暇に飽かさたな。

はまやわらかいブログ。

すっげぇひさびさに

2005-06-30 13:32:21 | Weblog
 書いている気がしますね。最近生活が終わってたもので。暑さ疲れかな。
それにしても、最近物理化学の基礎について触れることが多いせいか、そういったことがとても楽しい。元々統計力学は好きだったのでそれの実際への応用例と行った感じで取り組めるのがよいのだろうか。今日は熱抵抗の発生源についてが一番印象的だった。逆格子ベクターGをヒューリスティックに導入して熱抵抗を理論的に正当化するという方法を学んだが、この分野についてはまだまだ未解決問題が多いので、やっていて楽しい。ロマンがあるね。

忙しい

2005-06-21 23:57:08 | Weblog
 忙しい、という言葉を使うと本当に忙しくなると言うので意図的に使ってこなかったが、今本当に忙しいのでこれ以上は忙しくならないだろう。なので使う、という前口上。
 最近は大学の課題に追われ、自分のやりたい勉強ができていない。できれば位相空間→多様体→微分幾何学とやっていきたいのだが、なかなかまとまった時間が取れなくて、ねぇ。

 多様体といえば、先日面白い(?)ことを思いついたので忘れないうちに書いておく。それは、「世界は微分方程式の解を接空間に持つ多様体である」という仮定だ。要するに、ある特徴的な振る舞いをする世界点のまわりでは、それを記述する微分方程式が存在し、それをペタペタ張り合わせていったものが世界である、という解釈だ。これを使えば、ひょっとしたら線型な微分方程式たちから非線形な振る舞いをする解がひねり出せるかもしれない。だとすると、線型と非線形の狭間にある世界を垣間見ることができるのではないか。ちょっとそんなことを考えた。

危うく三日坊主。

2005-06-16 13:26:45 | Weblog
 起きているのか寝ているのか判然としない3日間であった。ブログを全放置して、一日中寝ていた気がする。実験では、友人たちが大腸菌をいじっているそばで2時間爆睡という貴重な体験をさせてもらった。
 
 そういえば、行列クラスをCで作ってみた。足し算とかけ算を演算子の多重定義で実現するところが主眼だったのだが、ここに関しては数日前のブログに書いたような問題が出て、移植性を欠いたものになってしまった。どうにかしたいが、まぁしばらくはこれでいいだろう。

眠い

2005-06-13 03:00:36 | Weblog
 今日は一日中、バイト先でポスターを描いていた。私みたいなめんどくさがりが同じことに三時間も没頭できるとはおもわなんだ。
 世間では「電車男」がブームらしい。家の妹が観にいったとか言っていた。しかし、どうなんだろうね。2ちゃん発大衆映画というコンセプトそのものが日本文化=サブカル的図式を象徴している気がしてならないのだが。いや、イマイチ言い切れていない。というか、2ちゃんねるというアンダーグラウンドを標榜している一大組織で、心温まるエピソードが生まれる。そこまではいい。しかしそれをネタに本屋と映画屋が金をもうけようと画策し、そして成功してしまう世の中なのだ。
 この辺から、日本人像を作り上げるのは短絡だろうか。地下活動とはそもそも大衆文化の対極であり、そこにはいわゆる「金儲け」の要素の入り込む隙はない。しかし、なんでもOK面白ければいいじゃん、な人々の中ではアングラというブランドを消化し自分たちの生活環へと取り込むことすら可能である。このとき、もはやアングラの基本精神は失われ、まさにブランドネームとしてのアングラしか残らない。いまの2ちゃんねるや「アキバ系」と呼ばれる人たちもこの状態にあるのだろう。
 しかし、このような現象を見るにつけ、私はむしろ大衆文化というものに力強さを感じる。自分と価値観の合わぬものをただ排除するだけでなく、(自分たちの価値コードで、にせよ)相手を理解する試みをする。私はこの点において、大衆文化の優位性を見たいとおもう。アングラ的活動は素晴らしい。その価値は認める。しかし、それら散発的な試みを世界中の人々が1%でも吸収しなければ、その試みは無に帰すのではなかろうか。


まだツメが甘いね。もう少し練ろう。
 

C++を

2005-06-11 16:09:21 | Weblog
 勉強している。配列も動的配列もかわらんだろう、と思っていたが大違いであることを思い知らされた一日であった。実は、配列のほうが汎用性があるのではないだろうか。
というのも、クラスの中である配列を動的配列で実現したとする。その際、そのクラスのオブジェクトを生成したときにまず配列へのポインタが定義され、そこに動的配列が(コンストラクタなどで)割り振り、デストラクタで破棄することが多いだろう。このようにすると、ある関数fの返り値がそのクラスのオブジェクトであった場合、実際に返されるのはポインタだけである一方で、fからフォーカスが外れたときにデストラクタが動作し、動的配列本体を破棄する。すなわち、ポインタはようわからんところを指してしまい、誤動作をするのだ。(というか、こうなることに気付かずプログラムしてました。。設計ミス。)
 抽象化するというのは難しいね。

Il n'y a pas tout ce que vous voulez.

