飲む時間が来たら、それぞれ声をかけてます。

二人とも

「は～い」

と、答えてくれ、薬を飲んでいるみたいです。

夫の薬は順調になくなっていて、処方どおりに飲んでいる様子ですが
母の薬は、余っていたり足りなかったりしていました。

これって・・・
飲み忘れていたり、たくさん飲んじゃってるってことですよね
母の場合は
返事だけで、正しく薬を飲めてないってことですよね。

薬が処方された当初は
私が小袋に一回ずつ分けて「朝」「昼」「夜」と書いておいたのですが
母に拒否されやめてました。
薬をきちんと飲むまで見張ってると怒り出すし、困りました。

そして
今日、市役所の高齢福祉課・介護予防係という所から
母宛に、介護予防アンケートなるモノが送られてきました。

７５歳以上で介護認定を受けていない人対象の、認知症の予防のためだそうで
「月日や曜日がわからないときがありますか？」　とか
「階段を手すり無しで昇り降りできますか？」　とかでした。

地域包括支援センターと連動して、認知症を予防するのだそうです。
お役所仕事で時間がかかるだろうし
どのようなことやるのかまったくわかりませんが
母の悪化してゆく認知症が少しでも止められるのなら・・・と
さっそく代筆して返送しました。

７５歳以上対象ですから
代筆ＯＫや、家族の複数の連絡先など配慮されたものでした。

母の認知症が少しでもいい方向へ進むととイイナ