もう一度笑って

平成最後の秋に母が旅立ちました。
脳梗塞で倒れた夫をサポートする日々を記録する
のんびり主婦のブログ

転んで泣いた日

2015-05-25 21:12:36 | 私のこと
こんばんはぽんたです。
昼間の地震にはびっくりしましたね。
ぽんた地方は震度3でしたが
皆様、大丈夫でしたか?

母が体調を崩してから、一ヶ月と少しになりました。
今朝は機嫌も良く、吐き気もトイレ系も大丈夫そうだったので
デイに行きました。

母がデイに行っている間に
母の部屋の掃除や母の服や食料品の買い物や
サボリがちだった夫のリハビリの介助などなど
やらなければならないことが山積みです。

最初は母に部屋を掃除して…と掃除機片手に母の部屋へ入ったところで
デイからの電話です。

デイでは、利用者さんが施設に到着すると
順番に体温と血圧を測ります。

それで、母の血圧が上が210だと、平熱ですが
震えて体調不良を訴えて、帰宅を希望しているので迎えに来てくださいと。

あわててタクシーで迎えに行って、デイのスタッフさんと提携?系列?の病院に行って
CTやら撮ったけど、その頃には血圧も130まで下がって
母はケロッとしてました。

結果は、原因不明です。
デイでも、脳梗塞とかを疑ったようですが異常無しでした。
病院でスタッフさんと別れて、すぐに帰宅し
母はウトウトしてました。

母が留守の間の計画は、実行不可能になりました。
でも買い物だけは少しでもしなくてはなりません。
コンビニへ走って行きました。

牛乳と、タオルとパンと、お弁当も買っちゃおう。

走って帰宅し、今度は母の服を買いに走って出かけました。
母の服は、着させやすいものばかりとなりました。
ストレッチの、伸び縮みの良い前あきの服です。
母の好みは紺や黒色のズボンですが
今はもう、汚れがすぐわかるようにベージュやオフホワイト系のものです。
夏用にタオルケットも3枚ほど買いました。
 (すぐに捨てられるようにね~)
大きな荷物が両手になってしまいましたが
具合の良くない母と夫が待っていると思うと
走らなくてはいけませんでした。

…まぁねぇ…もともとドジな性質ですからねぇ。

ええ、ええ。転びました。 荷物の中身を落としてしまうようにね。

歩道に落ちたタオルや母の服を拾っていたら
泣いてしまいました。

一生懸命やっているのに
母も夫も、特に母がどんどん悪くなって
自分自身があまりに無力で情けなくて、みじめで
転んだ痛さもあって、涙が止まりませんでした。

転んで泣くなんて、まるで幼稚園児だと
今思い返すと顔から火が出ますが、その時はどうしようもなく
家に帰るまで、グスングスンしていました。

母はすっかり落ち着いています。
血圧急上昇は何事だったのでしょう?

私は両手両膝に擦り傷と、大きなアザができました。
左足首が痛いです。

あーあ。
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ニオイ

2015-05-21 16:50:10 | 私のこと
こんにちはぽんたです。
沖縄・奄美地方が梅雨入りですって。
そんな季節になったのですね。

母の汚物との格闘は続いています。
量・回数ともに減ってはきましたが
『ゼロ』という日はありません。

イライラしてウンザリして
ついつい母に声を荒げてしまいます。

「動かないでって言ったでしょ!」

「触らないで! 触っちゃダメっ!」

「そのままでいいから! あ~! 何もしないで!」

母だって、好きで吐いたり漏らしたりしているわけじゃない。
不調で一番辛いのは母なのだ。

わかっている。 わかっているけど。

汚物のニオイも耐えられないほどです。
ニオイが自分に染みついたようで
お風呂に入ったり、洗濯したり
洗っても洗っても洗っても、自分が臭いような気がします。

週に一度しかないパートも、ずっと休ませてもらっています。
も~クビになっちゃうかもなのです。

母が回復して、出勤しても

「ぽんたさん、なんか臭くない?」って言われそうで怖いです。

昨日は、ついに私が発狂しました。
トイレに流せる物は流して
布団や服やタオルや、汚れた物をすべて捨ててしまいました。
ちょうどゴミの日だったので、ごっそりと捨てました。

