どうもこんにちは偽善者です。
ではなく、今日は埼京線が止まり(池袋-新宿間の線路が盛り上がっていたらしい。電車がちょっとジャンプしたそうだ。機関車Tマスでもなかろうに。)大学に行けなかったので、池袋で途中下車した。 いや、正確に言うと迂回して1時間ぐらいかければ行けない事もなかったのだが、めんどくささが先に立ち、まずは行き付けのマンガ喫茶を目指した。はずだったのが着いてみれば店じまいしていた。残念。
そこで映画を見ようと「新文芸座」に立ち寄ると、小津映画の特集をやっている。昭和初期の邦画は今までその地味さから敬遠していた部分もあったが、まぁやることもないし観ておくか、と相成ったが上演時間が合わずお散歩へ。
そんな時、である。サンシャイン通りの入り口で、いつものように呼びこみをしていた赤十字のスタッフの人が目に入り、ちょうどいいやってことで献血ルームへゴー。
入ってまず感じたことは、「病院っぽくない」だった。いやそりゃあ献血ルームであって病院じゃないんだから当たり前なんですが、雰囲気は郊外のスーパーに入ったマックとかに近いものがあった。座席などは広々していて、噂にたがわず自販機のボタンは常に点灯していて押せばジュースが出てくるし、マンガや雑誌もおいてある。
献血の様子はとても興味をそそるもので。例えば、簡易血液型判定キットみたいのがあって、2種類の液に血液をつけるとそれぞれで陰性or陽性がでて、2x2=4通りの血液型が分けられる!なんてのもあったんですが、それよりなにより献血ルームに行って気づいた事。
献血ルームは、お昼のキャバクラである
いやもちろん献血ルームに足を運ばれる方はむしろ女性のほうが多くて、そんないかがわしい雰囲気はないのですが、雰囲気のレベルではなくて実際のサービス内容に関する類似性を考えるとそうなる気がする。
例えば、赤十字の皆さんはとても愛想がいい。きっと人が好きだから看護婦さんなんかやってるんだろうなぁ、ってのがにじみ出てるような人間愛。血を抜いてもらってる間暇つぶしの世間話かなんかの相手もしてくれるし(ここまで含めてサービスか?と思った)むこうは私の体のことを一番に心配してくれる。「血を抜いたらしばらく動かないで下さいねー」「たくさん水分をとってくださいねー」などと、日頃大きなけがなどあまりしない私にとっては、何やら大病を患ったようですこし嬉しい。(慢性的な疾患持ちの方から見ればひどく不謹慎な話だが)そんなわけで血を抜いた後でも献血ルームでロッテリアのハンバーガーをかじらせてもらった。
そして何より、ナース服である。これなしには語れない。語り得ない。いや違う、語ることの出来ないものだ。よって私はウィトゲンシュタインに倣って口を閉ざすこととする。
とはいえひとつ気にかかることがある。その対価はお金ではなく血である、という点だ。
(えっ、映画はどうだったって?原節子がきれいだった事ぐらいしか覚えてないさ。こっちは1400円ですんだからよかったけど。)
ではなく、今日は埼京線が止まり(池袋-新宿間の線路が盛り上がっていたらしい。電車がちょっとジャンプしたそうだ。機関車Tマスでもなかろうに。)大学に行けなかったので、池袋で途中下車した。 いや、正確に言うと迂回して1時間ぐらいかければ行けない事もなかったのだが、めんどくささが先に立ち、まずは行き付けのマンガ喫茶を目指した。はずだったのが着いてみれば店じまいしていた。残念。
そこで映画を見ようと「新文芸座」に立ち寄ると、小津映画の特集をやっている。昭和初期の邦画は今までその地味さから敬遠していた部分もあったが、まぁやることもないし観ておくか、と相成ったが上演時間が合わずお散歩へ。
そんな時、である。サンシャイン通りの入り口で、いつものように呼びこみをしていた赤十字のスタッフの人が目に入り、ちょうどいいやってことで献血ルームへゴー。
入ってまず感じたことは、「病院っぽくない」だった。いやそりゃあ献血ルームであって病院じゃないんだから当たり前なんですが、雰囲気は郊外のスーパーに入ったマックとかに近いものがあった。座席などは広々していて、噂にたがわず自販機のボタンは常に点灯していて押せばジュースが出てくるし、マンガや雑誌もおいてある。
献血の様子はとても興味をそそるもので。例えば、簡易血液型判定キットみたいのがあって、2種類の液に血液をつけるとそれぞれで陰性or陽性がでて、2x2=4通りの血液型が分けられる!なんてのもあったんですが、それよりなにより献血ルームに行って気づいた事。
献血ルームは、お昼のキャバクラである
いやもちろん献血ルームに足を運ばれる方はむしろ女性のほうが多くて、そんないかがわしい雰囲気はないのですが、雰囲気のレベルではなくて実際のサービス内容に関する類似性を考えるとそうなる気がする。
例えば、赤十字の皆さんはとても愛想がいい。きっと人が好きだから看護婦さんなんかやってるんだろうなぁ、ってのがにじみ出てるような人間愛。血を抜いてもらってる間暇つぶしの世間話かなんかの相手もしてくれるし(ここまで含めてサービスか?と思った)むこうは私の体のことを一番に心配してくれる。「血を抜いたらしばらく動かないで下さいねー」「たくさん水分をとってくださいねー」などと、日頃大きなけがなどあまりしない私にとっては、何やら大病を患ったようですこし嬉しい。(慢性的な疾患持ちの方から見ればひどく不謹慎な話だが)そんなわけで血を抜いた後でも献血ルームでロッテリアのハンバーガーをかじらせてもらった。
そして何より、ナース服である。これなしには語れない。語り得ない。いや違う、語ることの出来ないものだ。よって私はウィトゲンシュタインに倣って口を閉ざすこととする。
とはいえひとつ気にかかることがある。その対価はお金ではなく血である、という点だ。
(えっ、映画はどうだったって?原節子がきれいだった事ぐらいしか覚えてないさ。こっちは1400円ですんだからよかったけど。)