目で追う母

こんにちはぽんたです。
九州地方が梅雨入りですって！
憂鬱な季節が近づいてますね。

母の面会に行ってきました。

もう車椅子なので
面会用の個室ではなく、リビングでの面会です。

他の入所の皆さんや、スタッフさんがいらっしゃいますが
母は、いつものように宙を見つめ
意思の疎通のないまま
私が勝手に話しかけていました。

私達の目の前を
洗濯物を持ったスタッフさんが通りすぎました。

母が、スタッフさんの動きを目で追いました。

えっっ？？　わかるの？　

宙の一点を見つめるか、目を閉じているかの最近の母でしたが
たしかに、目が動いたのです！

私が、母の目の前を通り過ぎてみました。

目で追ってくれました！

「わかる？　ぽんただよ！　あなたの娘のぽんただよ！　わかる？」

焦って少し大きな声を出してしまいました。

母は、動き回るスタッフさんを目で追っていました。
そのうち疲れたのか、白目になってました。（白目コワイ・・・）

視力がしっかりしない小さな赤ちゃんのように
ただ動くモノを、目で追っているだけのようでした。

期待してしまった分
なんだか疲れてしまいました。

まぁね。　私のことなんかもうわからないよね。

「あなたは誰ですか？？」
「お手伝いさんなのね」
「娘なんかいません！」

施設に入る前にも
母はよくそう言ってました。

本当に波のある認知症の症状に
一喜一憂してしまいました。

パーキンソン病症

こんにちはぽんたです。
何だか寒いですね。
気温差が激しいです。
どなた様もご自愛くださいませ。

母の面会に行ってきました。

母は、相変わらずで
意思の疎通はできませんでした。

車椅子に乗ったまま
ぼんやりした目で、宙を見つめていました。

スタッフリーダーさんに呼ばれました。

パーキンソン病症が出ているとのこと。

へ？　パーキンソン病症って何ですか？

パーキンソン病なら聞いたことがあります。
とても怖い病気ですよね。

パーキンソン病ではないけれど
パーキンソン病のような症状が出ることだそうです。

立てなくなる。
体の萎縮。
関節が固まってしまう。

以上の３つが、母の症状だそうです。

パーキンソン病という、怖い病名を耳に入れ
私は焦りました。

たぶん、とても慌てた様子だったのでしょう。

スタッフリーダーさんは　「大丈夫ですからね」　と、言ってくれましたが

高齢ゆえ、もう積極的な治療はしません。
少しずつ少しずつ、寝たきり状態に近づきつつあります。

いったいいつ頃から症状が出ていたのだろう？

前回の面会は、母はお昼寝中で
横になった状態だったので、体の動きなどわからなかったです。

前々回は・・・車椅子に乗ったままだった。

その前は？？　その前は？？

悔やんでも悔やみきれません。

私は、またやってしまったのか？

もっと早くに、母の認知症を気付けていれば。

今回も、もっと早くにパーキンソン病のような症状に気づけていれば。

私は、学習できない大バカ者です。

母は、私を絶対に許してはくれないだろう。

母の新しい個室

こんばんはぽんたです。
ゴールデンウイークも後半ですね。
お天気がちょっと心配？

母の個室を移動するとの連絡をもらって
さっそく面会に行ってきました。

母は、新しいベッドでお昼寝中だったため
寝顔を見ただけの面会となりました。

スタッフさんから、『問題はないようです』と、聞きましたが

本当は

『何もわからないから、良いも悪いもない』のではないでしょうか。

以前の部屋より、確かにトイレには遠くなりました。

出入り口に近くなりましたので、道路の音が聞こえるようになりました。

皆が集うリビングからも遠くなってしまいました。

母の担当スタッフさんも、そのままで
介護に変化はありませんが
なんとなく、寂しい気がしました。

母は、口を軽く開けて寝ていました。

「また来るからね。　ゆっくりお昼寝してね」

母の髪を撫で、手を握って帰宅しました。