「 止めるなら今!あなたのまちに放射能汚染土がやってくる|Oppose "reuse" of contaminated soil that spreads radioactivity!」の発信者の # 放射能拡散に反対する会 さんが、最新のお知らせを投稿しました。
定刻前より各門外に群集したる男女は、四方より乱入して、ほとんど往来もかなわぬほどだった―。日本初となる洋風公園の開園にわいた市民の様子を当時の新聞が伝えています。
明治の文明開化の息吹のなか、121年前のきょう、東京に日比谷公園が誕生しました。洋花、洋楽、洋食の「三つの洋」を配し、マツやヒノキ、イチョウやサクラなど300種、2万4千本をこえる樹木や草花が植えられました。
造園学者の進士五十八(しんじ・いそや)氏によると、日比谷公園を原型として各都市に近代公園が波及。公園にたいする市民の意識も変わっていったといいます。底流に思いやりと癒やしがある公園は人びとの生活とともに育まれてきた文化であると。
都心に根付いた日比谷公園がいま再開発の波にさらされています。バラや芝生の美しい「第二花壇」はすでに壊され、公会堂に隣接する「にれのき広場」はアスファルトに。10年かけて施設の破壊や樹木の大量伐採をともなう大改造を強行する計画です。
オアシスから稼げる公園へ。東京都とともに主導しているのが、神宮外苑の再開発も手がける三井不動産です。グループ社をふくめ、そこには何人もの都の幹部が天下りしていることも「東京民報」の取材でわかっています。
小池都政と大手開発企業が結託して推し進める、もうけ本位の再整備計画。貴重な歴史遺産や文化財、環境が乱暴に消されていく都市の向かう先は、先人たちがめざした、潤いのある人間らしい暮らしと逆行するまちづくりです。
明治の文明開化の息吹のなか、121年前のきょう、東京に日比谷公園が誕生しました。洋花、洋楽、洋食の「三つの洋」を配し、マツやヒノキ、イチョウやサクラなど300種、2万4千本をこえる樹木や草花が植えられました。
造園学者の進士五十八(しんじ・いそや)氏によると、日比谷公園を原型として各都市に近代公園が波及。公園にたいする市民の意識も変わっていったといいます。底流に思いやりと癒やしがある公園は人びとの生活とともに育まれてきた文化であると。
都心に根付いた日比谷公園がいま再開発の波にさらされています。バラや芝生の美しい「第二花壇」はすでに壊され、公会堂に隣接する「にれのき広場」はアスファルトに。10年かけて施設の破壊や樹木の大量伐採をともなう大改造を強行する計画です。
オアシスから稼げる公園へ。東京都とともに主導しているのが、神宮外苑の再開発も手がける三井不動産です。グループ社をふくめ、そこには何人もの都の幹部が天下りしていることも「東京民報」の取材でわかっています。
小池都政と大手開発企業が結託して推し進める、もうけ本位の再整備計画。貴重な歴史遺産や文化財、環境が乱暴に消されていく都市の向かう先は、先人たちがめざした、潤いのある人間らしい暮らしと逆行するまちづくりです。
政府「約70点保有」
衆院外務委で穀田氏に答弁
(写真)厚生労働省が穀田恵二衆院議員に提出した、大湊海軍施設部作成の「乗船名簿」
厚生労働省は31日、強制連行された朝鮮人労働者らを乗せた旧日本海軍輸送船「浮島丸」が1945年8月24日、京都府の舞鶴港で爆発、沈没し500人以上が死亡した「浮島丸事件」を巡り、乗船者が記された名簿を、現時点で約70点保有していることを確認したと明らかにしました。衆院外務委員会での日本共産党の穀田恵二議員への答弁。
事件の真相究明や謝罪、補償を求めた国家賠償請求訴訟(92年)では、原告である遺族らが「乗船名簿や名簿に類する資料」の開示を求めましたが、日本政府は「存在は確認されていない」と説明してきました。
穀田氏の資料要求に、厚労省は情報公開で請求開示した(1)青森県の大湊海軍施設部の「乗船名簿」(2429人分、45年8月24日)(2)大湊海軍施設部第4部隊長の「船乗者名簿の件報告」(333人分、同19日)(3)日本通運社大湊支店の「浮島丸乗船朝鮮人名簿」(144人分、同22日)の3点を提出。氏名や生年月日、職種、本籍地、徴用年次などは隠されています。
穀田氏は、浮島丸事件について「名簿」と名の付く文書が他にあるかと質問。宮崎政久厚労副大臣は「現時点で70ぐらいある」と明らかにしました。
穀田氏は、開示された名簿について「原告に対し、なぜ見当たらないと説明してきたのか」と追及。宮崎氏は「乗船を予定している人が記載された名簿であり、乗船者名簿ではない」と弁解しました。
また穀田氏は、これまで政府が、韓国政府からの要請を受けて朝鮮人徴用者の名簿を引き渡した前例があると指摘。韓国政府から要請があれば、今回開示した名簿も提供するのかとただすと、上川陽子外相は「両国間でのやりとりは承知している」と答えました。穀田氏は「遺族は乗船者名簿を望んでおり、提供するのが筋だ。名簿を明らかにすることは犠牲者に対する最低限の礼儀だ」と主張しました。
浮島丸事件 朝鮮半島から日本に強制連行された朝鮮人労働者らを乗せた旧日本海軍輸送船「浮島丸」が終戦直後の1945年8月22日、青森県の大湊港から韓国の釜山に向けて出航し、同24日、京都府の舞鶴港で爆発、沈没し500人以上が死亡した事件。日本人乗組員を含む約4千人が乗っていたとされますが、正確な乗船者数や犠牲者数は不明。沈没の原因も機雷の爆発だとされていますが、真相は不明です。