ちょっとだけ、気分がすっきりしました。
これからは
『汚れたら捨てる』方式にしようかしら。
足りなくなった服や布団は買わなくてはいけないので
お金はすごくかかりそうだけど
私の精神安定には、いいかもしれません。

汚れた物は目に入らなくなりましたが
ニオイが取れません。
部屋中を掃除して、ファブリーズしたり消毒用アルコールで拭いたり
自分にも消毒用アルコールを吹きかけたりしてますが
まだ臭いです。
強烈なニオイが残っているような気がしてなりません。

母も自分も、家中が臭いような気がして
なんだかやる気が出ません。
もうずっと臭いままなのかしら。
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食べては吐く母

2015-05-15 11:11:23 | 日々のこと
こんにちはぽんたです。
暑いですね!
も~クーラー入れちゃうぞ~!

今回の内容は汚い内容です。『下』系も含まれます。
苦手な方は今すぐUターンやジャンプしてください。





母には困っております。

菓子パンやカップ麺が大好きで
そればかり食べて過ごしてきました。

4月下旬くらいから胃腸が弱り
消化器専門ドクターから
これからはお粥をメインにするようにと言われています。

お粥を作り、豆腐や卵など
柔らかい食事を用意しますが
母は狂ったように激昂して、菓子パンやカップ麺を要求します。

母の鬼のような形相が、叫び声が嫌で嫌で
ついつい本人が要求するものを食べてもらいます。

すると
やっぱり吐いちゃうのです。
さらに
便秘気味なのに
このような時に限って
リハパンの中にウンPがこんもり!

吐いているのにお尻を触ろうとする母を押さえつけるのにやっとで
汚れを気にする暇がありません。
母の吐き気が治まって、はっと気が付くと
周りは汚物が飛び散り、悲惨な状況です。

それでも、カップ麺を食べたがるのです。
菓子パンを用意しないと怒り出すのです。

あれほど大好きだったデイへも

「休む! 行きたくない!」 と、お休みが多くなりました。

私はヘロヘロです。
余裕がなくなってきたのが、自分でもわかります。

汚れた服や寝具は、洗う気力もなく
すべて捨ててしまいました。

貧乏なので、本当はキレイに洗ってまた使わなくてはいけないのですが
もう無理!

いつまでこの状態が続くのかしら。
もうデイへ通うのは無理なのかしら。

まだまだずっと先のことだと思っていたけど
施設入所申込み…ちょっとだけ考えてみようかな。
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通院はつらいよ (その4)

2015-05-11 16:52:44 | 日々のこと
こんにちは ぽんたです。
台風6号が接近中ですって!
5月の台風なんてちょっと聞かないですよね。
関東にも来るかしら??

母の胃の検査の結果が出ました。

ピロリ菌
 (これは子供の頃にはもういた可能性があるそうです。 子供の頃??
慢性胃炎
胆のう胞
ポリープ 
 (細胞検査の結果良性だそうです)