2005-06-10 23:43:44 | Weblog
 あちらを立てればこちらがたたぬ。誰もがその時一番必要と思うものを一番大事にするものだ。しかし、その時の私にとって必要なものは3ヵ月後の自分にとって不必要なものとも限らぬ。そのギャップはいかに埋める?わからない。というかわかったらその問は意味を成さない。すなわち、先の問は答えがないことがその存在理由である問であり、その意味では、なぜ甘いものはおいしいのか、なぜヒトは生きているのか、と同じ類のものである。
 タイトルの通り、欲しいものが何でもある場所などない。それは認めようじゃないか。今、自分がそのことによってそこにいることを選んだ理由が、未来の自分にとって承認できるものである限り、そこにい続けよう。それが僕にとってのシャンゼリゼ通りであると思う。

数理情報学の授業中ですが

2005-06-09 13:19:40 | Weblog
 ブログることもあるさ。昨日は日本代表が北朝鮮に勝ってよかったね。私も喜びました。ちなみに、10年後になったらなんのことだかわからないだろうので、補足しておきます。世界ソーラン祭り選手権昼の部です。
 あぁ、ゆずのアルバム欲しい。

近似とは

2005-06-08 23:11:34 | きもいこと
Born-Oppenheimer近似について。あれは、つまるところ「原子核を止めておいて電子ハミルトニアンの固有関数を計算した後、その固有関数で分子の波動関数を展開する→数値的に評価」という流れを持っている。
 今まで、僕の中での近似の捉え方は、○○に比べて大きい・小さいのでもう一方は無視できる、程度のものでしかなかったので、後者の数値的な評価をもってBO近似としていた。ところが、永田先生の話によれば「そもそも原子核を止めておいて電子ハミルトニアンを『計算してみよう』と思える段階が近似の一歩目だ」とのことだ。これはどういうことだろう。

 原子核の質量は電子よりはるかに重い。すなわち、古典的描像ではりんごと地球の関係と同じで、地球を止めてりんごに働く重力のみを考察したことに対応する。そこから、重力加速度、という近似概念を生まれたわけだが、このような概念が成立しうると気付くのは、万有引力の法則の級数展開を第一項で切ったからではあるまい。重いものは動きにくい、という直感がその概念の成立規範だ。すなわち近似できるかどうかを判断し、めんどくさい数値評価にエネルギーを注ぎ込むことが近似の第一歩である、という主張がここに現れる。

 それにしても、これが物理的思考なのかもしれない。数学のみで考えると、「近似というのは数値的にある制度で許容できるもの」ぐらいのもんでしかない。しかし自然科学では、概念の成立において非常に大きなウェイトを近似が持っている。世の中の法則の99%は近似法則である、といっても過言でない(かもしれないとは言い切れないと思われる)。少し賢くなった気がするが、これもきっと丸め誤差程度のものだろう。

熱方程式の解の解析性

2005-06-06 18:25:34 | きもいこと
少し感動した。よーいどんでの熱の分布を連続的にしておくと、わずかの時間の後に分布は解析的になるそうだ。この記事のカテゴリーを「きもいこと」にしておいたが、この事実のほうがよっぽどきもい気がする。
これに関して。熱方程式の場合、熱の伝播は速度無限大で起こる(i.e.⊿t秒後に任意のxでf(x)!=0)のだが、これが要因の一つかもしれない。それと、解析関数ならば最大値の原理が成立するはずだから、初期値としてC上に解析接続したさい最大値を持つ関数を取ったならばどうなるのだろうか。調べてみよう。

暇に飽かさたな。

2005-06-05 23:03:18 | Weblog
本日よりブログ始め。おとといまでの忙しさ(学科公開。変換したら「学科後悔」と出たので少し面白かった)が嘘のようにまったりしていたのでブログをつけ始めることにした。

今日は一日中、Cで代数系クラスをどうしたら実装できるか悩んだ。代数系ほど抽象的なものを実現させるのは難しい。手始めにテンソル代数に限定して、行列演算などなどのクラスを作ってみようと思う。しかし、そもそも離散群と言えばコンピュータの得意技なわけだし、どうにかすれば代数系を抽象クラスで定義できるのかもしれないね。まずはCを覚えなくては。

今日学んだこと---eが無理数であることの証明(Tailor剰余を評価する)