衆院外務委で穀田氏に答弁
(写真)厚生労働省が穀田恵二衆院議員に提出した、大湊海軍施設部作成の「乗船名簿」
厚生労働省は31日、強制連行された朝鮮人労働者らを乗せた旧日本海軍輸送船「浮島丸」が1945年8月24日、京都府の舞鶴港で爆発、沈没し500人以上が死亡した「浮島丸事件」を巡り、乗船者が記された名簿を、現時点で約70点保有していることを確認したと明らかにしました。衆院外務委員会での日本共産党の穀田恵二議員への答弁。
事件の真相究明や謝罪、補償を求めた国家賠償請求訴訟(92年)では、原告である遺族らが「乗船名簿や名簿に類する資料」の開示を求めましたが、日本政府は「存在は確認されていない」と説明してきました。
穀田氏の資料要求に、厚労省は情報公開で請求開示した(1)青森県の大湊海軍施設部の「乗船名簿」(2429人分、45年8月24日)(2)大湊海軍施設部第4部隊長の「船乗者名簿の件報告」(333人分、同19日)(3)日本通運社大湊支店の「浮島丸乗船朝鮮人名簿」(144人分、同22日)の3点を提出。氏名や生年月日、職種、本籍地、徴用年次などは隠されています。
穀田氏は、浮島丸事件について「名簿」と名の付く文書が他にあるかと質問。宮崎政久厚労副大臣は「現時点で70ぐらいある」と明らかにしました。
穀田氏は、開示された名簿について「原告に対し、なぜ見当たらないと説明してきたのか」と追及。宮崎氏は「乗船を予定している人が記載された名簿であり、乗船者名簿ではない」と弁解しました。
また穀田氏は、これまで政府が、韓国政府からの要請を受けて朝鮮人徴用者の名簿を引き渡した前例があると指摘。韓国政府から要請があれば、今回開示した名簿も提供するのかとただすと、上川陽子外相は「両国間でのやりとりは承知している」と答えました。穀田氏は「遺族は乗船者名簿を望んでおり、提供するのが筋だ。名簿を明らかにすることは犠牲者に対する最低限の礼儀だ」と主張しました。
浮島丸事件 朝鮮半島から日本に強制連行された朝鮮人労働者らを乗せた旧日本海軍輸送船「浮島丸」が終戦直後の1945年8月22日、青森県の大湊港から韓国の釜山に向けて出航し、同24日、京都府の舞鶴港で爆発、沈没し500人以上が死亡した事件。日本人乗組員を含む約4千人が乗っていたとされますが、正確な乗船者数や犠牲者数は不明。沈没の原因も機雷の爆発だとされていますが、真相は不明です。
旅客機3機 米軍基地に緊急着陸
沖縄・嘉手納
(写真)米軍・嘉手納基地に着陸した全日空467便、基地に着陸したため客席窓は全閉(取材協力者提供)
那覇空港(那覇市)に到着を予定していた航空機3便が31日、悪天候を理由に行き先を変更し米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町、北谷町、沖縄市)に着陸しました。
全日空によると、羽田発那覇行きの便が、午後0時50分ごろ嘉手納基地に着陸しました。乗客数313人、乗務員数11人。同社広報課は、霧による悪天候が原因だといいます。
日本航空によると、羽田発那覇行きの便(乗客170人、乗務員10人)は、同日午後0時57分ごろに同基地へ着陸しました。
日本トランスオーシャン航空の福岡発那覇行きの便(乗客149人、乗務員6人)も、午前11時55分ごろ同基地に着陸。午後5時47分現在で同基地を離陸していませんでした。(井上拓大)
給油に「米本国の許可必要」
(写真)米軍・嘉手納基地に着陸した羽田発全日空467便の機内(取材協力者提供)
旅行で羽田空港から那覇空港に向かう全日空便に乗った20代男性会社員が本紙の取材に応じました。男性によると、天候不良で那覇空港の滑走路が閉鎖されたため、午前11時20分ごろに米軍嘉手納基地に緊急着陸したといいます。話を聞いた時点で、約6時間機内にいるといいます。
米軍基地内のため、シェイド(日除け)が閉め切られ、外の状況がまったく分かりません。機内アナウンスで「燃料が足りなくなって緊急着陸した。米軍基地なので、給油にはアメリカ本国の許可がいるので時間がかかる」と告げられました。
着陸時は「米軍と話ができていないのでトイレ以外は立たないでください」とアナウンスされました。
座席は約8割埋まっている状態。国内線なので食事がありません。水とお茶が紙コップに補充され、あめ玉を配るだけです。体調を崩した人はいないようですが、子どもが泣いています。
午後5時10分ごろ、「米軍から許可がでたので今から給油する」とアナウンスがありました。「米軍基地なので発着は米軍優先でしょう。出発がいつになるのかとても不安です」といいます。(遠藤寿人、野嵜亮太)
沖縄・嘉手納
(写真)米軍・嘉手納基地に着陸した全日空467便、基地に着陸したため客席窓は全閉(取材協力者提供)
那覇空港(那覇市)に到着を予定していた航空機3便が31日、悪天候を理由に行き先を変更し米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町、北谷町、沖縄市)に着陸しました。
