暇に飽かさたな。

はまやわらかいブログ。

自分の価値を知ること

2006-09-23 15:14:01 | Weblog
 小難しいタイトルですが、最後のほうに本当の意味が書いてあります。


 さて、昨日は大学院入試の発表だった。とりあえず第一志望の研究室で通っていたので助かった。そしてその足でサークルに顔を出す。学科で院試お疲れ飲みをその後やります、と聞いていたのでサークル終了後電話をすると、「もう始まって20分ぐらい経ってるんだけど、90分焼肉食べ放題よ、場所は渋谷」while I was at 本郷。それはさすがにいかんだろうと思ったら、「そのあと麻雀するから来ない?」と言われた。麻雀めんどくさいなぁ、と思いそれも断ってサークルのほうの飲み会へ。

 さて、サークルのほうで飲んだ後、なぜか麻雀をすることになった。ついさっき断ったのに。場所は高田馬場だということになり、4人目が少し遅れてくるってことで私以外の二人はいったん家に帰るということになった。なので、しょうがなく一人で先に行って時間をつぶそうと高田馬場駅前をテクテク歩いていた矢先である。


 私の左前方から、少しやせ気味・黒縁メガネ・ヒゲ濃い目の男性が近づいてきた。そして、左手で「パー」を作り鉛直に立て、その手のひらに右手で「チョキ」を作って乗せたのである。


↑こんな感じ。

 私はその時イヤホンをしていて何を言っていたかよく聞き取れなかったのだが、とっさに意味を理解した。




「これは、買われる。」



 人間が視界にカットインしてきたことに驚き一瞬立ち止まってしまったが、とっさにこちらも左手で相手を制するように(ちょうど「ティッシュいりません」ポーズに近いかもしれない)脇を通り抜けた。

 以前から、私は自分が殿方から好意の対象になりやすいことを知っていたのだが、(以前、山の手線内で二度ほど行為の対象になったことがある)このように具体的な金額を提示されるとなんだか不思議な気分になる。女友達で、「これでどう?」と言われて指三本立てられたことがある、という人がいたから、私の場合五千円ディスカウント。(だと思う。)あちらの業界での相場がよくわからない(というかストレートのほうの相場だってよくわからんが)のでたいしたことは言えないが、自分の価値がそうだ、というのを知ったのはそれはそれでいい経験ではなかろうか。もちろん経験はしてないよ。大丈夫だよ。病気怖いよ。


 その後麻雀を打った友人に話したら、ご丁寧に時給換算しようとしてくれた。「いやだってシャワーとか浴びるからさ…」もうやめてリアル。

回るガラス

2006-09-21 00:18:41 | Weblog
 「スピングラス理論と情報統計力学」西森秀稔(岩波)を読んでいる。頭が溶けそうだ。インデックスが三つあり、それらについての和と積を交換しながら積分を鞍点評価して・・・。どこかに抜け道が欲しいです。


 計算命の分野だからなぁ。とりあえず手を動かして計算できることを計算する。逆に言ってどうしてその方法でないと計算できないのかを考える。そういった作業をしているうちに思い当たった。レプリカ対称解とその対称性の破れの関係は、ボーズ・アインシュタイン凝縮という現象に類似している気がする。

 簡単にボーズ・アインシュタイン凝縮(以下BEC)を説明すると、多粒子ボソン系をある温度以下に冷却するとほとんどの粒子が最低エネルギー状態に落ちてしまうという現象だ。この現象、理論的にはものすごい方法で導出される。

1.粒子数を計算する手法が統計力学で確立しているのでこれを使って求めようとする
2.最後まで計算しきれないので近似してみる(離散→連続)
3.近似解は実際を表していないので、実際との差を数学的にいろいろ(といっても漸近解析ぐらいなのだが)調べてみると、状況証拠的にBECが示される

 これをもって、理論物理ではBECの存在を証明したことにしている。論理的には問題があるのかもしれないが、私はとても好きだ。理論には限界があることをわかった上で、その限界を手探りで見つけようとしている感じがするから。