嘔吐・吐き気の原因は
胃の入り口付近が老化のため、逆流しやすくなっているのだそうです。

どれも、手術が必要な怖いものではないため
母の精神的身体的負担を考慮して、特別な治療はしないそうです。

吐き気止めと胃薬が、一週間分だけ出ました。
おかゆや柔らかいもの・消化の良いものを食べて元気を取り戻してくださいとのこと。
これで終了です。 

カップ麺ばかり食べていたから
当然といえば当然なのかしら。

なんだか、安心したというか気が抜けたというか

まぁ、変な病気じゃなくてよかったですよ。

ずっとお休みしていたデイにも
さっそく明日から復帰です。

デイに
結果を伝え、ランチの食事を
普通食から柔らか食への変更をお願いしました。

母は、痩せてしまいました。
ほとんど寝たきりだったので
ヨロヨロと歩くのもやっという印象です。

言葉も弱弱しく、単語が多くなりました。
生活全般で介助が必要になりました。

枕も布団もタオルも、窓・ドア・椅子なども良くわからなくなりました。
手助けすると、「ああそうそう」 みたいに理解できるようでした。

ケアマネさんも一度来てくださって、母の様子を見て

「うーん、(認知症が)一段階進んじゃったかもですねぇ」 と、言ってました。

良いこともありました。
ずっとおもゆ・おかゆメインだったので
母はカップ麺を忘れているようなのです。

これでカップ麺を卒業できるかもしれませんね。

それにしても
認知症の高齢者が通院するって、それに付き添うのって
大変で辛いなぁと、思いしりました。

冷たい視線や、寝た状態で待つことができない・待ち時間などなど
母の場合は
在宅医療も考えたほうがいいかもしれません。

通院は、デイへ行く以外はこもりきりの母の
外出のチャンスと思って続けてきましたが
もしかしたら、私は間違っていたかもしれません。

母の負担はできるだけ少なくしてあげたいです。

母に明日はデイへ行けると伝えたら
笑顔はありませんでしたが 「嬉しい」 と、一言。

久しぶりのデイで、楽しんでくれたらと思います。
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通院はつらいよ (その3)

2015-05-07 07:42:17 | 日々のこと
おはようございます。 ぽんたです。
箱根・大涌谷の警戒レベルが上がりました。
え? え? 噴火しちゃうの??

5月2日の出来事です。

診察室に呼ばれて、私達を迎えてくれたドクターは穏やかに話す人でした。
かかりつけ医の書いた紹介状を見ながら
私の話を聞いてくれました。

「そうだよね。高齢だから心配だよね」

「便の具合を見るので、レントゲン撮りましょう」

診察は早かったですが
レントゲンは予約の間に入れてもらうので
かなり待ちました。

ヨロヨロの母を着替えさせ、レントゲンの機械に乗せ
動いちゃう母をなだめて、撮影してまた着替えて
結果が出るまでまた待って

「浣腸しちゃいましょうね。その後胃カメラで診てみましょう」 の診断が出るまで2時間かかりました。

幸い
レントゲン撮影後は、処置室のベッドに寝かせてくれたので
母は気持ちよさそうにウトウトしてました。

浣腸は、母は我慢できずに失敗かと思われましたが
看護士さんによると、塊が出ていたので大丈夫でしょう、とのこと。
安心しました。

胃カメラも予約の患者さんでいっぱいでした。
その一番最後に入れてもらったので、待ち時間は2時間半!
母は、処置室ベッドでスヤスヤしてましたが
私は、かなーり疲れてきました。

母の支度や夫の朝食の用意などで
自分は朝から何も食べていないことに、ようやく気づきました。
お腹がすきすぎて、空腹を感じていなかったような印象です。

病院のすぐ前にあった自販機で何か飲み物を買おうと思ったら
母の胃カメラの順番がやってきました。

母を起こし、検査室までゆっくりゆっくり連れていきました。

胃カメラの準備は
のどに薬をためておくとかしなくてはいけないのですが
母はできません。 きっと苦しがって飲んじゃいます。
ドクターも同意、特別に口の中に麻酔液をスプレーするだけとなりました。

それがまた大変でした。
ちょっと苦味がある液だそうですが、スプレーした途端に

「ぐえっ! おえっ! 変な味だよ! 腐ってるよ!」 と、口に手を突っ込もうとする母。

「うん、大丈夫だからね」 と、ニコニコ顔で制止する看護士さん。

あら、慣れていらっしゃるのかしら。

ここの胃カメラは、無痛胃カメラとでも呼ぶのでしょうか。
患者が苦しまないよう、十分な検査ができるように
胃カメラがのどを通る瞬間から点滴で静脈麻酔し
検査終了とともに麻酔終了・目覚めるというものでした。

母が苦しがって暴れるだろうと想像していた私は、ちょっと安心しました。

検査室の外の廊下で待っていましたが
母が入室してすぐから、母の声が何やら聞こえていましたが
5分もすると静かになったので、検査が始まったのでしょう。
20分ほどで、看護師さんに支えられた母が検査室から出てきました。

すぐにドクターに呼ばれ、結果を聞きました。
年齢のわりには、大変きれいな胃袋だそうで
すぐに手術とか怖い病気は見当たらないそうです。
胃の入り口付近に小さなポリープがあったので、切り取って細胞検査に回すそうです。

水を飲んでも吐いてしまうので、吐き気止めの薬が出ました。

「おかゆをゆっくり食べてくださいね」 と、ドクター。

薬局で薬をもらって、帰ってきたのは
朝、家を出てから5時間半後でした。

母も私も、バタンキュー! でした。
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