全日空によると、羽田発那覇行きの便が、午後0時50分ごろ嘉手納基地に着陸しました。乗客数313人、乗務員数11人。同社広報課は、霧による悪天候が原因だといいます。
日本航空によると、羽田発那覇行きの便(乗客170人、乗務員10人)は、同日午後0時57分ごろに同基地へ着陸しました。
日本トランスオーシャン航空の福岡発那覇行きの便(乗客149人、乗務員6人)も、午前11時55分ごろ同基地に着陸。午後5時47分現在で同基地を離陸していませんでした。(井上拓大)
給油に「米本国の許可必要」
(写真)米軍・嘉手納基地に着陸した羽田発全日空467便の機内(取材協力者提供)
旅行で羽田空港から那覇空港に向かう全日空便に乗った20代男性会社員が本紙の取材に応じました。男性によると、天候不良で那覇空港の滑走路が閉鎖されたため、午前11時20分ごろに米軍嘉手納基地に緊急着陸したといいます。話を聞いた時点で、約6時間機内にいるといいます。
米軍基地内のため、シェイド(日除け)が閉め切られ、外の状況がまったく分かりません。機内アナウンスで「燃料が足りなくなって緊急着陸した。米軍基地なので、給油にはアメリカ本国の許可がいるので時間がかかる」と告げられました。
着陸時は「米軍と話ができていないのでトイレ以外は立たないでください」とアナウンスされました。
座席は約8割埋まっている状態。国内線なので食事がありません。水とお茶が紙コップに補充され、あめ玉を配るだけです。体調を崩した人はいないようですが、子どもが泣いています。
午後5時10分ごろ、「米軍から許可がでたので今から給油する」とアナウンスがありました。「米軍基地なので発着は米軍優先でしょう。出発がいつになるのかとても不安です」といいます。(遠藤寿人、野嵜亮太)
常套手段でないのか調査せよ
自民党が裏金事件の真相解明に背を向け、企業・団体献金の温存など抜け穴だらけの政治資金規正法の改定に躍起になるなか、驚くような裏金の“活用法”が明らかになりました。
■自分で自分に寄付
派閥の政治資金パーティー収入のキックバック(還流)で裏金を手にした政治家個人が、裏金を原資に自らが代表を務める政党支部に寄付し、それによって所得税の控除を受けていたのです。
裏金事件で「党役職停止6カ月」の処分を受けた自民党安倍派の菅家一郎・元副復興相(衆院比例東北ブロック)は、2018~21年の4年間に受け取った裏金1289万円の全額を、自身が支部長だった自民党支部などに個人名義で寄付したうえで国に控除を申請し、約148万円の還付(今年1月に返納と説明)を受けたと認めました。
租税特別措置法では、個人が政党や政党支部に寄付した場合、寄付額の約3割が税額控除されるか、課税対象の所得総額から寄付分が差し引かれます。有権者の政治参加と個人献金を促すためです。
菅家氏は「法を犯したわけじゃない。適正にやっていた」(27日の記者会見)と居直りました。しかし、岸田文雄首相は派閥からキックバックされた金について、繰り返し「政治団体でなく個人が受け取ったならば法律違反」と答弁してきました。
派閥などの政治団体が政党支部や政治家個人の資金管理団体などに寄付するのは、政治資金収支報告書にきちんと記載すれば違法ではありません。自民党はこれを記載せず裏金にしてきました。
菅家氏の場合、こうした金を違法に個人の懐に入れ、それを原資に実質的に自分で自分に寄付し、税の還付を受けていました。二重三重に悪質な行為です。
■深まる使途の疑惑
看過できないのは、政党支部への寄付について菅家氏が会見で、安倍派から「政治資金収支報告書に記載するな」と指示され、税の還付は「私だけではない」と語っていることです。80人超の裏金議員の間でこうしたやり方が常套(じょうとう)手段となっていないのか。自民党として調査すべきです。
196万円の裏金があった安倍派の稲田朋美幹事長代理(衆院福井1区)も、自らが代表を務める党支部に202万円を寄付し税控除を受けたことを認めました。稲田氏は裏金が原資ではないと言うだけで根拠はあいまいです。
稲田氏は、全会一致で議決した衆院政治倫理審査会への出席意向の確認で「さらに説明を求められれば、拒むものではない」と回答しています。ならば裏金の使い道を含め少なくとも政倫審で説明すべきです。
自民党は2月発表の裏金議員からの聞き取り調査結果で、裏金を政治活動費以外に用いたと述べた者はいなかったと片付けました。しかしその後、選挙買収に使われた疑惑も浮上、脱税の疑惑も消えません。裏金を原資に税還付を受ける政党支部への寄付なども調査結果にはありません。
裏金づくりは誰がいつ始め、何に使ったのか―。徹底的な実態解明抜きの政治資金規正法改定の強行などもってのほかです。
自民党が裏金事件の真相解明に背を向け、企業・団体献金の温存など抜け穴だらけの政治資金規正法の改定に躍起になるなか、驚くような裏金の“活用法”が明らかになりました。
■自分で自分に寄付
派閥の政治資金パーティー収入のキックバック(還流)で裏金を手にした政治家個人が、裏金を原資に自らが代表を務める政党支部に寄付し、それによって所得税の控除を受けていたのです。
裏金事件で「党役職停止6カ月」の処分を受けた自民党安倍派の菅家一郎・元副復興相(衆院比例東北ブロック)は、2018~21年の4年間に受け取った裏金1289万円の全額を、自身が支部長だった自民党支部などに個人名義で寄付したうえで国に控除を申請し、約148万円の還付(今年1月に返納と説明)を受けたと認めました。