 で、レプリカ対称解とその破れの話に戻るが、レプリカ対称性の仮定というのは、いわば「人工産物」なのである。すなわち、もともとレプリカと呼ばれるものはその名前からわかるようにお互いに等しいもの同士だったのに、それらの状態和(Trと書いたりします。見たことがある人はきもい人です。)および配位平均(スピングラス理論に出てきます。見たことがある人はもっときもい人です)を実行する際にしょうがなく「鞍点法」と呼ばれる迂回路を通る。そうすることでレプリカインデックスについての依存性を持ちうるパラメータが発生し、いろいろと仮定を施してはさらに計算を進めていくことになる。

 しかし、そんな風に計算の工夫≒近似をしていく上で生まれたはずの概念が、実は物理的に非常に重要な「秩序変数」を作り、安定性条件から多谷構造を必要とすることからParisi解を導くきっかけとなった。計算の工夫というのは、それだけで一つのinventionである。見えないものを見ようとする実験をやっているだけでは見えないものもあるのだ。たまたま見つかっちゃうから物理をやっている理論屋、ってのはあまりいないのかもしれないが、そういうのって楽しいかもしれない。


 まだ書きたいことはある気がするのだが、眠い。おやすみなさい。

ズレータなんて、面白い名前のくせに

2006-09-18 22:39:50 | Weblog
 今日はインボイス西武ドームに野球を観にいってきた。西武対ソフトバンク。行くことになったきっかけ、というかほぼ唯一の理由が、うちの妹が「涌井(西武の投手)のフォトブックが欲しいから西武ドームで買ってきて」と奏し給ひしこと。そんなわけで、狭山くんだりまで一人で行って参りました。


 本当は松坂の当番日に行きたかったんだけど火曜日はバイトなので今日行ってきました。無茶苦茶混んでるし。立ち見客とかいるし。それにしても一人で行ったのに「ファールフライ切れろ、切れろ」とか「よーし、4・6・3!」とか独り言言ってる俺のキモさプライスレス。あと、ビールの売り子さんでかわいい娘が来たら飲んじゃおうと思ってたら直後にチューハイの売り子さんでかわいい娘が来てかなり悩んだ。俺の求めるものが俺にもわからん。

 試合の内容については、あまり触れたくありません。ズレータとかいう外人さんにホームランを3本打たれるわけなんてありません。中村がエラーするわ満塁で三振するわなんてことありません。9対2で負けるなんてことは、ありえません。

 っていうか思ったこと。西武ドームは埼玉からよりも東京からの方が行きやすい。だってなんで西に進むために南西に下ってから(戸田公園→池袋)北西に上ってこなくちゃならないんだろう(池袋→西武球場前)。やっぱり東京の交通網は皇居を原点とした極表示が自然なのですね。

筆記試験でした。

2006-09-17 22:03:03 | Weblog
 昨日までサークルの合宿に行っていました。なんかよくわからんが、難しいこと考えずに楽しかったのは久しぶりな気がする。「別れても好きな人」を練習の合間に一人で歌っていたら友達にうるさいって怒られたぐらい奔放でした。


 で、今日は合宿明けの筋肉痛を引きずりつつ某大手予備校の採用試験を受けてきた。アルバイト先生になりたいかー、って言われてウルトラクイズを解く感じ。
 それにしても先月末に受けた大学院の入試よりも問題が解けなかった。落ちたらとても悲しい。きっと教育機関は、金を使わせるところは入りやすく、入らせやすく作ってあるのだろう。逆もまた然り。すなわち

・入りにくいところ・・・大学、予備校の講師側
・入りやすいところ・・・大学院、予備校の生徒側

 とは言え入りやすい飲食店は安く、入りにくいそれは高い。教育というものは薄利多売ができないのだろう。その仕組み上。とすると、もはや学部レベルの教育というのは教育ですらないことになるが、どうなのだろうか。

ザオリク

2006-09-10 17:12:33 | Weblog
 風邪から復活。献血行ったせいで元気を奪われて風邪をひいたなんて死んでも言えない。


 ということで病み上がりのお散歩がてらツタヤに行ってきた。つじあやのx5、aiko x2、木村カエラx2、「破滅へ向かって」by X JAPANと借りてきた。誰か精神分析をお願いします。


 今度、はとバスに乗りに行くという話が上がっている。サイトを見てプランを練っていたら少しテンションが上がってきた。今だからこそ、皇居・東京タワー・浅草なのだ。