もう一度笑って

平成最後の秋に母が旅立ちました。
脳梗塞で倒れた夫をサポートする日々を記録する
のんびり主婦のブログ

母との別れ その3

2018-12-18 16:54:52 | 母のこと
こんにちはぽんたです。
北風は寒いけど
太陽の陽射しのありがたさよ~!

市役所での、火葬の手続きは葬儀屋さんがやってくれました。

母の火葬は5日後。

え?? 5日??と思いましたが
同じ県内でもっと都会のほうは、火葬場がいっぱいで10日後とかザラだそうです。

だからほとんどの方は
葬儀屋さんが契約している冷蔵庫に安置するそうですが
私は、自宅へ安置することにしました。

もう あと5日しか母と一緒にいられない。

それに、まったく知らない場所で
母をたった一人にはしたくなかったのです。

母は、ずっと家へ帰りたがっていました。

その家は、母が小学生まで暮らしていた
戦時中の東京大空襲で焼けてしまった下町の家でした。

母が帰りたがったその家はもうないけれど
私と 私の夫と 孫と一緒に暮らした家へ

お母さん いっしょに帰りましょう。

施設を退所する日
スタッフさんや入所者さんが挨拶に来てくれました。

このグループホームは認知症のみを受け入れるため
入所の皆さんは
母が亡くなったことが認識できるのかしら・・・と思っていました。

お一人お一人、丁寧に手を合わせてくれて
中には、泣いてくださっている人もいて
それぞれなりに『死』を認識しているようでした。

「遺影にしてください」 と
ステキな写真立てに入れた母の写真をいただきました。
小さなアルバムもいただきました。

夫に車を出してもらって
母の洋服や荷物を運び出しました。

夫の運転はやや心配でしたが
何とか無事に運び出せました。

自宅に到着すると
がっしりした棺へと、母を安置しました。
保冷庫も兼ねている棺だそうで
火葬の日まで、毎日ドライアイスを交換してくれます。

5日間、母に話しかけ歌い
母の好きだったメニューやお菓子を供え
たくさんの花を飾りました。

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4 コメント

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Unknown (のり)
2018-12-18 18:41:51
ぽんた様のお母さまへのあふれんばかりの愛を感じます。

あらためて、お母さまのお元気だった頃の京都旅行の記事を思い出しています。

できれば奈良にもいらしていただきたかったなぁ…。
返信する
涙… (あけ)
2018-12-18 18:44:05
母が、去年、亡くなった様子が、重なって、泣けて…火葬まで、母も、2日待ちました、デイで、仲良くなった、認知症の利用者さん、泣いて、起きてと…認知症だからと、辛さや楽しさ等感情は、豊かです。目を薄く開けて、口も半分開けて、お坊様は、半眼半口、成仏の相だねと、2日たっても、背中に手を入れると、ほんのり暖かかった、棺に入れる時、葬儀社の職員さんが、お母様、軽いですね、成仏の証拠ですね、火葬場の職員さんも、年齢のわりに、綺麗な骨と、誉めてくれました。お母様は、ぽんたさんに感謝して、迷うことなく霊山へ、旅立たれましたよ。ぽんたさん、親孝行されましたね。
返信する
のり様へ (ぽんた)
2018-12-22 15:22:56
こんにちは。
奈良へは、ブログを始める前に
何回か訪れております。
ご夫婦旅を懐かしく拝見させていただいております。
返信する
あけ様へ (ぽんた)
2018-12-22 15:28:27
こんにちは。
お辛いことを
思い出させてしまって申し訳ありませんでした。
お母様は穏やかに旅立ったのですね。

母が頑張った記憶を残したかったのです。
親孝行できたのかしら。
そうだったらいいなと思います。
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