租税特別措置法では、個人が政党や政党支部に寄付した場合、寄付額の約3割が税額控除されるか、課税対象の所得総額から寄付分が差し引かれます。有権者の政治参加と個人献金を促すためです。
菅家氏は「法を犯したわけじゃない。適正にやっていた」(27日の記者会見)と居直りました。しかし、岸田文雄首相は派閥からキックバックされた金について、繰り返し「政治団体でなく個人が受け取ったならば法律違反」と答弁してきました。
派閥などの政治団体が政党支部や政治家個人の資金管理団体などに寄付するのは、政治資金収支報告書にきちんと記載すれば違法ではありません。自民党はこれを記載せず裏金にしてきました。
菅家氏の場合、こうした金を違法に個人の懐に入れ、それを原資に実質的に自分で自分に寄付し、税の還付を受けていました。二重三重に悪質な行為です。
■深まる使途の疑惑
看過できないのは、政党支部への寄付について菅家氏が会見で、安倍派から「政治資金収支報告書に記載するな」と指示され、税の還付は「私だけではない」と語っていることです。80人超の裏金議員の間でこうしたやり方が常套(じょうとう)手段となっていないのか。自民党として調査すべきです。
196万円の裏金があった安倍派の稲田朋美幹事長代理(衆院福井1区)も、自らが代表を務める党支部に202万円を寄付し税控除を受けたことを認めました。稲田氏は裏金が原資ではないと言うだけで根拠はあいまいです。
稲田氏は、全会一致で議決した衆院政治倫理審査会への出席意向の確認で「さらに説明を求められれば、拒むものではない」と回答しています。ならば裏金の使い道を含め少なくとも政倫審で説明すべきです。
自民党は2月発表の裏金議員からの聞き取り調査結果で、裏金を政治活動費以外に用いたと述べた者はいなかったと片付けました。しかしその後、選挙買収に使われた疑惑も浮上、脱税の疑惑も消えません。裏金を原資に税還付を受ける政党支部への寄付なども調査結果にはありません。
裏金づくりは誰がいつ始め、何に使ったのか―。徹底的な実態解明抜きの政治資金規正法改定の強行などもってのほかです。
原子力行政 笠井議員質問に参考人
衆院特別委
衆院原子力問題調査特別委員会は31日、専門的知見から助言を得るための「アドバイザリー・ボード」(会長=黒川清・元東京電力福島第1原発事故の国会事故調査委員長)に対し、原子力規制行政の在り方などについて参考人質疑を行いました。アドバイザリー・ボードは、国会事故調の国会に対する提言に基づき、特別委の助言機関として国会に設置されたものです。
日本共産党の笠井亮議員が、「福島第1原発事故から13年余たったいま、原子力規制行政として何が一番求められているか」と尋ねると、黒川氏は「透明性」と答え、鈴木達治郎・長崎大学核兵器廃絶研究センター教授は「独立性をきちんと担保していただきたい」と述べました。
原発を「最大限活用」するための昨年の原発推進5法案の審議をめぐって笠井氏は、推進官庁の経済産業省側から原子力規制庁に協議を持ち掛け、原発の60年超運転を可能にする原子炉等規制法の具体的な改定内容を協議していたのは「規制側が推進側の論理に取り込まれた『規制の虜(とりこ)』の再来ではないか」と指摘。黒川氏は「民主主義になってない」と述べ、鈴木氏は「規制庁のトップが経産省の方に占められ、そう見えるだけでも独立性に嫌疑がかかる」と指摘しました。
衆院特別委
衆院原子力問題調査特別委員会は31日、専門的知見から助言を得るための「アドバイザリー・ボード」(会長=黒川清・元東京電力福島第1原発事故の国会事故調査委員長)に対し、原子力規制行政の在り方などについて参考人質疑を行いました。アドバイザリー・ボードは、国会事故調の国会に対する提言に基づき、特別委の助言機関として国会に設置されたものです。
日本共産党の笠井亮議員が、「福島第1原発事故から13年余たったいま、原子力規制行政として何が一番求められているか」と尋ねると、黒川氏は「透明性」と答え、鈴木達治郎・長崎大学核兵器廃絶研究センター教授は「独立性をきちんと担保していただきたい」と述べました。
原発を「最大限活用」するための昨年の原発推進5法案の審議をめぐって笠井氏は、推進官庁の経済産業省側から原子力規制庁に協議を持ち掛け、原発の60年超運転を可能にする原子炉等規制法の具体的な改定内容を協議していたのは「規制側が推進側の論理に取り込まれた『規制の虜(とりこ)』の再来ではないか」と指摘。黒川氏は「民主主義になってない」と述べ、鈴木氏は「規制庁のトップが経産省の方に占められ、そう見えるだけでも独立性に嫌疑がかかる」と指摘しました。
日本共産党の立候補予定者
(自治体名、定数。候補者の下は年齢、現新元)
【5月28日告示、6月2日投票】
◆和歌山県古座川町9(1減)
洞よしかず76現
(前回当選1)
【6月2日告示、9日投票】
◆京都府福知山市補1
金沢えい子65元
(現有議席3)
【7日告示、16日投票】
◆沖縄県48
[那覇市・南部離島区]11
とぐち 修71現
比嘉みずき49現
[浦添市区]4
ニシメ純恵73現
[島尻・南城市区]4
たまき武光75現
[豊見城市区]2
セナガ美佐雄62現
[沖縄市区]5
しまぶく恵祐37現
[糸満市区]2
上原トクイチロー64新
(前回当選7)
【28日告示、7月7日投票】
◆東京都補
[江東区]1
大つきかおり56新
[中野区]1
長沢 和彦62新
[府中市]1
甲田 直己69新(支援)
(現有議席19)
【30日告示、7月7日投票】
◆長野県千曲(ちくま)市20
前田きみ子69現
中村つねひこ67現
(前回当選2)
◆大阪府羽曳野市補2
若林 信一75元
(現有議席3)
【7月2日告示、7日投票】
◆岩手県岩手町14
田村 正75現
伊藤 正信68現
(前回当選2)
(自治体名、定数。候補者の下は年齢、現新元)
【5月28日告示、6月2日投票】
◆和歌山県古座川町9(1減)
洞よしかず76現
(前回当選1)
【6月2日告示、9日投票】
◆京都府福知山市補1
金沢えい子65元
(現有議席3)
【7日告示、16日投票】
◆沖縄県48
[那覇市・南部離島区]11
とぐち 修71現
比嘉みずき49現
[浦添市区]4
ニシメ純恵73現
[島尻・南城市区]4
たまき武光75現
[豊見城市区]2
セナガ美佐雄62現
[沖縄市区]5
しまぶく恵祐37現
[糸満市区]2
上原トクイチロー64新
(前回当選7)
【28日告示、7月7日投票】
◆東京都補
[江東区]1
大つきかおり56新
[中野区]1
長沢 和彦62新
[府中市]1
甲田 直己69新(支援)
(現有議席19)
【30日告示、7月7日投票】
◆長野県千曲(ちくま)市20
前田きみ子69現
中村つねひこ67現
(前回当選2)
◆大阪府羽曳野市補2
若林 信一75元
(現有議席3)
【7月2日告示、7日投票】
◆岩手県岩手町14
田村 正75現
伊藤 正信68現
(前回当選2)
島尻・南城市区(定数4)
米国いいなりただす
(写真)たまき武光予定候補(75)現
この4年間、玉城デニー知事を支える唯一の「オール沖縄」の議席として奮闘してきた日本共産党の、たまき武光予定候補=現=が3期目に挑みます。
ほかに県政与党の社大が前南城市長を父にもつ南城市議を擁立し、野党側は自民が現職1人に加えて与那原町議の新人を公認。公明推薦の無所属新人として南風原町議も出馬予定で、定数4を有力5人が争う見通しです。
前回は与党の当選が、たまき予定候補1人だっただけに「オール沖縄」の前進は、たまき予定候補が勝利できるかどうかにかかっています。
自民は決起集会で2年後の知事選に向け、「県政奪還の第一歩の県議選」と強調。公明の弁士は4月の鹿児島市議選で自民は4人減、公明も得票減だったとし、「油断できない」と引き締めました。
たまき予定候補は、安保廃棄を掲げ米国いいなりをただす共産党だからこそ、漁業を脅かす米軍の訓練水域・空域の返還を迫ることができるとして勝利へ力を尽くしています。
糸満市区(定数2)
反戦平和 宝の議席
(写真)上原トクイチロー予定候補(64)新
4期務めた玉城ノブ子県議が勇退し、元那覇市職員で新人の上原トクイチロー予定候補が日本共産党の議席引き継ぎをめざします。玉城デニー知事を支える与党の立場で「オール沖縄」唯一の代表です。
定数2を上原予定候補、自民現職のほか、維新の新人など5人が争う、かつてない多数激戦。上原予定候補以外は糸満市議を経ています。
上原予定候補は辺野古の米軍新基地建設に反対した故翁長雄志・那覇市長(後に知事)を平和行政の担当課長として支えた実績などを訴え。上原予定候補を応援する「市民の会」が発足し、党派を超えて支持を広げています。
3期目を狙う自民現職は全戸訪問を2巡し、事務所開きには800人が参加。30日には石破茂元幹事長を招き決起集会を開きました。維新も馬場伸幸代表がテコ入れに訪れるなど、野党は2議席独占を狙っています。
上原予定候補は「沖縄戦最後の激戦地の糸満で、反戦平和を貫く共産党の宝の議席を」と力の限り訴えています。
豊見城市区(定数2)
(写真)セナガ美佐雄予定候補(62)現
定数2に日本共産党のセナガ美佐雄予定候補=現=と自民現職の2人が立候補を予定し、今のところ定数枠内です。
米国いいなりただす
(写真)たまき武光予定候補(75)現
この4年間、玉城デニー知事を支える唯一の「オール沖縄」の議席として奮闘してきた日本共産党の、たまき武光予定候補=現=が3期目に挑みます。
ほかに県政与党の社大が前南城市長を父にもつ南城市議を擁立し、野党側は自民が現職1人に加えて与那原町議の新人を公認。公明推薦の無所属新人として南風原町議も出馬予定で、定数4を有力5人が争う見通しです。
前回は与党の当選が、たまき予定候補1人だっただけに「オール沖縄」の前進は、たまき予定候補が勝利できるかどうかにかかっています。
自民は決起集会で2年後の知事選に向け、「県政奪還の第一歩の県議選」と強調。公明の弁士は4月の鹿児島市議選で自民は4人減、公明も得票減だったとし、「油断できない」と引き締めました。
たまき予定候補は、安保廃棄を掲げ米国いいなりをただす共産党だからこそ、漁業を脅かす米軍の訓練水域・空域の返還を迫ることができるとして勝利へ力を尽くしています。
糸満市区(定数2)
反戦平和 宝の議席
(写真)上原トクイチロー予定候補(64)新
4期務めた玉城ノブ子県議が勇退し、元那覇市職員で新人の上原トクイチロー予定候補が日本共産党の議席引き継ぎをめざします。玉城デニー知事を支える与党の立場で「オール沖縄」唯一の代表です。
定数2を上原予定候補、自民現職のほか、維新の新人など5人が争う、かつてない多数激戦。上原予定候補以外は糸満市議を経ています。
上原予定候補は辺野古の米軍新基地建設に反対した故翁長雄志・那覇市長(後に知事)を平和行政の担当課長として支えた実績などを訴え。上原予定候補を応援する「市民の会」が発足し、党派を超えて支持を広げています。
3期目を狙う自民現職は全戸訪問を2巡し、事務所開きには800人が参加。30日には石破茂元幹事長を招き決起集会を開きました。維新も馬場伸幸代表がテコ入れに訪れるなど、野党は2議席独占を狙っています。
上原予定候補は「沖縄戦最後の激戦地の糸満で、反戦平和を貫く共産党の宝の議席を」と力の限り訴えています。
豊見城市区(定数2)
(写真)セナガ美佐雄予定候補(62)現
定数2に日本共産党のセナガ美佐雄予定候補=現=と自民現職の2人が立候補を予定し、今のところ定数枠内です。
どう復旧・復興 現地とつなぎ考える
小池書記局長 藤野・鐙・谷川氏ら
(写真)ユーチューブ番組「とことん共産党」に出演する左から小池晃書記局長、オンライン参加の鐙輪島市議、藤野やすふみ能登半島地震被災者共同支援センター長、朝岡晶子さん=30日、東京都内
(写真)オンライン出演で地元紙を紹介する鐙史朗党輪島市議=30日
日本共産党のインターネット番組「生放送!とことん共産党」が30日夜、「能登半島地震 倒壊家屋、瓦礫(がれき)の山…どう復旧・復興をはかるか」と題し放送されました。被災地の石川県輪島市から日本共産党の鐙(あぶみ)史朗党市議が現地の状況を伝え、小池晃書記局長と藤野やすふみ能登半島地震被災者共同支援センター長・前衆院議員と語り合いました。司会は朝岡晶子さんです。
1月1日、能登半島を最大震度7の地震が襲ったとき、輪島市内の自宅に父(84)と要介護の母(83)といた鐙市議はひしめく避難所に避難。自ら被災するなか、避難所はじめ住民の声を聞いてきました。
小池、藤野両氏は5月の連休中に輪島市で焼失した輪島朝市を訪問。そのときの写真を掲げ、「今はどうなっていますか?」と小池氏が問いかけると「いや、まったく変わってないです」と鐙市議。「市内も公費解体がほとんど進んでいない」と話しました。
遅い国の対応
小池氏は28日に環境省と法務省が建物の所有者全員の同意がなくても公費解体できるよう要件を明確化したことにふれ、「崩れた自分の家を見たくないという声を聞いた。遅すぎだ」と指摘しました。
鐙市議は「4月以降、2次避難所から仮設住宅に少しずつ移り始めていて、仮設住宅をまわって、住民の声を聞いている」と話しました。防音性能がほとんどなく、隣の音が響いたり、道路に面している部屋ではでこぼこ道を走る車の音がうるさかったり、洗濯物が干せなかったりするという声を紹介しました。
輪島市内の仮設住宅を回った医師の谷川智行・党衆院東京比例予定候補も電話で出演。「2年後に仮設住宅を出なくちゃならない、公営住宅に入れるか不安だという声が多かった」と話しました。また谷川氏は能登地方の介護施設がほとんど使えなくなったため金沢市で受け入れており、その負担が深刻だと話しました。今後、仮設住宅の入居者が増えると、介護が必要な人も増え、ヘルパー不足も懸念されていると話しました。
異議8000件以上
「漁港が使えず、漁に出られない」と産業への支援も必要だと話す鐙市議に、小池氏は「輪島朝市組合の人が、出張でお店を出しても海産物はないと嘆いていた」と話しました。
また「家屋倒壊の危険度判定に異議申し立てをしているのが8000件以上寄せられている。優しい人柄だと言われている能登の人たちが声を上げている」と藤野氏は強調。「被災から5カ月たち、いまだ前を向けない状況だというのは政治の責任。力を注いでやりたい」と力をこめました。
鐙市議は「門前の仮設で孤独死」と報じた地元紙を紹介し、「仮設住宅やがれきの処理、地元の産業など、立ちはだかる問題解決のためにがんばりたい」と述べました。
小池氏は「県は自立を強調している。仮設住宅に入ったら支援はなし。これでは次に進めない。共同の力を強めて取り組みたい」と話しました。
小池書記局長 藤野・鐙・谷川氏ら
(写真)ユーチューブ番組「とことん共産党」に出演する左から小池晃書記局長、オンライン参加の鐙輪島市議、藤野やすふみ能登半島地震被災者共同支援センター長、朝岡晶子さん=30日、東京都内
(写真)オンライン出演で地元紙を紹介する鐙史朗党輪島市議=30日
日本共産党のインターネット番組「生放送!とことん共産党」が30日夜、「能登半島地震 倒壊家屋、瓦礫(がれき)の山…どう復旧・復興をはかるか」と題し放送されました。被災地の石川県輪島市から日本共産党の鐙(あぶみ)史朗党市議が現地の状況を伝え、小池晃書記局長と藤野やすふみ能登半島地震被災者共同支援センター長・前衆院議員と語り合いました。司会は朝岡晶子さんです。
1月1日、能登半島を最大震度7の地震が襲ったとき、輪島市内の自宅に父(84)と要介護の母(83)といた鐙市議はひしめく避難所に避難。自ら被災するなか、避難所はじめ住民の声を聞いてきました。
小池、藤野両氏は5月の連休中に輪島市で焼失した輪島朝市を訪問。そのときの写真を掲げ、「今はどうなっていますか?」と小池氏が問いかけると「いや、まったく変わってないです」と鐙市議。「市内も公費解体がほとんど進んでいない」と話しました。
遅い国の対応
小池氏は28日に環境省と法務省が建物の所有者全員の同意がなくても公費解体できるよう要件を明確化したことにふれ、「崩れた自分の家を見たくないという声を聞いた。遅すぎだ」と指摘しました。
鐙市議は「4月以降、2次避難所から仮設住宅に少しずつ移り始めていて、仮設住宅をまわって、住民の声を聞いている」と話しました。防音性能がほとんどなく、隣の音が響いたり、道路に面している部屋ではでこぼこ道を走る車の音がうるさかったり、洗濯物が干せなかったりするという声を紹介しました。
輪島市内の仮設住宅を回った医師の谷川智行・党衆院東京比例予定候補も電話で出演。「2年後に仮設住宅を出なくちゃならない、公営住宅に入れるか不安だという声が多かった」と話しました。また谷川氏は能登地方の介護施設がほとんど使えなくなったため金沢市で受け入れており、その負担が深刻だと話しました。今後、仮設住宅の入居者が増えると、介護が必要な人も増え、ヘルパー不足も懸念されていると話しました。
異議8000件以上
「漁港が使えず、漁に出られない」と産業への支援も必要だと話す鐙市議に、小池氏は「輪島朝市組合の人が、出張でお店を出しても海産物はないと嘆いていた」と話しました。
また「家屋倒壊の危険度判定に異議申し立てをしているのが8000件以上寄せられている。優しい人柄だと言われている能登の人たちが声を上げている」と藤野氏は強調。「被災から5カ月たち、いまだ前を向けない状況だというのは政治の責任。力を注いでやりたい」と力をこめました。
鐙市議は「門前の仮設で孤独死」と報じた地元紙を紹介し、「仮設住宅やがれきの処理、地元の産業など、立ちはだかる問題解決のためにがんばりたい」と述べました。
小池氏は「県は自立を強調している。仮設住宅に入ったら支援はなし。これでは次に進めない。共同の力を強めて取り組みたい」と話しました。
3団体に日本共産党
(写真)今井氏(右)に渡す井上参院議員
(写真)中村氏(左)に渡す坂井所長
(写真)猫塚氏(左)に渡す千葉、畠山氏(右)ら
日本共産党は31日までに、党が呼びかけ全国から寄せられたガザ人道支援募金を、国連機関と連携して活動する三つの団体にそれぞれ164万5325円ずつ届け、懇談しました。
井上哲士参院議員は、東京都内の日本国際ボランティアセンターの事務所を訪ね、今井高樹代表理事に目録を手渡しました。
吉良・山添参院議員事務所の坂井和歌子所長は、都内のパレスチナ子どものキャンペーンの事務所で、中村哲也海外事業チーフに目録を手渡しました。
党北海道委員会の千葉隆委員長と畠山和也元衆院議員は札幌市内で、北海道パレスチナ医療奉仕団の猫塚義夫団長に目録を手渡しました。
各団体は「募金された皆さんの気持ちに沿うよう有効に活用させてもらう」などと述べました。
「調達した乳児用の粉ミルクを何とか届けたい。検問所の封鎖で物資が入れられず物価が高騰しており、現金給付もする」(今井氏)「スタッフたちも避難を余儀なくされ、家族を殺されながらも、ろう学校の生徒のケアを続けている」(中村氏)「近く現地に行き治療をする。私たちはあなたたちのことを忘れていないと伝えたい」(猫塚氏)と活動の紹介があり、共通して「一刻も早く停戦を」と強調しました。
(写真)今井氏(右)に渡す井上参院議員
(写真)中村氏(左)に渡す坂井所長
(写真)猫塚氏(左)に渡す千葉、畠山氏(右)ら
日本共産党は31日までに、党が呼びかけ全国から寄せられたガザ人道支援募金を、国連機関と連携して活動する三つの団体にそれぞれ164万5325円ずつ届け、懇談しました。
井上哲士参院議員は、東京都内の日本国際ボランティアセンターの事務所を訪ね、今井高樹代表理事に目録を手渡しました。
吉良・山添参院議員事務所の坂井和歌子所長は、都内のパレスチナ子どものキャンペーンの事務所で、中村哲也海外事業チーフに目録を手渡しました。
党北海道委員会の千葉隆委員長と畠山和也元衆院議員は札幌市内で、北海道パレスチナ医療奉仕団の猫塚義夫団長に目録を手渡しました。
各団体は「募金された皆さんの気持ちに沿うよう有効に活用させてもらう」などと述べました。
「調達した乳児用の粉ミルクを何とか届けたい。検問所の封鎖で物資が入れられず物価が高騰しており、現金給付もする」(今井氏)「スタッフたちも避難を余儀なくされ、家族を殺されながらも、ろう学校の生徒のケアを続けている」(中村氏)「近く現地に行き治療をする。私たちはあなたたちのことを忘れていないと伝えたい」(猫塚氏)と活動の紹介があり、共通して「一刻も早く停戦を」と強調しました。
赤嶺氏「企業団体献金やめよ」
衆院憲法審
衆院憲法審査会は30日、自由討議を行いました。日本共産党の赤嶺政賢議員は、政治改革に関わる重大な憲法問題として「企業・団体献金によって、国民の参政権が侵害されている現実をただすことこそ求められている」と主張。自民党の裏金問題をめぐる抜本改革の核心は、企業・団体献金の全面禁止だと強調しました。
赤嶺氏は、憲法前文は主権が国民にあることを宣言し、そのもとで第15条は公務員の選定を国民固有の権利であると規定し、国民個々人に参政権を保障していると指摘。国民個人が支持する政党に寄付や献金をすることは、主権者としての参政権の行使そのものだと主張しました。
その上で、営利団体である企業が政党に献金することは、出せば必ず見返りを期待するものであり、本質的に賄賂性を持つと指摘。「参政権を持たない企業が、巨大な資金力によって政治に影響を与えることは、『カネの力』によって国民の参政権を侵害し、国民主権を揺るがすものだ」と厳しく批判しました。
赤嶺氏は、国民からも企業・団体献金を廃止すべきだという声が高まっていると強調。日本共産党は企業・団体献金も政党助成金も受け取っていないと述べ、「政党は、政治資金を国民に依拠して集めるべきだ」と厳しく批判しました。
自民党の中谷元議員は、改憲のための国民投票法について、国会に設置する広報協議会の規定案の整備を主張。国民民主党の玉木雄一郎代表は「(岸田文雄首相が主張する9月までの改憲は)絶望的だ」と述べました。
衆院憲法審
衆院憲法審査会は30日、自由討議を行いました。日本共産党の赤嶺政賢議員は、政治改革に関わる重大な憲法問題として「企業・団体献金によって、国民の参政権が侵害されている現実をただすことこそ求められている」と主張。自民党の裏金問題をめぐる抜本改革の核心は、企業・団体献金の全面禁止だと強調しました。
赤嶺氏は、憲法前文は主権が国民にあることを宣言し、そのもとで第15条は公務員の選定を国民固有の権利であると規定し、国民個々人に参政権を保障していると指摘。国民個人が支持する政党に寄付や献金をすることは、主権者としての参政権の行使そのものだと主張しました。
その上で、営利団体である企業が政党に献金することは、出せば必ず見返りを期待するものであり、本質的に賄賂性を持つと指摘。「参政権を持たない企業が、巨大な資金力によって政治に影響を与えることは、『カネの力』によって国民の参政権を侵害し、国民主権を揺るがすものだ」と厳しく批判しました。
赤嶺氏は、国民からも企業・団体献金を廃止すべきだという声が高まっていると強調。日本共産党は企業・団体献金も政党助成金も受け取っていないと述べ、「政党は、政治資金を国民に依拠して集めるべきだ」と厳しく批判しました。
自民党の中谷元議員は、改憲のための国民投票法について、国会に設置する広報協議会の規定案の整備を主張。国民民主党の玉木雄一郎代表は「(岸田文雄首相が主張する9月までの改憲は)絶望的だ」と述べました。
井上氏「誰でも通園制度」批判
参院内閣委
日本共産党の井上哲士議員は30日の参院内閣委員会で、「こども誰でも通園制度」が、子どもの安全がないがしろにされかねないと批判しました。
同制度は、親の就労にかかわらず、時間単位で子どもを保育施設等に預けられるもの。「保育」ではなく、「遊びと生活の場」の提供とされています。
井上氏は「全ての子どもたちの育ちを応援するというなら、親の就労要件を見直し、子どもたちに質のよい保育を保障すべきだ」と求めました。加藤鮎子こども政策担当相は「保育の要件を見直すことは困難」と背を向けました。
同制度は、居住地以外の都道府県をまたいだ自由利用も想定しています。井上氏は「具体的ニーズはあるのか」と追及。藤原朋子こども家庭庁成育局長は「利用者からのニーズは把握していない」と答弁しました。
井上氏は、毎回、異なる施設で一時的な利用を可能とする自由利用は、特定の大人との安定した関わりが必要な発達段階にある子どもにとって深刻なストレスを与えること、保育施設における死亡事故が乳児期や施設への預けはじめに多いことを指摘し、「子どもたちの安全をないがしろにするものだ」と批判。保育士の負担も大きいため、「全員資格を持った保育士を配置するべきだ」と求めました。加藤担当相は、同制度は「保育の必要性のある子どもを対象とするものではない」と述べ、保育士以外の人材活用も検討すると述べました。
参院内閣委
日本共産党の井上哲士議員は30日の参院内閣委員会で、「こども誰でも通園制度」が、子どもの安全がないがしろにされかねないと批判しました。
同制度は、親の就労にかかわらず、時間単位で子どもを保育施設等に預けられるもの。「保育」ではなく、「遊びと生活の場」の提供とされています。
井上氏は「全ての子どもたちの育ちを応援するというなら、親の就労要件を見直し、子どもたちに質のよい保育を保障すべきだ」と求めました。加藤鮎子こども政策担当相は「保育の要件を見直すことは困難」と背を向けました。
同制度は、居住地以外の都道府県をまたいだ自由利用も想定しています。井上氏は「具体的ニーズはあるのか」と追及。藤原朋子こども家庭庁成育局長は「利用者からのニーズは把握していない」と答弁しました。
井上氏は、毎回、異なる施設で一時的な利用を可能とする自由利用は、特定の大人との安定した関わりが必要な発達段階にある子どもにとって深刻なストレスを与えること、保育施設における死亡事故が乳児期や施設への預けはじめに多いことを指摘し、「子どもたちの安全をないがしろにするものだ」と批判。保育士の負担も大きいため、「全員資格を持った保育士を配置するべきだ」と求めました。加藤担当相は、同制度は「保育の必要性のある子どもを対象とするものではない」と述べ、保育士以外の人材活用も検討すると述べました。